耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

デジタルな生活

2014年09月08日 08時12分34秒 | 都会の人たち
 私の友人は、同世代か先輩が殆ど。

 従って、PCやモバイル機器に不慣れな人が多い。携帯電話すら持たない
と言う人もいる。所謂デジタルデバイドである。
こう言う人達に連絡するには、一々この人には、Eメールは届かないけど
携帯のショートメールは見れるとか、家の電話じゃ無いとダメとか、
ケースバイケースの対応が必要になる。

 私は新しいものが好きなので、便利な道具は使うようにしているのだが。



 PCはデスクトップの大きいのを使って居る。家に居る時間の大部分は、
その前に座って居る。テレビはニュースと野球の他は殆ど見ない。ただ、
世界遺産シリーズやNHK特集などのドキュメンタリーとクラシック音楽
番組は、PCに録画して暇な時に見ている。

 その他にiPADとスマートフォンを使って居る。PC宛のメールもその両方に
転送して居る。

 iPADはWiFiでNETに接続しているが、自宅ではBedで使うことが多い。
外では、WiFiが使える娘たちの家だけでしか使わない。
何せ野球が無い時は20時には就寝して、4時頃目が覚めるから、かみさんに
怒られないように時間を過ごす為には、iPadが最適で有る。
このようなブログの原稿も、iPadからEvernoteに書き溜める事が多い。

 自宅以外では専らスマホである。これは料金の関係でWiFiを使わない
ようにして居るので、携帯電話回線でNETにつないで居る。外で時間が
有る時は、結構重宝して居る。電池切れが心配なので、外付けの充電式
バッテリーを常時携帯して居る。緊急事態で帰宅できなくなったら必要
になる、と持たされているのだ。


 SNSは、3つを使い分けて居る。

 まとまった文章で、考えて居ることや近況を書くのは、ブログである。
耳順庵日記と称して居る。発信はPCから。

 家族間の情報交換はTwitterである。iPadを使うことが多い。
Mixiのアカウントも持っているが、最近は使わなくなった。

 そして、今ここに居るよとか、こんな事が有ったとか、タイムリーな
情報発信は、Facebookである。

 何れも写真を多用して居る。

 最近の若い人達のように、LINEや写メに耽ったり、ゲームや音楽に
ハマることは無いけど、老人の割りには結構デジタルな生活を送って
いるのでは無いだろうか。


電球の話

2014年09月05日 09時39分57秒 | 都会の人たち
 マイケル・ファラデーの「ロウソクの科学」という本がある。

 ろうそくの炎をきっかけにして燃焼の仕組みや化学反応を
易しく説明する、中高生向けの科学入門の手引き書で、私も
昔読んだ。
優れた科学啓蒙書は、国内にも寺田寅彦の地震の本や中谷
宇吉郎の雪の話、などがある。



 定年退職後、小さな商社の手伝いをしたことがあるが、
そこで電気の話をせがまれたことがあった。
 直流と交流、直列と並列、オームの法則、弱電と強電、
接地と感電、発電所から家庭のコンセント迄、電気を使った
照明、などを中学生でも分かるようにパワポにまとめて、
一時間で話した。
 文科系の人達には、身の回りのありふれた事象であり
ながら、利害に大きく影響を及ぼす影響が無い話なので、
新鮮だったようで好評だった。



 今回、住んでいるマンションの役員をすることになって、
LED照明の導入や電気設備の点検などに関わる中で、
電気の常識を忘れている人達と話をすることがあった。



 電球の話はどうだろうか。
 白熱灯の構造とスイッチを入れてから明るくなるまでの
現象、電気抵抗の温度変化、タングステンの特徴、白熱灯
と水銀灯と蛍光灯とLEDの違い、受電設備の仕組み、
ブレーカーの役割、電気料金の方式と節電対策、避雷針と
接地・・・

