耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

あっさり君

2019年05月04日 12時33分06秒 | その他

 浦安市に、郷土資料館という施設がある。

 孫達は、展示場に併設された昭和の民家で遊ぶのが、好きだ。

すってんぱれというレストランも、なかなか良い。従業員は

障害者だが、丁寧で心のこもった客扱いだ。

メニューは、アサリ飯が旨い。鉄のCMや「ぶらたもり」でも

有名になった、薩摩屋のアサリの串焼きを買うことも出来る。

注文したら、電話で取り寄せてくれるのだ。 


 郷土資料館のマスコットがあっさり君と言うので、この

串焼きは我が家では、あっさり君と呼ばれるようになった。

孫達は、ここで遊ぶのが大好きだが、あっさり君も喜んで

食べる。

 

 

 今回の長期連休では、いろいろ趣向を凝らしたイベントが

計画されていた。

 今日は、あっさり君だけでなく、チーバ君も出迎えに来ていた。

浦安の海苔を、七輪で焼いて食べたり、駄菓子屋で買い物したり、

べか舟に載せてもらったり、サービス満点。

 

 

       連休の騒ぎをよそに舟遊び  蛙蝉

 

これで半日、子供たちは遊んで、大人はゆっくり座って、時間を過ごすことが出来た。

今日は暑いから昼は、アサリうどんにした。

 

 


ホームページ作り

2017年10月20日 08時01分09秒 | その他
 ホームページ作りに挑戦してみた!

 GOOGLEや yahoo で検索すれば、色んな情報を見る
ことが出来る便利な世の中になったが、自分でnet空間
に情報を発信することは、難しいと思っていた。

 インターネットをうろちょろしている若い衆は、http
とか URLとか、あるいはサーバーとかドメインとか、
年寄りには訳の分からない、近寄りがたい言葉を使って、
身の回りの現実の空間とは別の、Web 空間を行き交って
居る。
 このネット社会に付いていくためには、ネットの仕組み
とそれを表現する言葉を理解することが不可欠だ。

 何よりも、発信する情報が無いと話にならない。
そこで毎週参加している、ブリッジクラブの案内や
活動状況を発信することを考えた。

 お金はないが暇なら売るほど有る老人の特権で、
タダで手に入る知識はnet を検索することだと思い、
初心者向けの説明を探した。
 カタカナの用語を一つ一つ調べてやっと分かった
ことは、 こんなことだった。

 インターネットという通信網の中を情報が飛び
交って居る世界を、Web 空間という。
 Web空間に入るためには、そこに繋がっている
サーバーという大きなコンピュータが必要になる。
大企業ならともかく、個人が自分でサーバーを運用
するのは、費用も手間も大変だが、今はレンタル
サーバーという便利な仕組みを安価に利用できる。
 サービス会社のサーバーの中の小さなスペースを
借りて、そこにネットに公開したい情報を預ければ、
自動的にNet 空間に発信してくれる。

 勿論この公開したい情報は、Web 空間に通用する
html という言葉で、書かれて居なければ成らない。
 日本語のコンテンツを、html という機械語の書式で
記述するのはプログラマーの仕事で、頭の固い老人が
出来る芸当ではないが、有難いことに翻訳してくれる
仕組みがある。
 「ホームページ・ビルダー」などと言うシステムが
有名だが、microsoftのExpressionなら、無料で使える。

 ただ、この使い方が一筋縄ではいかない。
 勿論取説は有るが、書かれているカタカナの用語が、
分からない。しかも相手はコンピュータだから、
決められた手順通りでないと受け付けない。
 要領が悪いこと、この上ない。

