教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

第2回 新人教員研修プログラム

2013-05-02 | 研修・セミナー・講演など
4月30日、第2回の新人教員研修特別プログラムが終了しました。これは、NPO 子供の成長と環境を考える会が主催しています。私は講師として研修を担当しています。

第2回の新人教員研修プログラムは、『教室(クラス)運営の基本』というテーマで8人の先生が参加されました。

まずはお互いに輪になり、簡単な自己紹介や今日のテーマで興味あることなどを述べてもらい、その後、新学年がスタートして担任としてまたは教科担当者としてしなくてはならない仕事やその内容を確認しました。先生の業務は多岐にわたっていて大変ですが、気持ちの備えがあれば余裕がでてきます。

 次のプログラムではクラスの生徒を初めて前にしてどんな所信表明をしたいか考えてもらい発表してもらうアクティビティを行いました。参加者がそれぞれ違う視点を持っており、興味深かったです。そして、年度はじめにありがちな生徒の自己紹介のコーナー。どんな自己紹介をすればマンネリにならずに生徒も楽しめるかといった、皆でアイデアを出し合いました。自己紹介するのではなくペアになって他人にそれぞれインタビューし、他人になりきって他己紹介するなどといったアイデアや、こんな生徒がいるという情報カードを使ってなるべく多くの人とランダムに交流するというアイデアなどが披露されました。

 最後のプログラムでは、最近の生徒はLINEに代表されるようなソーシャルメディアについて扱いました。ITが発達すると、リアルな場で人間関係ができるというより、教員が知らないうちに水面下でいろいろな人間模様ができあがってしまったりします。こういうことへの対応、携帯やソーシャルメディアとの付き合い方やトラブル回避をどうするかという問題を取り上げました。こちらは切実な問題ながら、その実態をつかみ対策を考えるには今回の残された時間では短く、また会改めて考えたい話題となりました。
 ベテランの先生を含め8人の先生方、それぞれに、所信にかえって教師という職業を見直されたのではないかと思います。次回は5月、授業の基本について扱います。
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