生活に密着した現象だけど、細かいところに突っ込ま
なくても何とかなる。
関心はあるけど、よく解らない。目には見えないけど、
電気って不思議だ。


磁石の話、摩擦の話、圧力、引力、ニュートンの3法則
など力学の話も面白そうだ。



考えてみたら、文科系にも面白い話は沢山有りそうだ。

 経済の話、歴史の話、政治、詩歌、法律など、何となく
見過ごしているけど、掘り下げると面白そうな話題は尽きない。


    梨葡萄秋刀魚新蕎麦秋は来ぬ
    秋冷に毛布被りて二度寝かな 蛙蝉





男のTPO

2014年07月02日 13時00分48秒 | 都会の人たち
きらめく太陽、エレキギターの咆哮、ポテチと冷たいビール、
夏の砂浜、ナナハンバイク、ホットパンツのギャル、かき氷、
ソース焼きそば、湘南海岸



ミラーボールのきらめき、そぼ降るこぬか雨、サックスの忍び泣き、
チョコと甘いカクテル、黒いリムジン、チャイナドレスのミセス、
メロンとバナナ、カツサンド、有楽町



ガード下の赤提灯、冷たいみぞれ、藤圭子の恨み節、焼鳥と梅割り焼酎、
最終電車、割烹着、熟柿とみかん、豚骨ラーメン、新橋



小春日和、モーツァルトのセレナーデ、てっちりと熱燗、新幹線、
和服姿、ライチと桜桃、握り寿司、銀座




domino ピザ

2013年09月11日 12時34分21秒 | 都会の人たち
 domino ピザに恨みはない。

 しかし、domino ピザのチラシを請け負った会社と、そのチラシを
郵便受けに入れる仕事をした奴に怒りを感じる。



 郵便物のように丁寧に入れていけばまだ許せるが、手早く配る
ために、ちらしを丸めて入れていく。数枚たまると、郵便受けの
中がグチャグチャで一杯になって、本当に必要な手紙やはがきが
紛れてしまって分からなくなる。

 ポスティングと称して、娘も内職にしているし、かみさんも若い
頃あちこちの団地に配り歩いていた。
 一戸建ては郵便受けがあちこちに有るし歩く距離も長いから大変
だけど、集合住宅は、特に大規模マンションは効率が良いから楽だ、
と言う。働く機会が少ない主婦の、小遣い稼ぎには良い仕事かも
しれないが、最近は若い男もやっていて、迂闊に文句言おうもの
なら殴られそうで怖い。

 住民側はピンクちらしはお断りと掲示したり、郵便受けの隣に
ちらし置き場を用意したりして、自衛しているが、配る方は
お構いなしだ。



 domino ピザに恨みはない。
しかし、チラシの配り方だけで、絶対にこんな物、食わないぞ!
と、私のように怒っている人は多いはずだ。





ダフナリング

2013年08月15日 09時47分01秒 | 都会の人たち
 松山英樹が米プロゴルファーの間で、話題になっているようだ。

 残念ながらゴルフの腕前で、では無い。
全英オープンでは予選同組だったミケルソンが優勝した。ブリジストンオープン
ではタイガーウッズと同組になって話題になったが、そのタイガーが優勝した。
そして、全米プロである。予選同組だったジェイソン・ダフナが初のメジャー
制覇を成し遂げた。

 そう、松山と一緒に回ると勝てる!と言うジンクスが出来ようとしている。



 ジェイソン・ダフナと言えば、ダフナリングが流行っているようだ。
 イベントで小学校の授業に借り出されたダフナが、足を投げ出して座っている
スタイルを、ゴルフ業界人が一斉に真似をし出したのである。




 何にしても話題になると言う事は好い事だ。

 石川遼はCMで話題になっている。松山も、もっと幅を広げないとただのゴルフ馬鹿
にしかなれないだろう。



畳の上で死にたい

2013年07月29日 14時15分57秒 | 都会の人たち
 ボケ防止の秘策は、キョウヨウとキョウイク、だというのを何かで
読んだことがある。

「教養」や「教育」ではない。今日用が有る、今日行く所が有る、
である。

 幸いにして、今のところ「用」にも「行くところ」にも事欠かない。



 若い時にはもう少し効率よく行事をさばいていたような気がするが、
何に付け作業効率が悪くなっているようだ。WORDやパワポの資料
作りにも、はるかに時間がかかるようになった。毎日やってるわけ
ではないので、ペースを掴むまでに時間がかかる。

