耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

人は死んだらどうなるか?

2017年01月01日 19時32分14秒 | この頃思うこと
人は死んだらどうなるか?

母の忌中につき、少し調べてみた。
(http://manjizo.jugem.jp/?eid=31)

 キリスト教では、人は死ぬと直ちに天国に召される
ことになっている。浄土真宗では往生即成仏だから、
亡くなった人は直ちに極楽往生する、と考える。
 それ以外の仏教では、人は死後、極楽浄土を目指し
「冥途の旅」が始まるとする。

これを中陰と言い、亡者の中陰の旅では、7日毎に
鬼達に苛められながら、色んな大王の裁きを受ける。
毎度の裁きで、合格すれば直ちに極楽浄土に行くし、
落第だったら地獄行きが決まる。
決まらない亡者はまた「冥途の旅」を続け、次の裁きを
待つことになっている。


 葬儀の後の7日間は、鬼に追い立てられて死出の
山越え。
金棒で撃ち殺されても、また蘇えり追い立てられる、
まさにバイオハザードの世界だ。これを超えると一七日。


 2週目は、7日7晩かけて三途の川越え。


そこで大王の盗みについての裁きに、下界の遺族の
追善供養が届けば助けてもらえる。

 次の7日間は、業関超え。
超えると邪淫の罪の審査、つまり不貞について裁かれる。

 4週目は、7日7晩かけて灼熱の業江越え。ここで、
生前のウソについての聞き取り調査。

 五七日は愈々、閻魔帳による閻魔大王の裁き。

ここでも地獄の際の金輪際で、家族の追善供養が届けば、
許される。

 6週目は、大岩が流れる大河超え。これを渡ると、
三本の道を選ばされる。

 最後の7週目は、胎道のような闇鐵所を抜けたところで、
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道から、選ぶ
ことになる。
 四十九日目に、残された遺族による法要によって、
良い道を与えられる。

 そして、満中陰を迎え、亡者は仏になって、極楽浄土に
到着する。


 神式では死後50日目を「五十日祭」として祭るし、
浄土真宗でも死者のためではなく残された信者のため
亡き人から仏様の教えを聞かせていただくのが中陰だ
としている。

 だから、遺族はせめて50日程度は、死者の事を思い、
行いを謹んで善行を積め、というのが昔の人の知恵では
ないだろうか。

十王経物語絵図(冥途旅行絵物語)参照
 http://www2q.biglobe.ne.jp/~kamada/juo.htm

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1 コメント

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Unknown (崇仁)
2017-01-01 20:04:19
私の仕事の都合で3日が五七日です。
am10時から約30分です。
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