耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

保全と言う仕事

2018年09月14日 11時31分37秒 | この頃思うこと
 今は、住んでいるマンションの設備の維持管理の仕事をしているが、
現役時代はメーカーで物を作って売る仕事をしていた。


 物作りに熱中していた時にも、保全性に気を使わない訳ではなかった
けど、今ユーザーとして物を修理し長持ちさせようとする立場にいると、
保全と言う仕事の大切さを身に染みて感じている。

 昨日は、外灯に電気を送っている地下ケーブルの絶縁抵抗を計測し、
絶縁が劣化している個所を探して、修理する作業をした。




今日は、受水槽の水を抜いて中を清掃し、ついでにボールタップを
交換する作業に立ち会った。



今、壁面塗装工事の5年目点検で業者がベランダを見に来ている。

 世の中では、道路や橋や建物の劣化対策が問題になっているが、
我々の身の回りでも保全して寿命を延ばすか、更新するか考え
させられる場面が多い。

 自動車は、車検制度で定期点検が義務化されているが、家電製品は
修理するより買い替えることが多い。 

 こんな使い捨ての風潮は、これでいいんだろうか?

 作る人、売る人も大切な仕事だが、点検・修理して寿命を延ばすことも、
大切であろう!



孫たち

2018年08月18日 08時07分30秒 | この頃思うこと
 孫たちは、じいさんは馬鹿だ、と思ってる。

 婆さんも、親たち-私の娘たち-も、私を馬鹿にするから、
子供たちはそうだと信じてしまう。

 中一は、あのじいさんはちょっと侮れないなと、最近
感じだしたみたいだが、小さい子供は本気で信じてる。

 公園や買い物に私と二人で出掛けた時は、私が近くに
居ないと慌てて探す癖に、私のことを自分の手下だと
信じてる。



 だが私は気にしない。
どこかの偉い人みたいに、自分より下に威張ろうとは、
思わない。そのうちにきっと分かるはずだから。

 分からなければ、そいつは、アウトだ。

扇風機

2018年07月02日 10時51分47秒 | この頃思うこと
 扇風機を買いに行った。

 夏の夜、私のベッドの裾から風を送っていた縦型の扇風機が古くなった
ので、掃除をする代わりに、昨年処分したのだ。
そろそろ、熱帯夜で寝苦しくなったので、新調することにした。

 電気屋に行って、びっくりした。DCモーター搭載という謳い文句が、
あたかも高級品であるかのように並んでいた。

 我々昔の電気屋は、直流機と言うと、ブラシのカーボン電極の黒い粉と
絶縁体のマイカの粉が思い浮かぶ。
直流機は、電車の駆動用に多く使われていた。電圧を替えると速度制御
できるので、電車の床下に大きな抵抗器を並べて、運転席のレバーで電圧を
切り替えていた。

 これまで扇風機の駆動には、交流の汎用モーターを使うのが常識だった。
回転数は、(電源周波数×120/極数)で決まるが、安い扇風機は2極だから、
50Hz地域では毎分3000回転に決まっている。だから速度切り替えも不自由
だった。


 勿論、今の扇風機が使っているDCモーターはブラシレスだから、
インバーターで自由自在に速度制御している。それも、超微速から細かな
制御が可能になっている。首振りも左右だけでなく上下にも動くから、
室内をくまなく舐め回す。
 クーラーを弱めにして、体に直接風が当たらないようにこの扇風機を回すと、
とても快適である。

 おかげで何とか、今年の死にそうな酷暑を乗り切れそうである。


最近の将棋

2018年05月21日 11時26分56秒 | この頃思うこと
 又、藤井颯太が勝った。これで7段だと言う。



 藤井に強い井上一門4人目の船江六段は、趣向を凝らして
棒銀戦法で臨んだ。
棒銀は初心者が最初に覚える、基本的な戦法だが、最近のプ
ロ棋戦では不利だと評価が決まったようで、殆ど見かけない。



