耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

フラワー通り

2013年02月01日 17時34分33秒 | 都会の風景
 若干だが、寒が緩んできた。晴れた日の陽差しの下では、ポカポカと
暖かさがあり、小春日和の感がある。

 寒風の中で丸く縮こまっていたスズメたちも、心なしか、活発になって
きたようだ。

      雀三題

     寒風に転がる如く群雀
     枯枝に串刺し団子寒雀
     陽を浴びて畑の雀寒緩む  蛙蝉


 スズメたちに誘われて、昼から出かけることにした。

 浦安市内には、今では二十数系統の路線バスが走っているが、
それとは別に、「おさんぽバス」と称するコミュニティバスが有る。
これは、早く到着したい乗客には不向きのバスで、路線バスが
走らない裏道を、縫うように走っている。しかもどこまで乗っても
100円均一。従って、道を急がない年寄りに利用者が多い。そして、
我々もその中に加わった。

 今日のメインテーマはフラワー通りだ。
猫実でバスを降りて歩きだしたらすぐ、庚申塚にお参りした。
ここにあることは知っていたが、ゆっくりと見るのは初めてである。



 フラワー通りには、古民家が2軒残っていて見学ができる。
旧宇田川邸は、昨年市内を自転車で散策した時に見たので、
今日は旧大塚邸を見ることにした。



 境川沿いの茅葺屋根で、江戸末期の浦安の漁家の面影を
残している。



 それにしても、フラワー通りは閑散としている。



一応商店街の体をしてはいるが、お寺と花屋と銭湯以外は、
人が集まりそうな店は余り無い。

 フラワー通りを横切る新しい道ができていたので、そこを
歩くことにした。道の両側は真新しい家ばかりで、つい最近
この道のために区画整理が行われたことを思わせるが、どうも
1軒だけ立ち退きに応じない地主さんが居るようで、昔の
成田空港のように、道の完成を阻んでいた。



 そのまま南下して、南小学校の向こうの清瀧弁天さんに
着いた。幼稚園帰りの子供連れのママチャリが沢山集まってた。



 ここまで来たからと、大三角線沿いの「シェ・タニ」という
洋菓子屋に寄った。熊本のお店の東京出店のようで、先日は
クマモンも居たようだ。



 買い物に寄った隣のスーパー「マルエツ」は閑散としていた
が、端っこに鮮魚店が入っているのを発見した。
スーパーに置いてある、所謂出来合いの魚ではなく、如何にも
新鮮そうな魚や貝が並んでいたので、思わず散財してしまった。



 今夜は牡蠣フライだ。


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