繊細で上品な味が分からないことはないが、
下品な濃い味が大好き。
雑煮は、醤油味の効いた出し汁に焼い丸餅、
飾り切りした人参、細切りのスルメと青菜、
柚子の皮、が母の味だった。上品な薄味の
清まし汁は、味気無い気がする。
焼き餅は七味を浮かせた醤油に三度浸けで、
形が崩れる迄焼いて少し焦げたのを、海苔で
くるんで食べたい。
糠漬は美味しいが、漬かり過ぎの切れ端や
大根の葉は、刻んで食べると更に旨い。
擂鉢で炒り胡麻を擂って七味と醤油を掛けて、
半日置くと味が染みて絶妙になる。
澄んだスープの醤油ラーメンより、コッテリ
背油が浮いて白濁したとんこつラーメンが良い。
勿論、激辛高菜炒め、紅生姜、下ろしニンニク、
焼きゴマのトッピングをタップリ載せた、下品な
味が最高だ!
炊きたての白いご飯は薫り高くて上品だが、
コテコテのチャーハンの方が好み。
ピザやパスタにタバスコは欠かせない。
透明なコンソメより、粒入りのコーンクリーム
スープが良い。
牛はステーキより焼肉。豚は生姜焼き、鶏は
唐揚げか照り焼き。魚は刺身より干物か塩焼き。
この歳まで血圧は正常だから、塩分を
控えたことがない。
下品な好みの儘、死ねると良いな!