 最近藤井の将棋もよく見るが、大山、中原、米長などの
昔の将棋と、指方が変わってきている。

 棒銀は、攻めるための戦法だが、昔はまず王を囲った。
居飛車なら矢倉、飛車を振ったら美濃囲い、一番固い穴熊
など、まず守りを固めてから、戦闘が始まる。



 Abemaで名人戦第4局を観戦した。

 最近は、AIの影響が大きいのか、居玉のままや、せいぜい
一つ動かす程度で戦いが始まることが多い。

 飛車・角は、遠くから睨みを効かすものだと言われ、飛車先
には銀、角の筋には金を繰り出す、と言われたものだが、
最近は、角交換して筋違いに打ったり、飛車で横歩を取って、
そのまま中原で動き回ることも多い。

 桂馬の高跳び歩の餌食、とは、初心者が最初に覚える格言だが、
最近は桂馬が良く跳ぶし、桂香は守りに使うと同時に、有効な
攻め駒になっている。

 歩を突いて王様を金銀で守って位を張るとか、悠長なことを
言ってる間に飛び道具で荒らし回る方が話が早いようだ。

 定跡や流行りの戦法はどんどん変わってきている。
 羽生がAIを使い出した頃は、まだ参考程度だったが、今や、
プロ棋士がスマホでカンニングするほど、AIも強くなっている。

 しかしプロ棋士が、何時間もの持ち時間を使い、悩む姿は
やはり絵になる。



機械がいくら強くても、スポーツの面白さは、変わらないのと、同じだ。



戦争放棄

2018年04月24日 11時53分45秒 | この頃思うこと
 日本の憲法は、特殊なんだろうか?

 基本的人権、戦争放棄、主権在民。この3つは日本の憲法の基本原理
だとされているが、この原則は、日本固有なんだろうか?

平和主義=戦争放棄 は、正しいのか?

自己防衛は、暴力か?

国家は軍隊を持つべきか?
軍事力は、周辺の他国との関係を保つために、使われる

秩序を守るため、警察力は必要だと思う。違法者を取り締まる武力を
持たせても良いだろう。だが、軍隊は違う。
他国の軍隊との戦闘を目的にしている。やくざの武力抗争と同じ


 しかし、「人民の人民による人民のための政治」を叫んだリンカーンは、
南軍と戦った司令官だった
「自由・平等・友愛」というスローガンで勝ち取った資本主義は、
暴力革命の成果だった
マルクス・レーニン主義は、暴力革命を志向している。

人類の歴史は、全て戦争によって書き換えれてきた。



 独立国家に軍隊は必要か?
難しい問題である!





謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2018年01月01日 07時22分14秒 | この頃思うこと
 2017年の我が国は、盟主アメリカに負けず劣らず、
小池モリカケなど政治は混迷の極にあり、付け込むように
北の小国が迷走し、情けないニュースが続く中で、将棋界
だけは勢いを取り戻した年だったようです。

 しかし、七回目の年男となった私には、多くの交友に
恵まれ、楽しく忙しく遊び歩いた一年でした。花の季節
にはあちこちの花見、熱海の桜や潮来の菖蒲も見に行き
ました。
神社・仏閣・景勝地の見学にかこつけて、うまい蕎麦屋と
造り酒屋の試飲を探したり、国会や官邸や製鉄所の勉強
までも。

 住んでいるマンションの役員の仕事は、要領が分かって
きたせいか、仕事の後の仲間との懇親会と、どちらが
メインか、分からないような状態です。

 肩を痛めて、ゴルフはリタイヤしたものの、市内の
老人たちに交じって、パークゴルフにはまった年でも
ありました。

 金曜と土曜は相変わらず、コントラクトブリッジです。
今年は、我がブリッジクラブのホームページを自作して
みました。下記URLからご覧いただき、ご意見を
いただければと思っています。
UCBCにようこそ!