 まあ、そんなこんなの挙げ句に取り敢えずホーム
ページが、出来た。

 ちなみに、Web 空間に公開した情報をWebページ
と言い、その入口のページがホームページだが、
Web ページ全体をホームページと言うことが多い。

 かくのごとく、慣れないカタカナ言葉と格闘しながら
公開した、私のホームページを、見て戴きたい。

    http ://www.ucbc.sakura.ne

 「ucbc へようこそ!」で検索しても出てくる。

 色も模様も何もない、すっぴんのままだが、
そのうちもう少し見易く成るかも知れない‼


ガラス拭き

2017年04月23日 10時46分41秒 | その他
 天気が良いので、ベランダのガラス戸の汚れを拭き掃除した。

 実は、私はガラス拭きが得意である。というか、コツが有る。

 道具は、ジョウロと濡れ雑巾と、スクレーパー。



 ジョウロは、網戸の埃を洗い流すために使う。
網戸にたっぷり水滴が付いたら、指ではじいて水を落とす。
下のガラスに水がかかっても気にしない。網戸の掃除はこれで完了。



 次はガラス面だ。
たっぷり水を含ませた濡れ雑巾で、万遍無く拭いて、
ガラス面の汚れを拭き取る。



 ガラス面には、水滴がいっぱい残っているはずだ。ガラス面の
汚れは雑巾でふき取っているので、この水滴は汚れを殆ど含んで
いない。これをスクレーパーでふき取る。



 この時、ひと拭き毎にスクレーパーについた水を、雑巾で
ふき取ることが肝要。



 ふき取り跡が残っても気にしない。また拭けば良い。

 ガラス面の外側と内側を、このやり方でふき取ると、まるで
ガラスが無いように、外の景色がきれいに見えるようになる。

 4面のガラス戸の、裏表の両面掃除して、約20分だから、
楽なもんだ。


麺が好き

2014年03月30日 21時47分36秒 | その他
 麺が無いと辛抱できないと言うことは無いが、嫌いでは無い。


 ラーメンなら、矢張りパイタンスープの長浜ラーメンだ。辛い高菜漬けと
真っ赤な紅生姜とすりゴマとおろしニンニクをたっぷり載せた、下品な味が
堪らない。透き通ったスープの上品な醤油ラーメンはしょうに合わない。
最近は博多天神と言う豚骨ラーメンを食わせる店があちこちに出来ていて、
嬉しい。
 かみさんが出かけた時など、インスタントも時々食べる。カップラーメン
なら世話無いが、少し足りない。卵を入れて鍋で3分茹でて、有ればキムチも
入れて、チューブのニンニクで香りを付ければ、特製ラーメンの出来上がりだ。
 私は外で飯にしなければならない時は、考えるのが面倒なので、親子丼か
湯麺にする。大崎の駅前につけ麺大王があるが、そこの湯麺が美味い。
注文すると手際良く調理してあっという間に熱々が出て来る。テーブルの
おろしニンニクをタップリ入れて、先ずは野菜を掻き分けて麺を引っ張り
出して味を確かめる。
珍 来の湯麺もいけるが、ニンニクが用意されて居ない。それより珍来は
ソース焼きそばと硬焼きそばだ。これを食うと、祭りの屋台の焼きそば
なんか食えた物じゃ無い。
 焼きそばと言えば富士宮の焼きそばは、麺からして違う。シッカリした
腰が有って、肉カスと削り粉と紅生姜を添えれば完璧だ。

 チャンポンは長崎だが、リンガーハットの野菜タップリチャンポンは、
安くて美味い。



 うどんは愛媛と言うが、腰の強いシッカリした歯応えならどこでも美味い。
稲庭うどんなんか最高だ。我が家では昼飯に時々うどんが出る。冷凍うどん
だが結構いける。これも冷凍食品の掻き揚げとワカメと薬味のネギ。熟し
きらない卵をかき混ぜて食う。すりゴマも良いが京都原了郭の黒七味が、
香りが良くて合う。
 若い頃始めて愛知県に出張して、町の小さな大衆食堂で味噌煮込みうどん
に挑戦したことがある。ドロドロした味噌のスープの中の白いうどんが見
えない。その強烈な印象だけ残っていて、味は忘れた。あれならカレーう
どんの方が有難い。

 素麺は、うどんの細いバージョンだと言う説があるが、私は取らない。
あの爽やかな喉越しは、明らかに別の食品であろう。冷麦はどうだろうか。
中途半端な太さでそうめんの真似をしているが、薬味は簡略で、いかにも
間に合わせと言う感じがする。