 暇になったら見ようと、PCに撮り貯めているTVの録画も、見る暇が
無いので2TBのハードディスクが溢れそうになっている。

 どうしても時間が余る時には、歩いて5分の図書館に行って週刊誌を
読むのも有りだし、興味ある分野の本を予約しても良いが、既に読み
たい本がベッドサイドに山積みになっている。




 最近興味を持っているのは、近藤誠氏と中村仁一氏の本である。
医者に殺されない47の心得

今月は、電車に乗ろことが多かったので、読書が進んで、3冊も読む
ことができた。

  

 更に図書館に予約しているのは、次の4冊である。人気があるのか、
数十人の予約待ちがある。

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」 中村仁一
「どうせ死ぬなら「がん」がいい」  中村仁一/近藤誠
「がん治療で殺されない七つの秘訣」  近藤誠
「余命3カ月のウソ」  近藤誠



 これまで漠然と、「人は臨終が近くなると救急車で運ばれて、
病院で死ぬもの」という最近の風潮はおかしいな、と思っていた。
 これらの本を読むと、人間は年を取ると老化が進みあちこち
不具合が出始め、無理に延命策を取らなければ苦しまずに自然
に死ぬことができるものだ、という考え方が繰り返し出てくる。
 寿命が尽きようとしている老人に延命策を講じることは看取る
側のエゴであり、もうじき死ぬ人に苦痛を強いることになる、
と言う。

 医者は治療をすることが仕事であり、義務であり、生活の糧
であるから、具合が悪い患者が目の前に居れば、治療せざるを
得ない。だから患者が若くて治療の意義がある場合は別だが、
天寿を全うしてもう治療など必要としない老人は医者に診せない、
という選択肢は合理性があると思う。




 昔の年寄りは自分の家で、家族に看取られながら自然に死ぬ
のが普通だった。私の祖父も、私が大学生の頃自分の家で死んで、
親族皆んなが見届けた。

 昔は「畳の上で死にたい」と言うと、外で野垂れ死にをしたく
ない、という意味だったと思うが、今や病院ではなくて、自分の
家で死にたい、という意味になってしまったのではないだろうか。



医者に殺されない47の心得

2013年05月22日 15時32分35秒 | 都会の人たち
 「医者に殺されない47の心得」という本を買った。
近藤誠という慶応病院の医者が書いた本だ。著者は、従来のがん治療に反論を展開し、
医療情報の公開を主張している異端の医者である。



 新聞に「ロスト・ケア」という推理小説の広告が出たので、近くのショッピングセンター
に買いに行ったが、まだ入荷してません、というので、近くに積んであった本を買った
のが、これである。

 筆者は放射線科の医師で、がん放置療法という独自の考え方を展開し、菊池寛賞を
受賞している。
 この本によると、本物のがんは、発見された時には既に全身に転移しているはず
だから、手術は愚かどんな治療も間に合わない。必ず死に至る。だから、何もしない
ほうが良い。
 日本人のがんの9割は、病院で治療するほど、命を縮める。放っておいたほうが
元気で長生きできる。がんで苦しんで早死するのは、がんのせいではなく、不必要で
有害な「がんの治療」のせい、と言い切る。

 そう言えば元気な人が、検診でガンが発見され、入院したらそのまま帰って来な
かった、という事例は多く見聞する。最近がん死した何人かの歌舞伎役者も、病院に
行かなければ、長生きしたに違いないと思われる。


 ガンだけではない。病気の9割は医者に掛かったからといって、治るわけでも、
回復が早くなるわけでもない。そして副作用や後遺症のリスクはとても大きい、
という。

 一般に信じられている健康法についても、異議を唱えている。コレステロール、
体重を減らしてはいけない。血圧140は高くない、脂っこいものを食べて、1日2合
の酒を飲み、コーヒーをたくさん飲むのが良い、と。