 二年前に手術した白内障の後遺症で眼科医に通った他は、
お医者さんに縁のない一年でした。寝る時間は有り余って
いるので、風邪も気合で治しました。
 しかし、気が付いたら、運転免許の高齢者講習を受け
なければならない歳になっていました。何とかクリアする
ことが出来ましたが、年齢を自覚して安全運転を心掛け
ようと自戒しています。

 また、この正月も孫たちが来てくれることになって
いますし、近場の七福神巡りから遊び始めようと、
思っています。

    本年もよろしく、お引き立ていただけるよう
   お願いいたします。

      また一年呑んで遊んでもう一年
      書き初めもSNSになりにけり
      天災も人災も無い年よ来い    蛙蝉




鍼治療

2017年12月18日 17時03分40秒 | この頃思うこと
 朝、椅子に座って新聞を読んで、立とうとしたら腰に痛みが走った。

 2-3日前から腰に違和感が有ったので、又、ギックリをやったか
と思って、今年2回目のに行った。
全身に鍼を打って額にお灸も据えて気持ち良くなったが、いろいろ話を
聞かせてもらったのが良かった。

 ギックリというより、ふくらはぎの筋肉の張りによる反動が腰に
来ている、とヒラメ筋を押してくれて、ずいぶん楽になった。
自分でも5秒押して離す、を繰り返すと良い、と指圧の仕方を教えて
もらった。
更に、歩く前・歩く途中・後に、アキレス腱を延ばすストレッチを
すると良い、とも言われた。

 もう一つ、マウスの使い過ぎで右手が腱鞘炎気味なので、ここも
鍼を打ったが、左手に変えたらどうか?と言われた。慣れるまでは
大変だが、右脳を刺激することにもなって、良い。とのこと。

やはり、年相応に、体全体にガタが来ているようだ。

後発白内障

2017年11月15日 10時19分54秒 | この頃思うこと
 眼鏡屋の勧めにより、右目の黄斑上膜の手術をしたことは、
既報の通り。
その折、合わせて白内障の手術も実施して貰った。

 手術後、外を歩くときは裸眼でも殆ど支障無かったのに、
最近違和感が出てきた。眼鏡屋で検眼してもらって眼鏡の
提案を貰ったが、どうも眼の見えかたが安定していない気
がしたので、暫く様子を見ることにした。

 手術後に作った眼鏡をかけても、右目が殆ど見えてない
ことに気が付き、再度眼鏡屋に行った。色々調べた結果、
「術後1.0だった視力が今は0.3になっている。眼鏡で対処
できる、近親・遠視・乱視の範囲を越えているので、出来る
だけ早く、眼科医に行った方が良い。それも手術したところ
が良いだろう」と眼鏡屋が言う。
 半信半疑ながら眼医者に行ったら、後発白内障だと。
レーザーで焼くと視力が戻るので今からやりますか?と言う。

 騙されたと思って、やることにした。
 ベルトで頭を固定して、赤い光線を10発ほど眼の中に照射
した。
 瞳孔を開く目薬を差したので、眼の調子がおかしいけど、
会計してる時も何となく、見えるようになっている気がした!

 こんな即効性の有る治療があるとは、びっくり。

 水晶体の後ろの袋の細胞が増殖して、眼が霞んで来るのが
後発白内障で、発症するのは10%程度とのことだが、こんなに
簡単に治るとは、夢にも思わなかった!

 それにしても、眼鏡市場は恐るべし!

先日検眼してくれた女性の言うまま眼鏡作らなくて良かった。

術後、見え方が安定してきたので、改めて眼鏡を作ることにした。
今度は、新聞が読めて戸外で景色も見える、遠近両用にした。
これで、一日中眼鏡をかけたままで過ごせる。

 眼鏡をかけたり外したいの煩わしさから、開放された!




葬儀に想う

2017年11月14日 09時33分11秒 | この頃思うこと
 親しい友人が亡くなった。
先日の通夜では多くの参列者が、別れを惜しんだと言う。

 46歳の働き盛りだったから、仕事の関係者は多かった
だろう。フランクな人柄で地域活動に積極的だったし、
遊び友達も沢山居たから、別れを惜しむ人は多かったと
思う。

 昨年は、私も二人の母を見送ったがいずれも家族葬で、
参列者は数人だったから、対照的である。



 思うに、通夜を含む葬儀の行事は、一体何なんだろうか?
誰のために行われるんだろうか?