 蕎麦は信州。千曲川ほとりで食った蕎麦の口当たりが忘れられない。
家で食うのは、冷たいざるそばに手でちぎった海苔を振りかけて、薬味は
ネギとワサビだ。家では蕎麦湯も気兼ね無しに飲み放題なのが嬉しい。
冬は暖かい蕎麦も良いが、歯切れが悪いのは戴けない。10割でなきゃと
言う人もいるが、つるりとした舌触りも中々である。大磯の東海道沿で
御殿蕎麦と言うのに出会ったことがある。真っ白いそばだ。そば殻だけ
でなく胚芽まで落とした蕎麦で、味も上品だ。もう一度行きたいが中々
叶わない。先日那須で食ったおろしそばは高かったけど美味かった。
大根のピリッとした辛さが絶妙だ。伊豆の修善寺温泉で食った冷やし
タヌキ蕎麦も忘れられない。天かすとワカメの他にタップリの水菜の
シャキシャキ感は、我が家では出せない。



 きしめんは新幹線名古屋駅ホームの立ち食いしか印象に無いが、
あの幅広鰹節とネギを思い出す。



 ほうとうは冬の食べ物だ。ゴルフの帰りに、甲州街道沿の水車が
目印のほうとう屋によく行った。かぼちゃの他に色んな味のほうとう
が有るので、それを一つづつ頼んで、皆で少しずつ食うのが楽し
かった。ほうとうが出来る迄、山菜をツマミにビールで反省会である。

 ビーフンも麺の仲間だろうか。あの独特の食感は東南アジア系の
味付けに良く合う。小さい頃はよく食べたが、最近は余りありつか
ないな。

 イタ飯は余り食べないが、スパゲティなら、ペペロンチーノである。
ニンニク味だけの汁多めの素スパゲティが良い。ワインと合わせれば
気が利くんだろうが、そう言う教養は持ち合わせて居ない。



新年のご挨拶を申しあげます

2014年01月01日 09時24分09秒 | その他

 旧年中のご厚誼を深謝し、又一年のご昵懇を切にお願い申し上げます。

 この一年は、各地で「これまで経験したことのないような」とか、「観測
史上初の」という形容詞が付く異常気象が続きました。皆様には、竜巻や
ゲリラ豪雨、台風などの被害に遭われなかったでしょうか。
国内の政治・経済の情勢や、近隣諸国との軋轢も気になりますが、その
辺は現役の各位にお任せせざるを得ません。

 ひるがえって私自身は、狭い地域社会の中ではありますが、極めて
密度の濃い一年でした。

 1月から、ポンプ場の発電機の運転立会いを始めました。大雨が降ると
呼び出され、昨年は9回出動しました。
 6月に、住んでいるマンションの管理組合の理事になり、設備を担当
することになりました。7.5万㎡の敷地全域と12階建て14棟の建物の、
電気・上下水道などのライフラインが対象で、照明のLED化や分電盤の
更新、地震で破壊されたマンホールの補修などを手手掛けさせて貰い
ました。自分の知識や経験が役立つ場があることは、嬉しいものです。

 タイガースは珍しく頑張っていましたが、終盤息切れしてしまいました。
ゴルフの主役も、松山英樹に移ったようですがまだ存在感が薄く、テレビ
を見ながら食べようと用意したヒマワリの種は未だに沢山残っています。

 管理組合の仕事の合間には、相変わらずブリッジとゴルフを楽しむ
生活でした。ゴルフの比率が少なくなったのは、成績の落ち込みが原因
でしょうか。

 このところ暫く、近くの順天堂病院の泌尿器科と整形外科に通って
いましたが、「医療否定本」の影響もあり、医師に申し出てキッパリと
縁を切りました。風邪も病院に行かず、気合いで直しました。1か月
掛かりましたが。