 私は、近くのJ病院の泌尿器科に1年半通わされた。

 あるときちょっと飲みすぎた。その夜、尿意で目が覚めたが、トイレでいくら
頑張っても排尿できない。翌朝酒が抜けたら元の戻ったが、又苦しむのは嫌
なのでJ病院に行った。
 今後良くなる事はないが、悪化を防止するために薬を飲み続ける必要がある、
として「フリバスOD錠」という薬を毎日飲むよう、更に薬は一ヶ月分しか処方
できないから、毎月受診するように、申し渡された。
 半信半疑ながら言い付けを守ったが、症状は良くも悪くもならないので、この本
を読んだあと2週間ほど服用を止めてみた。案の定、何も変化はない。検査の結果
も却って良いくらい。思い切って、医者にもう止めたい、と申し入れた。

 医者は、「飲み続けるよう強くお勧めしますが、そう仰るんなら仕様がありません」
と、最後は引き下がった。
 結局私は、治療を受けた、というよりデータ取りのための、試験台になっていたの
ではないだろうか。いやそんなことはあるまいが、そんなことを感じさせる幕切れで
あった。

 右肩が痛くて、手が上に挙がらないので、これもJ病院の整形外科に通っている。
これも処方される湿布薬を貼れば、メンソールが利いて気持ちは良いが、痛みは
良くならない。手術という手もありますよ、と医者は言う。しかし考えてみれば
もう歳なのだから、あちこち痛くて当然であろう。痛くて可動範囲に制約はあるが、
日常生活に大きな障害が有る訳ではないので、このまま痛みを墓場まで持って
行っても、それもまた人生ではないだろうか。

 この間に、左足ふくらはぎの肉離れをやったが、これもテーピングして湿布薬を
貰っただけで整形外科を1回受信したら、治ってしまった。


 骨折したとか、包丁で手を切ったとか、病院を頼りにしなければならない場面は
有るだろう。しかし、医者に掛からなくても、いや掛からない方が良い事の方が多い
ような、そんな気がしてきた。
 退職してから、風邪で病院に行ったことはない。一晩暖かくして寝汗をビッショリ
掻けば、大体乗り切ることができるからだ。

 このまま、枯れる様に死んで行ければ、理想的ではないか。



 その後「ロスト・ケア」という推理小説は買うことができた。市立図書館で借りよう
と思ったが、数百人の待ち行列だったので、自腹を切ることにした。

 家族や回りの人達に多大な迷惑と負担を強いている、認知障害がある要介護老人達
を対象とした大量殺人事件というテーマが時流に乗っていて、面白かった。高齢者の
死亡事例を統計処理して、傾向を分析して犯人を絞り込むという手法も目新しかった。



       生き続けるということが、どういう意味を持つのか、
      考えるべき年齢に近づいて来たのかも知れない。



認知症

2013年03月14日 11時11分59秒 | 都会の人たち
 老母の誕生日が近づいた。

 例年のことだが、フラワーギフトのネットサービスで、カードを添えて花を贈った。



 残念ながら、母はこのカードを読めない。見ても、認識できない。
でも、母の世話をしてくれているホームの職員さんに対する、家族は忘れてないよ、
というメッセージにはなるだろう。

 私の母は、認知症だ。グループホームに入居して10年になる。
今は、要介護度4の重症だ。




「認知症は水で治る!」という本を読んだ。



 「水で治る」という、素人受けを狙ったようなセンセーショナルなキャッチコピーは、
眉唾臭い感じがするが、、本の中で言ってるのは、水、栄養、運動、排泄で体調を
管理するという、至極当然の話であった。


 書いてあったのは、大まかに次のようなことだった。

・認知症は、脳の病気というより、認知の障害で、慢性混乱症とも言うべき症状のこと。

・認知とは、認識と理解と判断の力のこと。
  認知に必要な要素は、意識と注意。興味や関心が無くなると認識しようとしなくなる。

・物忘れは生理的な記憶力の低下、生理的なボケで、正常な老化現象。認知の障害とは
 全く別。

・認知の障害という症状の、原因を排除したら、治る。
  それは、孤独、寝たきり、トラウマ、精神的ショック、重病、体調(水、栄養、
  運動、排泄)