 大切な家族を失った身内は、故人との思い出の中で
悲しみに打ちひしがれて居るはずなのに、それを忍て
多くの参列者の相手を強制される。

 葬祭のために隣近所の人手が必要で、その為に日頃の
付き合いを欠かしてはならなかった時代とは異なり、
今は何もしなくても、自動的に機械的に葬儀は終わる。

 多くの参列者は、故人の遺徳の象徴であるかも知れ
ないが、遺族にとって迷惑では無いだろうか?
 参列者は、別れを惜しむことより、自分と故人との
深い関係を誇示するために来て居ないか?

 故人を偲び、故人との関係を自慢したい人達は、
遺族達の悲しみの場とは別に、送る会を持てば良い。
 私が現役の頃の上司が亡くなった時には、そうした。
家族葬に参列するのは遠慮して、自分達だけで飲んだ。

 と言いつつも、故人とツーショットの写真に弔句を
添えて参列者に託した私は、遺族に負担を強いたことに
なっていないか、心配になっている。



                    合掌


リベラル

2017年10月05日 07時51分20秒 | この頃思うこと
 リベラルという言葉が飛び交って居る。

 元々、Liberty-自由主義に由来する考え方のことだが、
保守主義に対するアンチテーゼとして、言われること
が多い。

 今、安部政権や小池陣営を批判するマスコミの動向
を、リベラルと言うこともある。

 保守主義という考え方は、伝統や体制を重んじ、規律
を大切にする、という意味では間違っていないと思うが、
個人や自由を束縛するなら、受け入れ難い。

 国会での議論をないがしろにし、公務員として遵守すべき
憲法に意識的に違反し、戦争を志向し、国民よりアメリカの
意向を重視し、職権乱用を特権と誤解している今の政権は、
決して「保守体制」ではない。

 政治は手段を問わないのかも知れないが、安部や小池の
やり方は、保守や革新の問題ではなく、人の道に反して居る
と思う。


 前例や慣習に囚われず、合理的に判断して改革を志向する
という意味で、私はリベラル派かもしれない。


ドライブレコーダー

2017年08月17日 08時17分11秒 | この頃思うこと
 ドライブレコーダーを更新した。

 1年前に初めて、ドライブレコーダーを買った。
FOSONNという中国の製品で、某県の警察が事故
防止対策として貸し出しをしている機種という
ことで、AMAZONで購入した。



 画角170度で200万画素だから、視野が広く映像
もとても鮮明で、満足していた。
ただ、ドキュメントが貧弱で、何か調べようと
しても情報が少なく、イライラが募った。

 日本語の説明書があるにはあるが、日本語になって
居ない機械翻訳の文章で、英文の説明と合わせて
読んでも、分からないことが多い。
NET情報でもそうだが、中国語を日本語に翻訳した
ものには、独特の分かり難さと不親切さがある。

 説明書に、速度表示が出るとあるのに、設定方法が
分からないので、メールで問い合わせしたら、表示
できません、との回答。
運転中にピーピー音が出るので、音を消したいと
思ったが、機能に支障はない、との回答だけ。
32GBのマイクロSDが一杯になったら上書きする
はずだが、いつの間にかマイクロSDが書き込み禁止
になってしまって、上書きされない。
AMAZONを通して苦情を言ったら、代品を送ってきた
が、症状は同じだったので、代品は返送した。
その送料は後日振り込まれたので、それなりに誠意は
有りそうだが、何せ製品が使いにくい。


 やはり電気製品は国産に限る、と思い至ってKENWOOD
の製品を買ってみた。



こちらの取説は、さすがに分かる。PC用の映像表示
ソフトも無料でダウンロード出来て、その機能も充実
している。



若干画角が狭く、解像度が低いが、ドライブレコーダー
としては、充分である。

 ただ、おまけで付いていた、運転支援機能は、
頂けない。運転中のしょっちゅうピーピー鳴りっぱなし
で、うるさいから、全て停止した。


 しばらくこれで使ってみようと思っている。とは
いっても、ファイルサイズが大きいから、事故でも
ない限り、あまり見ないかも知れないな。



最近の相撲

2017年07月22日 11時10分25秒 | この頃思うこと

 最近の相撲は、ワンパターンだ。

 時間前の立ち会いは無くなったし、水入りの熱戦も
とんと見ない。決まり手も、代わり映えしない。
吊り出しやうっちゃり、内掛けも見ない。初代若乃花が
土俵の真ん中で投げ倒す、呼び戻しや二丁投げなどの大技
は、腹だけ大きくした今のひ弱な力士にはもう無理かも
しれない。