 正月に品川の東海七福神を歩いたのと、娘からマイルをもらって
出雲に旅行したのが、昨年の特筆事項です。

 お金が無いことを除けば、皆様のおかげでとても楽しい、充実した
一年を送ることが出来ました。

 本年もよろしく、お引き立ていただけるようお願いいたします。


     好物の千代呂木小肌で子等を待つ
     平ならば凡が何より老いの春
     身の丈の幸せ祈る初日の出
     孫が来る箱根駅伝連れて来る  蛙蝉






風邪を引いた

2013年11月08日 15時20分37秒 | その他
 この歳になると自分の風邪のパターンが、大体分かって来る。

 喉の奥がチクっとして、鼻がシクっとなり、肩がヒヤッと感じたら、
危険領域である。そのまま直ちにあったかい布団に丸まって寝たら、
大事に至らない。しかし殆どの場合、そうは行かない。歩き回ったり、
出掛けたり、大酒食らったり、そんな日常の行為が致命傷で、立派な
風邪が出来上がる。

 私の風邪は、寒気がして鼻水と痰がズルズル出て、そのため咳が
止まらない。鼻が詰まるので口が乾く。
こうなると、どんな薬を飲んでも行くとこまで行かないと治らない。

 熱を出して布団にくるまって、ウンウン言いながら一晩じっくり
寝汗をかいたら、快方に向かう。クシャミが出だしたら、いい方向だ。
鼻水が止まらず、声がかすれていると重症のようだが、気分が良く
なっていればもう峠は越えている。日常生活に復帰出来る。

 風邪の症状を抑えるには、私には総合感冒薬のPL-1が効く。
しかし、最終的には一晩じっくり寝汗をかくまで治らないから、最近は
医者に行くことも薬を飲むのもしない。寝るための時間は売る程有るん
だから。
 今回は那須温泉での合宿中に発症したから、帰るまで持たせるため
薬を飲んだが、帰ってからも少し無理したので、結局最初からやり直し
になった。



 そして、今日はゴルフの予定をキャンセルして、一日寝て居る。
本来は本を読んだりTVを見たりせずに、じっと寝ているのが一番だが、
残念ながらそこまで人間が出来ていないので、布団の中にiPAD持ち込んで、
これを書いている。

どうだ、これこそ老人の特権だよ。



日本シリーズ

2013年10月31日 09時05分05秒 | その他
 野球を見る楽しみは、一球毎の戦略や駆け引き、それに応じた選手の
動き、その結果の確認にあると思う。TVでの観戦は、アナウンサーの
説明と解説者のコメントも楽しめる。

 球場に出掛けて見る実戦は、これとは違う楽しみ方が有る。座席の
位置にも依るが、球種などの細かいところは分からないものの、TVでは
映らない全選手の動きが一望できるし、観客も含めた球場全体の雰囲気は、
現場で無いと味わえない。


 ゴルフは少し違うと思う。プロの試合をゴルフ場に見に行っても、
同時にいくつものホールを見ることはできない。やはり、TVで見るのが
一番だと思う。




日本シリーズで、2勝2敗になったと言う。面白くなってきた。

しかし贔屓のチームが出ていないと、ただニュースとしての結果だけしか
興味を引かない。


 来年こそは、頑張れタイガース!

肉離れ

2013年03月05日 08時27分13秒 | その他
土曜日に、若いつもりで階段から飛び降りたら、左足のふくらはぎが
ピキッと音を立てて、肉離れを、やってしまった。

 その日は友人と食事のやくそくがあったので、肩の腱板損傷で貰って
いる湿布を貼って、痛い足を引きずって飲みに行った。帰りに友人が
買ってくれたテープを、かみさんに貼って貰った。

 湿布だけでは無く、テーピングで随分楽になった。踵が固定されて、
爪先を上げる動きが抑制されるので、ふくらはぎの筋肉を伸ばす事が
少なくなって、痛くならない。

 肉離れは始めての経験なので、面白い。

 ビッコという言葉は差別用語だそうだが、私の故郷では、チンカタン
と言っていた。つま先をあげないように、体を左に向けて左足を前に
出す動きは、まるで脳梗塞で半身不随のような動きで、これこそ
チンカタンである。

