耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

3.11から2年

2013年03月10日 19時17分06秒 | 都会の風景
 旬の話題で、TVは震災一色である。

 3.11の、自衛隊松島基地の様子をTVでやってた。
 ジェット戦闘機がいくつかと、救援用ヘリが4機、無残にも津波の
犠牲に成っていた。戦闘機なんか何の役にも立たない金食い虫だから、
やられても我々の生活に直接の影響は無いが、救援用ヘリは違う。

 自衛隊員は全員避難で屋上に集まって、畑の中を避難している住民に、
逃げろ、走れと声を掛けたと言う。ちょっと滑走路に下りてヘリで助け
に行けば、今も生きている人が何人も居ただろうに。

 一体何の為に自衛隊が在るか、理解している隊員が居るんだろうか。
住民を救助するとことと、自分が助かることと、どちらを優先するのか。
そんな奴らを税金で養っているんだから、日本人はお目出度い。

 来るべき東京大地震の予測を書いた小説の一つを読んだ。
10年ほど昔のことだが、新幹線や首都高、高層ビルの被害の様子など、
概ね当たっていると思われる。
 その中に、小学校の校庭に避難した住民に、秘かにデマをつぶやいて
居る、目つきの悪い数人の男が描かれていた。その後に発生したのは、
お定まりの扇動された男達による、朝鮮人に対する虐殺だった。
大正時代の関東大震災の再現だろうが、そんなことを想定する作家も居た
という事だ。
いや、今の首都圏でこんな事があり得るとは思わないが、少なくとも
自衛隊には存在意義を十分に自覚した行動を期待したい。

 災害対策以外に、一体何ができるんだ、お前達に。


 津波の後に、献身的に頑張った多くの隊員が居たことを、寒い中今も
地道に活動を続けている自衛隊員が居ることを知っているだけに、残念
である。




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