教育のとびら

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presented by 福島 毅

つなぎ工房という場づくりを応援

2024-12-09 | お知らせ・広報

フリースペース”つなぎ”が、新しいチャレンジをしています。
(写真(つなぎ工房撮影)は、代表 中村みちよさんのFacebook投稿より)

「フリースペースつなぎ」は、東日本大震災のあと、気仙沼を中心とする地域において、不登校・ひきこもりの子ども、若者たちが安心できる居場所を目指し2013年2月にオープンしました(公式HPより)。

今回、あらたな試みで、つなぎ工房というものをスタートしています。
プロジェクトの詳細については、READYFORのクラウドファンディング『若者たちの働く場「つなぎ工房」をつくりたい!』にあります。

教育と就労というのは、従来だと分けて考えられがちでした。「教育は教育。仕事探しや就労は別」という常識がいままでだったと思います。もちろん就職前に企業がインターン制度をつくったりということもありますが、最近多くの若者が就職してからイメージに合わなかった等ですぐ離職するケースというのも目立つようです。

これとは別の視点で。地方は高齢化が進み、設備は立派でも後継者が見つからずにお店を止む無く断たんでしまうという現象も頻出しているようです。

これらの問題を解決する糸口として、そして教育と就労という部分をシームレスにつないでいく試みとして今回の『つなぎ工房』のチャレンジは、注目に値すると思っています。

フリースペース”つなぎ”では、子どもたちの活動を子どもたちの自主的な話し合いで決定していくという特徴があるということです(代表の中村さん談)。自分たちが納得いくことを自分たちで決めることによって、成功してもうまくいかなくても、それを自分事として捉え、そこからまたスタートすることができますね。学校教育の現場だと、すべきこと、学ぶべきことが与えられ、決まった評価規準で評価され、可能性が限定されていってしまう。

しかし、自分たちで企画しチャレンジしたものこそが、自分への学びのご褒美となって残っていく。今回の工房で言えば、さまざまなチャレンジをしてみて、商売の仕方や経済、地域でのコミュニケーション、事業計画の立て方など、様々なことを自ら学んでいける場ということになります。そしてこれからの時代、安定な仕事が長年安泰で続くというよりも、次々と小規模ながら自分で事業を考え切り開いていく時代に突入します。そうした面でも実験的にリスクも少なくいろいろなチャレンジをできる場というのもが大事であり、つなぎ工房もそうした新たな試みができる場になっているということだと思います。

今回の試み、個人的にも注目していますし、クラファンにも早速協力させていただきました。ぜひ、クラファンページをみていただき、興味ある方は応援してみてはいかがでしょうか?

 

READYFORのクラウドファンディング
『若者たちの働く場「つなぎ工房」をつくりたい!』

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