 今日は一日足を使わずに安静にしていたので、回復は早いと信じて
いるが果たしてどうであろうか。

 月曜日になったので、本日、高洲整形外科に行って来て、レントゲン
を撮って大過無い事を確認し、超音波を当てて、テーピングをして
もらった。

 医者は、優勝を狙わない親睦ゴルフでカート付きなら、できるだろう
と言っている。

 要するに、大した事は無いということだ。

  しばらく怪我人のふりをして大事にして貰うのも良いかも
知れないな。




肩の腱板損傷

2012年12月04日 16時40分42秒 | その他
 肩を痛めて近くの順天堂に通っている。
 消炎鎮痛剤と注射で痛みが改善しない。

 腱板損傷の恐れがあるとのことでMRIで調べることになった。
阪神の金本が痛めた肩がこれである。

 順天堂の設備は予約が詰まっているとのことで、八重洲まで
出掛けた。両肩で12,000円、片方だと7,500円だとのこと。保険
を使ってこれだから、かなり高額である。

 MRI(核磁気共鳴画像)は、超音波電磁石による強力な静磁場
の中でスピンの方向が揃った、体内の水素原子を高周波の電磁波
で共振させ、定常状態への戻り方をコンピュータで解析して画像化
する技術で、断層写真が得られる。骨よりも柔らかい筋肉などの
組織の様子が見えると言われる。

 検査着を持参したら、節約できた洗濯代をチャリティ募金する
というので自前のティーシャツに着替え、電磁石のトンネルの中に
ベルトで縛り付けられた半身を閉じ込められ、工事現場のような
強烈な騒音を浴びせられる。そのためヘッドフォンでジャズ編曲
されたビートルズを聞かされたので、いつの間にか居眠りをして
いた。

 検査時間は約30分で、その後10分ほどで結果が出た。
 肩をスライスした断面が20枚位写っているA3 程のフィルムを
6枚ずつ渡されて、病院に持って行けと言う。



 見てみたが、残念ながら素人には何も読み取ることはでき
ない。順天堂の医者は、ちらっと見て「腱が少し痛んでますね、
関節唇にも損傷が見られます」。予想していた結果だからだと
思うが、相変わらずロキソニンの湿布を継続することになった。

 順天堂でX線撮影したときは、パソコンのビュアーで見せて
くれた。さすがに最近は画像も電子化されているな、と感心
したものだが、MRIの結果が銀塩フィルムに出力されているのに、
改めて驚いた。



 未だに、両肩とも肘を肩より高く上げると痛む。
 痛いからといって動かさないと固まる、と脅されたので、
毎日30分のヨガ体操で少しずつ肩を動かしているが、あまり
進展はない。困ったものである。

 ただ、不思議なことにゴルフのスウィングには、何の支障も
ない。先週は昔の仲間のコンペで、ドラコン2つとニアピンを
取り、3位になった。

 これじゃ、なかなか同情して貰えそうにないな。


高校野球

2012年08月23日 17時49分17秒 | その他
 高校野球が終わった。

 春夏共に同じ高校が決勝を戦い、大阪桐蔭が連勝した。
 光星学院は、3回連続で準優勝だという。

 高校野球は教育の一環だとか、いろんなことが言われているが、
オリンピックと一緒で綿密に対策を練って徹底的に鍛え上げたところ
が、順当に勝っているような気がする。そういう意味では意外性が
なかったと思うが、やはりプロ野球と違うヒタムキさは随所に見られた
と思う。

 地元出身の選手が少なく野球留学生中心の構成が多いとか、不祥事の
影響とか、応援席の様子とか、高校野球ならではの話題も、面白かった。



 TVの野球中継を見ていて、つまらないことが気に掛った。
画面に投手の球速が表示されるが、気を付けて見ていないとすぐ消えて
しまって見逃すことが多い。TVだけかと思ったら、野球場でもスコアボード
の球速表示がすぐ消える。投手がどれだけ速い球を投げたのか、また、
打者がどんな速球と勝負したのか、確認したいのは私だけだろうか。

せめて、次の投球までは表示しても良いのでは、と思うが、如何なものか。

高浜虚子

2012年07月22日 13時54分01秒 | その他
 図書館で見かけたので、虚子の句集を借りてきた。

 高浜虚子は、ホトトギスで花鳥諷詠を唱えた俳人で、近代俳句を確立した
と言われている。
 ホトトギス同人の伯父から、俳句は感情を詠うものではなく、見たままの
自然を575にまとめて詠むものだと教わり、若干の窮屈さと違和感を感じた
ものだった。
 しかし、今回初めて虚子の俳句を読んで、ホトトギス俳句に対する見方が
変わったように思う。

