耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

日本橋散策

2022年04月21日 17時59分30秒 | 都会の風景

忙中、閑を求めて日本橋散策。

 

高島屋に車を止めて、すぐ横の日本橋玉ゐで昼飯。

昭和28年に建てられたという玉ゐは、古色蒼然とした日本家屋で、

本橋のルの谷間で異色を放っている。

 

穴子は、ふんわりとした柔らかい「煮あげ」と香ばしい「焼き上げ」

とが選択でき、大・中・小と大きさも選べる。

今日は、大きな穴子と小さなめそ穴子を食べ比べる「背比べ」を食べて

みた。年寄りには少し量が多めだったな!

 高島屋は、新館を建て増して、二棟になっていたし、隣にはお茶の

山本山や、マニアックな紙をそろえている灰屋などごちゃごちゃした

商店が、まとめて高層ビルになってしまった、ビルが建ってしまった。

 

 

大正時代に火事になったデパートの女性従業員が飛び降りることが

できず、女性が下着を着用するきっかけになったと有名な白木屋が、

昭和42年に東急百貨店に変身し、さらに今はコレド日本橋に建て

替わっている。

 

寅さんの啖呵に、「焼けのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて

食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないヨときた。角は

一流デパ-トの赤木屋黒木屋白木屋さんで、紅白粉つけたおねえ

ちゃんから、・・・」というのを聞いたことがある。

この日本橋交差点の近くには、赤木屋というチケット屋があったが、

黒木屋という店があったかどうかは、知らない。

 

コレドビルと日本橋の間に「ふとんの西川」の大きな店があったが、

日本橋再開発でもう取り壊して工事中。隣の野村證券の茶色いビルも、

壊すのかな?

  

 

某都知事が、高速道路を地下に埋めて、日本橋の景観を取り戻すと

息巻いているが、橋両側の欄干に、異常な存在感を誇る銅鋳物の

照明塔を、再デビュウさせようということか。

   

橋の車道の中央には「日本国道路元標」があり、昔は東海道はじめ

色んな街道の起点になっていた。今も7つの国道は日本橋が起点と

されている。

  

 

南東詰からすぐのところには[日本橋船着場]があり、観光船が

どぶ川の中を運行されている。ちょうど下を通過していたので、

上から手を振ったらみんな喜んでた!

三越デパートは日本のデパートの先駆けで、日本橋の主人公だと

思う。玄関のライオンには娘たちも跨ったことがあるし、歴史的な

装飾も多い。

  

三越の裏手に、日本銀行本店があり、筋向いに貨幣博物館がある。

  

警戒は厳重だが入場は無料でゆっくり見学できる。入り口には手

荷物のX線チェック機のほかに男女5人が居たし、展示室には

警備員が二人巡回していて、さすがにお金が有り余っているのが

良く分かる。

八重洲~日本橋エリアでは無料の巡回バス「メトロリンク日本橋」

が約10分間隔で運行している。帰りは疲れたから、車を預けた高島屋

まで、これに乗った。

  

ああ、疲れた、だけど歩いたのはやっと6千歩!

 

     これもまたお江戸日本橋春霞 蛙蝉



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