・体内の水分が不足すると、意識に障害が出る、





 母は、元々社交的で物怖じせず、人付き合いが良かったが、父の死後、とても活動的に
なった。

 ホトトギス同人になり、俳句・俳画を良くした。吟行を兼ねて、あちこち旅行もしていた。
近くのプールに通い、泳ぎ続けた。蕗の佃煮や鰯の糠味噌炊き、チリメン山椒などを作って、
いつも送ってくれた。書道教室に通い師範の免状を取った。市民大学の常連で、市民音頭を
踊りにハワイまで行った。社交ダンスを習い、毎年競技会で踊った。フラダンスを習得し、83歳
の時に孫の結婚式で披露した。

 なんでこんな人が認知症になったのだろう?

 この本には、答えはなかった。




政治とは 政治家とは

2013年02月27日 10時35分58秒 | 都会の人たち
 昔の政治家は、偉かった。いや、偉い人が居た。

 今の政治家に、公僕という意識が有るだろうか。私利私欲とは言わないまでも、
党利党略に走り、選挙人の方は見てても、純粋に国民、国家を論じているとは
思えない。


 いや多分国民新党にも言い分があるはずだ。
今のままでは次の選挙に負けるという危機感だけではなく、国のあるべき姿を
実現する手段を模索しているに違いない、と思いたい。
そうであるなら、HPやブログを持ってるんだから、堂々と主張を公表するべきだ。
しているって? いや私のところには何も届いていない。隅っこでボソボソ
言っても誰にも分かって貰えないよ。

 いみじくも麻生某が言った。まだ何もやって無いのに、と。そう、何も出来て
ないのに株価と為替が急騰するのをバブルと言う。バブルは何時はじけても
おかしく無い。そんな自民党に擦り寄ろうとした根拠を示すべきだろう。
郵政族からの支持が得られないから選挙で負ける、ではあまりにも節操がない
話だ。

 政治家や教職者や医者は、職業とは言え、自分自身より大切にしなければ
ならない事があるはずだ。もっと大きなものが。
会社の経営者とは、そこが違う。だから、先生と言われる。

 今一番優先される課題は何か、きちんと整理出来ているとは思えない。
震災復興、領土紛争、エネルギー政策、社会福祉、教育、重要課題は山積み
されて居る。
議席が無ければできないことも多いだろうが、まず何をやるべきかが明確に
成らないと、票も集まらないよ。

 民主党もマニフェストでは、美味しそうなことを沢山掲げた。
 個々に見れば、例えば原発対策とか議員定数見直しとか、文句を言いたい
ことが沢山有るが、自民党も政策綱領として課題を明確にしている。

 国民新党は、郵便局長の票集め以外に、何をやろうとしたのか。

 所詮、選挙では究極の選択を迫られる。政治課題に対する公約で選別する
のではなくて、立候補者の中から人の選別しか出来ない。

 衆愚政治がうまくいく世の中ではなかろうが、もう少し民意を集約できる
仕組みを考えるべきではなかろうか。

 それぐらいの技術は既に確立されていると思うのだが。



遺言 その1

2013年02月04日 21時17分11秒 | 都会の人たち
歌舞伎の役者が、また、ガンの治療で殺された。

テレビに出ないけど、同じように病院で早死している人は多いと思う。
ガンで入院したら、殆どの人がそのまま帰ってこない。何もしなければ、
苦しまずにもっと長生きできたのではないかと思うと、居た堪れない。
少なくとも私は、ガン検診を受けるつもりはないし、病院でガンの治療を
受けるつもりはない。

自然に、与えられた寿命を全うできればと思っている。

これは遺言のつもりだ。

どちらが悪い?