 小兵の力士が活躍すると、判官びいきの国民性から応援が
集まる。
 裸一貫で勝負するのが相撲だが、サポーターや絆創膏
に頼る奴ばかり。琴勇輝に至っては、テープで4本の
指を固めて、まるでグローブで突っ張ってるみたい。


最近売り出している宇良も、十両まではアクロバチックな

 野球もそうだ。投手は2ストライクの後は必ず1球
遊ぶし、打者は3ボールの後は、ど真ん中の打ち頃のス
トライクでも当然の如く見送る。
 ノーアウトでランナーが出たら、必ず送りバント。
まるで高校野球だ。
 ピッチャーは分業制が定着し、完投は殆ど無い。昔の
稲尾や金田なんかは、連投が当たり前で40勝してたんだから。


人は死んだらどうなるか?

2017年01月01日 19時32分14秒 | この頃思うこと
人は死んだらどうなるか?

母の忌中につき、少し調べてみた。
(http://manjizo.jugem.jp/?eid=31)

 キリスト教では、人は死ぬと直ちに天国に召される
ことになっている。浄土真宗では往生即成仏だから、
亡くなった人は直ちに極楽往生する、と考える。
 それ以外の仏教では、人は死後、極楽浄土を目指し
「冥途の旅」が始まるとする。

これを中陰と言い、亡者の中陰の旅では、7日毎に
鬼達に苛められながら、色んな大王の裁きを受ける。
毎度の裁きで、合格すれば直ちに極楽浄土に行くし、
落第だったら地獄行きが決まる。
決まらない亡者はまた「冥途の旅」を続け、次の裁きを
待つことになっている。


 葬儀の後の7日間は、鬼に追い立てられて死出の
山越え。
金棒で撃ち殺されても、また蘇えり追い立てられる、
まさにバイオハザードの世界だ。これを超えると一七日。


 2週目は、7日7晩かけて三途の川越え。


そこで大王の盗みについての裁きに、下界の遺族の
追善供養が届けば助けてもらえる。

 次の7日間は、業関超え。
超えると邪淫の罪の審査、つまり不貞について裁かれる。

 4週目は、7日7晩かけて灼熱の業江越え。ここで、
生前のウソについての聞き取り調査。

 五七日は愈々、閻魔帳による閻魔大王の裁き。

ここでも地獄の際の金輪際で、家族の追善供養が届けば、
許される。

 6週目は、大岩が流れる大河超え。これを渡ると、
三本の道を選ばされる。

 最後の7週目は、胎道のような闇鐵所を抜けたところで、
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道から、選ぶ
ことになる。
 四十九日目に、残された遺族による法要によって、
良い道を与えられる。

 そして、満中陰を迎え、亡者は仏になって、極楽浄土に
到着する。


 神式では死後50日目を「五十日祭」として祭るし、
浄土真宗でも死者のためではなく残された信者のため
亡き人から仏様の教えを聞かせていただくのが中陰だ
としている。

 だから、遺族はせめて50日程度は、死者の事を思い、
行いを謹んで善行を積め、というのが昔の人の知恵では
ないだろうか。

十王経物語絵図(冥途旅行絵物語)参照
 http://www2q.biglobe.ne.jp/~kamada/juo.htm

コントラクトブリッジ

2016年12月30日 08時14分25秒 | この頃思うこと
 取って7回目の年男となる。8回目は、無いと思う。
もう親父の死んだ年は通り過ぎた。取り敢えずは
親孝行かな。然しお袋の歳を超えることは、不可能
である、そんなに生きたら、二人の娘は、老老介護
の心配してるだろうし、3人の孫に子供が出来ている
筈だ。何より金がもたない。

