教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

21世紀型の教育とは

2010-02-03 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
 例えば、日本で行われている代表的な授業形態といえば、生徒はクラスに分かれて教師の話しを聞き、板書を右から左へ写す。授業はすべて前もって計画されたシナリオ通りに進行し、チャイムによって授業は仕切られます。
 暗記した事項、正解への解放のパターンは試験によって試されるものの、試験によって問われた知識そのものが、将来の進路に直結している感は薄い。したがって、試験後にきれいさっぱり忘れ去られる知識的理解が多い。大量生産の工業時代の教育制度そのものが今も生き続けているということですね。

 それに対して、現在のような知識基盤社会においては、応用できる教養や多種多様なことがら、考え方を柔軟に受け入れ共感していく力、統合していく力、既存の知識からあらたな価値を創造していく力であるといわれています。そうした時代にあわせていくための、もっと時代にあったニーズの勉強法はないものなのでしょうか。

 私がここで述べている勉強法とは、いわゆる書店で販売されている”効率のよい勉強法”という狭い意味ではなく、知識をつけていくプロセス、定着するプロセス、それを応用・統合していくプロセスの在り方自体のお話です。

 そのために漠然と考えているのはインプットとアウトプットに対話的手法(相手がいても個人内でも)が有効と考えており、さまざまな文献などを当たりながら模索している状態です。また、こうした新しい学習手段・方法・在り方を考えるグループなどもつくることができたらいいなと漠然と考えています。それは学校関係者だけとは限りませんね。むしろ企業関係者において経営手法でいろいろ学ばせて頂く機会が最近多くなってきています。

 2010年も1カ月がたちました。上記のように、このへんのアウトプットをうまく出していける1年にしたいと考えています。
 
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