白地の花弁にまんべんなく赤の絞りが入る椿「白露錦」。江戸時代から有名だった古典的な品種らしい。それほど大輪ではないが、抱え咲きで咲き始めて、やがては平開咲きになる。しっとりとした雰囲気のある椿だ。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
白露錦(はくろにしき)の特徴
白露錦(はくろにしき)はやや黄みがかった細身の緑葉で白地に薄紅の吹きかけ・小絞りが入る江戸椿の代表的品種です。中大輪の花は最初抱え咲で満開以降は平開咲に近くなり散り始めます。比較的見かける品種のように思うのですが、手持ちの資料では生育は遅いとの記載があります。(写真 都立大島公園椿園)
比較的立性で端正な花は魅力的です。成長が遅いとの情報もあることから苗が入手できれば鉢植えに向くかと思います。下の写真の通り白地に薄紅の吹きかけ・小絞りは派手すぎず端正で鑑賞が楽しい一種です。