 まず驚いたのは、著名な俳人が極端に嫌う、字余りの破調の句が多いと
いうことだ。

   白牡丹といふといへども紅ほのか
   春潮といへば必ず門司を思ふ
   元旦の門を出づれば七人の敵


あたりは、字余りと言えども、あまり不自然さは無いが、

   怒涛岩を噛む我を神かと朧の夜
   書中古人に会す妻が炭引く音すなり
   凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり


などは、字余りというより、もう短詩の世界であろう。

 数年前に、柿田川のきれいな水に鮎が泳ぎ、それを狙ってカワセミが集まり、
それを撮影するためにカメラを持った人が集まっている様子を詠んだ、

   柿田川梅雨の晴れ間に水も魚も鳥も人も 蛙蝉

という句もそんなに異端でも無いという気がする。


 また、花鳥諷詠を超えて人の気持ち・思いを読んだ句も多い。

   命かけて芋虫憎む女かな
   秋風やとある女の或る運命
   敵といふもの今は無し秋の月
   虚子一人銀河と共に西へ行く
   去年今年貫く棒の如きもの


 やはり私は、自分の句を通して、自分の考えを述べたいと思う。

   孫と夏この人生の絶頂期
   食い初めや男雛と並べいつの日か
   佳きことを老母に話して小春かな
   来年もこの赤き花送りたし
 
    蛙蝉


今年のタイガース

2012年07月16日 12時20分33秒 | その他
今年のタイガースは終わった。

いや、もうとっくに終わっていたんだが、今夜改めて確認し
今後は勝っている試合しか見ないと、決心した。

戦犯は城島だ。木戸のあと矢野がチームの要を勤めていたが、
その矢野を追い出して城島を高い金で買って来たフロントは、
もっと罪が重い。

新監督の和田は、そこそこ頑張ってはいるが所詮新監督だ。
選手の替え時が決断出来ない。


ランナーが出たら必ずバント、盗塁は狙わない、3ボールに
なったらどんな良い球でも見送る、ピッチャーが2ストライク
取ったら次は必ず1球遊んでボールを投げる、いずれも定石通り。

もっと意表を突く色んなことやらなきゃ、ブヨブヨに金太り
した茹で蛙は、浸かっているぬるま湯が危険な温度迄上がって
きていることを理解しようとしない。

 高給を喰むロートルや外人を切って、思い切って若返りを
図らないと、球団恒例の内紛が、そろそろ始まるぞ。

煩悩に悩む

2012年05月29日 15時00分22秒 | その他
 昔ある同僚に、「どうだ良い正月が来そうかい」と
聞いたことがある。
「いやー、やり残しが一杯あって大変だ」という答え
がくると思っていたら、「ウン、何とかなりそうだ」と
言われて、驚いたものだ。ただカッコ付けただけ
だったのかも知れないが、なんと欲の無い奴だと
思った。



 私は欲が深いんだろうか、満足を知らないん
だろうか?
 面白い仕事がしたい、金が欲しい、旅行やゴルフの
ような贅沢な遊びに打ち込みたい、何より、人に
「凄い!」と言われたい、まるで煩悩の塊である。


 年金を受給する歳になって、何とかメシが食えて、
頭を使う時間つぶしや体を動かす遊びが出来て、
時々孫達に遊んで貰って、カミさんには怒鳴られ
ながらも何とか一緒に暮らしているし、この上何を
望むのかと言われそうだが、満足できない。


 上を見たらキリが無いよな?