2013年01月25日 11時36分57秒 | 都会の人たち
 日本は法治国家であり、何事にもルール・規則がある。

 道路交通法に違反すると警官の判断により、罰金を喰らう。
しかし、60kmの道を60kmで走って捕まることはないし、高速でも
110kmまでは問題ない。

 要するに、法を施行する担当者の裁量なのである。
この裁量が幅を利かせ始めると、中国や韓国のような、汚職や
袖の下が横行する社会になる。



 今、近くのJ病院に通っている。泌尿器科と整形外科である。
泌尿器科では、尿の出は改善することはないので、症状が悪く
ならないよう死ぬまでこの薬を飲んでください、と毎月一回の
受診を言われている。診察といっても、「変化はないですか、
また薬を続けてください。」とホンの数秒の話だけなので、
2-3ヶ月に一回の受診ではだめですか?と聞いたら、規則で
1ヶ月以上の処方はできないことになってるから、毎月来て
くださいとのこと。

 整形外科に行ったら、痛み止めを飲んで、暖かくなるまで
様子を見てください。一日2回、朝夕の分の薬を1ヶ月分出して
ますが、夕方だけにして2月後にまた来てください、だった。

 なんかお巡りさんに、スピード違反を見逃してもらったような
気分がした。

謹賀新年 賀正!

2013年01月01日 12時28分14秒 | 都会の人たち
 新年のご挨拶を申しあげます

 旧年中のご厚誼を深謝し、又一年のご昵懇を切にお願い申し上げます。

 又々、波乱の一年が過ぎ、新しい年が巡って来ました。
世の中の目まぐるしい動きを超越して、老妻と二人で茅舎に隠る生活にも、
それなりの出来事が有りました。

 早々にタイガースが消え去り、石川遼もゴルフ場以外の話題ばかりで、
テレビはもっぱら朝の連ドラと動物番組でした。むしろ図書館から借りた
本を読む時間が増えました。

 市内のブリッジ例会に毎週参加したり、元同僚達と出ている会社対抗
試合など、ブリッジが余暇の多くの部分を占めるようになりました。勿論、
かみさんのお供で買い物に行くことが優先ですが。

 昨年も、孫達を中心とした家庭生活でした。可愛い子供の成長を見る
のは至上の楽しみです。
 上の男の子達には、学校や幼稚園が忙しいので、休みの時しか遊んで
貰えませんでした。5月の連休に鬼ごっこをしていて転んで痛めた私の肩は、
まだ治っていません。
 新生児のベビーシッターと称して、孫の顔を見に行くかみさんのお抱え
運転手として、しょっちゅう次女宅に通いました。

 悪いところが無いのが負い目でしたが、近くの順天堂病院の泌尿器科と
整形外科に毎月通う、立派な病人になってしましました。暮れには両肩の
MRI検査を受けました。重篤な状態ではありませんでしたが。

 年来のギックリ腰と、両肩の腱板損傷でゴルフはさっぱりでした。

アルバイトのため、久しぶりに勉強して危険物取扱者試験に挑戦し、
免状をゲットしました。自慢というより、恥をかかずに済んだ、とホッと
しています。

 近場ですが花見を4回、仲間内ですが忘年会も4回。春秋のブリッジの
合宿旅行と、これは結構楽しんでますね、私も。


一年の不首尾を悔いて煤払い
賀状書きつつ想はるる故郷の老母
衣を正しまずは干柿若水茶
歳の数餅を喰らひしこともあり  蛙蝉


 今年も、家でPCに遊んで貰う日々が多くなりそうですので、あまり
お金のかからない遊びには積極的に参加したいと思っています。

よろしくお引き立てをお願いいたします。
                       2013年元旦
                       浦安市 山口雅行

素人の失敗

2012年12月04日 15時20分45秒 | 都会の人たち
 マンションの大規模改修で、ペンキを塗り替えるので、ベランダを
片付けることになった。
 植木類は娘たちの家に配分し、残りは室内に取り込んだ。

