野梅系・野梅性の八重の白梅「月宮殿」。満月の月を思わせる白の大輪の梅である。静謐な白が際立つ。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
「月宮殿」というのは、須弥山(しゅみせん)という古代インドの世界観の中で中心にそびえる山の中腹をめぐる月にあるという月天子(がってんし:月を神格化したインド神話の神)の宮殿のことである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
野梅系・野梅性の白い八重咲きの大輪(花径30から40ミリ)である。
自家結実はしない。