 コントラクトブリッジを楽しんで居る。

 24時間の内、平均すれば4-5時間は管理組合の仕事、
1時間はその後の飲み会だが、2時間位はブリッジに
費やして居る。 毎週金・土は4時間の例会だが、その
ほかに暇があればPCやゲーム機で遊んでる。
 管理組合の仕事は、僅かながら手当てが出るので、
500円会費の飲み会やブリッジの会費はそれで賄って
いる。

 ブリッジは、ルールは単純だが、覚える事が多い。
自分の結果だけでなく、周りの人たちの勝ち負けの
状況も踏まえた判断が必要で、奥が深い。
 やるからには上手くなりたい、勝ちたいとは思うが、
この年と才能ではなかなか上達しない。然しブリッジ
を通したお付き合い、人間関係は得難いものがあり、
勝っても負けても楽しんで居る。

 何をやってもそうだが、世の中には勝つことに
拘って、大きな声を出す人も居るが、私は、勝つこと
より、仲間達と仲良く楽しむことを優先する。
その為に、上手に成りたいと思う。また上手になろうと
する努力が楽しめる。

 ブリッジの勝ち方、新しい理論体系等の情報は、
ネットに溢れている。大部分は英語だが、殆ど辞書無し
で読めるほど簡単な英語だし、ネットの翻訳サイトを
併用すれば、何とかなる。これ等は、勉強と言うより、
こんな考え方が有るんだ、と言う推理小説のように、
楽しんで読んでいる。真面目に勉強すれば、もっと
強くなれるのかも知れないが、根性が据わってないから
仕方がない。



 私は、市内の会場でいつものメンバーとプレーする
のが中心だが、多くのブリッジプレーヤーは、四ッ谷や
渋谷等のブリッジセンターで、知らない人達と他流試合
をしている。大半のプレーヤーにとっては、それが
ブリッジなのだ。今のブリッジは、このような競技
ブリッジだが、欧米の家庭等で夫婦同士で楽しんでいる
ような、ラバーブリッジと言う形式が有る。と言うか、
元々ブリッジはこうやっていた。アガサ・クリスティの
推理小説に出てくるブリッジは、みんなこれだ。
 私も月に2回、千駄ヶ谷の某大手企業の厚生施設を
借りて、原価でウィスキーとサンドイッチを頂きながら、
定例メンバーとラバーブリッジを、楽しんで居る。
 新宿の摩天楼を見ながら、優雅に酒を飲みながらの
ブリッジは、まるで映画の一シーンみたいで、夢のような
気分である。



 こんなことばかりしてるから、私のブリッジは、
上達しない。
 然しそれが楽しいんだから、良いじゃないか!


風をひいた

2016年12月22日 19時13分34秒 | この頃思うこと
 昼前に風呂に入って、火照りが冷めた頃、肩がゾクッとした。
 永年の経験から、風邪引きの始まりだと判った。昼に温かい
おじやをふうふう言いながら食べたが寒気は治まらない。
こうなれば寝るしかない。

 布団かぶって、ウンウン唸ってタップリ汗を掻かないと治ら
ないのが、私の風邪だ。 未だ、咳も鼻水もないが、喉がチクチク
し出した。だからインフルではなくて、いつもの風邪だ。
この2年ほどは、寝込む直前でなんとか持ちこたえていたが、
矢張年取ったのかな。
 頂き物の柚子を絞って蜂蜜入れて温かくして貰って飲んだら
美味しかった。

 ただ寝てるのもシャクだから、BSで映画を見た。バイオハザード
をやってて、面白かったが、こんな時間のテレビなんか見たことが
無かったので驚いた。何せ10分毎に5分ぐらいCMが入る。
視聴率低いんだろうから仕方無いのかな。

 今晩タップリと寝汗を出すと、多分頭痛や悪寒は収まるだろう。
咳や鼻水はしばらく続くだろうが、それで風邪は終りに為る筈だ。

 服喪中とは言うものの、忘年会が続くから、早く体力を、回復
しなくっちゃね。

     たかが風邪言い訳にして早寝かな
     じじばばが交代に寝る冬の風邪  蛙蝉