 エアコンの室外機を移動できるようにする必要があるが、業者に
依頼したら3,500円だと言うので、DIYすることにした。






 エヤコン室外機につなぐホースを格納するダクトを、コンクリート壁
に固定して居るネジを外そうとしたら、錆び付いていてネジ山をなめて
しまって回らなくなった。



 NETで調べたら、色々書いてあったがドリルでネジの頭を切り取るのが
一番のようだ。
浸透潤滑剤を吹き付けて一晩置くと良いとも書いてあった。

 こういう作業はプロの作業員はこともなくやってのけるが、素人がやる
と必ず失敗する。必要な道具も無く慣れてないくせに、いい加減にやる
からだ。
 今回もズボラをしたから、力が入らずネジ山を潰してしまった。足場を
確保して、ちゃんとした工具を使わないとうまく行かないのである。

 結局、改めて脚立とCRC556とドライバーセットを用意して、気合を入れ
直して何とかやっつけることができた。



 なんでもそうだが、プロは最適な道具を活用し、蓄積した経験を活用
する。素人は下手な上に手抜きをしようとするからうまく行かない。


医療事務の電子化

2012年10月01日 15時08分28秒 | 都会の人たち
 今年の4月末に、転んで左肩を強打した。痛みが止まらないので先月レントゲン
撮ってもらったら、肩甲骨の脱臼だと言われた。その時、右肩も痛いと言ったら、
こちらは年令による腱板の硬直でしばらく抗炎症剤を飲むように、とのことだった。

 最近は医療の世界も事務の近代化が進んでいるようだ。
レントゲン写真の映像も電子化されていて、診察室の机上のPCの高解像度の
ディスプレーに表示されていた。データの持ち運びはSD-Cardだという。

 整形は患部のスケッチが有るせいか、カルテは未だに手書きだが、処方箋は
電子化されていて医者が診察しながら入力している。


 診察室を出て、次回の再診予約日程をメモしようとスマートフォンを取り出したら、
「それは止めませんか、病院ですよ」としたり顔で声をかけてきた奴がいた。どうも
電車の中の携帯電話と間違えているらしい。

 ちょうどその時に事務員に呼ばれたので、その場を離れたが、あやうく喧嘩する
ところだった。
 念のため総合案内で、院内でスマートフォンの使用を控えなきゃいけない理由が
あるか?と聞いたが、当然のことながらなんの問題もない、と言っていた。

 正確な知識もないのに、あやふやなエセ常識を振りかざす、鼻持ちならない奴は多い。
この間の韓国や中国の主張もそれに近いのではないだろうか。

夏風邪

2012年07月04日 23時10分00秒 | 都会の人たち
 孫の風邪を貰って、老夫婦が二人ともダウン。


 数年来調子が悪かった前歯がポロッと抜けて、口の中に隙間風が吹いてる。


 四月末に痛めた左肩は未だに痛む。ゴルフには支障がないから同情されないけど、
冷えると痛むのでこの暑い中左肩だけ毛布を二枚掛けて寝ている。


 今日は歯医者を予約していたが、キャンセル。明日のゴルフも断った。
朝起きて夜寝るまで、一日中寝て居る。


 かみさんも絶不調で寝てるので、家の中は静かだ。


 この際いつも読めない本を読もうと、枕元に積み上げているが、ページを開いても
頭に入らない。同じところを何度も読んでいる。

       鬱々とページを繰りて夏の風邪  蛙蝉

 食べ物の買置きが無くなった、と言ってる。米も底を付いたとか。
地震対策の非常食でも出して来るか。

 すぐそこの見えるところにスーパーが有るので、五分も歩けば買いにいけるのに、
家を出られない。そう言えば、ヒゲも剃って無いし風呂にも入って無いなあ。
勿論、酒にも手が出ない。


   こうやって負のスパイラルの中で孤立死するんだろうか。


 あったかくして、一晩ガアーっと寝汗をかけば風邪なんか飛んで行くんだ。
明日はシャワーを浴びて髭剃って、パジャマを脱いで外に出よう!


やらなければならないことが沢山ある。へこたれてる暇はないぞ。