 そろそろ自分の限界をわきまえた方が良いのかな。

 足ることを知らない欲に追われて、今日も煩悩に
悩み続ける。

     かくなれば寒さも恋し夏に入る  蛙蝉

 寒い時は早く暖かくならないかと思い、少し暑く
なったらなったで文句を言う。



 人は悩んで大きくなる。現状に満足したら進歩は
ない。

 とはいうものの、そろそろ枯れても良いのかも
しれない。

鍼治療

2012年05月10日 16時30分49秒 | その他
 孫たちと芝生で追いかけっこしていて、勢いよく走りだした
ものの体の動きに脚が着いて行かず、見事にすっ転んでしまった。
頭から突っ込むところをかろうじて肩で受けて、柔道の受身の
ような形で一回転したが、強打した左肩が痛む。痛いながらも
腕を動かすことは出来るので、骨に異常はないようだ。
 
   椋遊ぶタンポポの野を子と走る
   子と走り無様に転ぶ老いの初夏  蛙蝉


 一週間経っても痛みが治まらない。町の整形外科に行っても、
どうせ電気だ湿布だと時間がかかる理学療法に延々と付き合わ
されるだけなので、鍼に行くことにした。

 自宅の近くに「まなぶ鍼室」という治療院が有って、昨年末に
腰痛を治してもらったことが有る。同時に二人治療できる小綺麗
な一室で、施術師の中年のおじさんが一人で鍼を打ってくれる。

 前回は初めてということもあってか、腰と足首と肩とあちこち
やってもらった。脚に打った鍼に電気パルスを流したり、灸を
すえてくれたりした。(聞くと普通の千年灸だとのこと)
市役所でマッサージ券を貰って来てから、電話で予約した。

 浦安市では高齢者支援課と言うところが有って、65歳以上の
「高齢者」が請求すると、一回千円の補助が出る「はり・きゅう
・マッサージ等施設利用券」を1年分で24枚発行する。

 鍼は何度かやってもらったことが有るが、なかなかにスリルが
ある。注射と一緒で鍼を刺す痛さは怖くないが、つぼに届いた
ときのあのズクンという響きは刺激的だ。多分神経の先端あたり
に触っているんだと思うが、部位によって響き方に大小が有る。

 今回は左肩に、2回に分けて打ってもらった。1本打つ度に
ズクン・ビクンと来て、20-30本を刺したまま、数分安静にして
いる。多分肩は針山のように成っていたんだろうが、自分では
見ることができない。動くとあちこちがチクチクするからだ。

 鍼を抜いた後、どうですか、と言うので肩を動かしてみたら、
確かに可動範囲が広がって痛みも少し和らいでいる。
 ここは1回の治療が5千円だが、マッサージ券を持ってきた
老人は割引で2千円でやってくれる。

 また、脚や腰でお世話になることだろう。


鯨の思い出

2012年02月22日 10時18分02秒 | その他
 老母の顔を見に、帰郷した。

 3年前にも買ってきたが、50年前の貧乏生活を共に過ごした弟が、お土産に
塩鯨を買って来てくれた。



クジラの赤身の塩漬けである。ご丁寧にも真中に白い筋が入っている。
グリルで焼くと、噴き出てきた塩で真っ白になる。昔はこれでお茶漬けを食べた
ものだ。
筋のところは固くて噛みきれず、チューインガムのようにいつまでも口の中に
残っていた。




 この他にも、あの頃はクジラをよく食べた。


小学校の給食では鯨の竜田揚げが出た。脱脂粉乳の牛乳とコッペパンと、
そして少しお金を出すと赤い色の肝油ドロップ。これが給食の思い出だ。

 大和煮缶詰は今でもスーパーで売っているが、魚屋でオバイケ(尾羽毛)
を買って来て甘い酢味噌で
食べたものだ。尾の身は尾びれの付け根の霜降り肉で、現在でも最高級
部位で、当時は手が出なかった。

クジラの軟骨は、今でも松浦漬に入っている。

 当時ベーコンと言えばクジラに決まっていた。白い脂身の外側にわずかに
赤身が付いていて、そこが食紅で赤く着色されている。酒の肴に持って来い
だが、我が家では今は持ち込みを厳禁されている。
 長女がお腹にいるときにかみさんにこれを食べさせたところ、つわりで受け
付けずそれ以来、目の敵だ。

 確かに塩鯨も焼くときにかなり癖のある匂いが出る。私には懐かしい匂い
だが、慣れない人には刺激が強いかもしれない。パックの中にあと3枚残って
いるので、かみさんの目を盗んで、こっそりと郷愁に浸りながら食べることに
しよう。