野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

杏性の一重の白梅「一の谷」(梅シリーズ37)

2020年03月23日 12時44分47秒 | 

杏性の一重の白梅「一の谷」。咲き始めはピンクで、次第に白くなる移り白の品種だ。合弁の丸形の花の形がきれいだ。雄しべの散開する様子もかわいい。

(2020-03 東京都 神代植物公園)  

梅「一の谷」

分類 花梅
開花 2月中旬~3月中旬
花色 移り白(蕾の内はピンクで、咲き始めは薄いピンクが残り、日が経つと白に変わる)
大きさ 小輪(1.5~2cm)
花型 一重
性 杏性
花 合弁の丸形
萼は開花すると全部反り返る
その他 樹勢強健


スミレのような距のあるかわいい形の花「トキワイカリソウ」(20-019)

2020年03月23日 08時35分23秒 | 

スミレのような距のあるかわいい形の花「トキワイカリソウ」。みているとたしかに碇の形がみえてくる。

(2020-03 東京都 調布野草園) 

トキワイカリソウ

トキワイカリソウ(常盤碇草)
多年草
本州(東北地方-山陰地方の日本海側)の多雪地の山野の林内に生える。高さ30-60cmになる。葉は2回3出複葉。小葉はかたく、ゆがんだ卵形で先が尾状にのび、基部は深い心形、長さ5-10cm、ふちに刺毛がある。花は直径3-4cm、白色-紅紫色。花弁は4個、距がある。萼は花弁状で8個。内側の4個が大きく、外側4個は早落性。花期は4-5月。(山に咲く花)
学名は、Epimedium sempervirens
メギ科イカリソウ属
 広義のトキワイカリソウは花の色が紅紫色-白色まであるが、狭義のトキワイカリソウ(Epimedium sempervirens var. sempervirens)を白色として紅紫色をオオイカリソウ(Epimedium sempervirens var. rugosum)とする考えもある。(広島大学デジタル自然史博物館)
 上記以外に島根半島部の白花は葉が2出して3出するもので、トキワイカリソウと同定できないとされる。
 太平洋側には似た花で、葉が常緑でなく、基部が浅い心形となるイカリソウ(E. grandiflorum var. thunbergianum)がある。色は白-紅紫。


サーモンイエローの花弁がぎっしりと詰まったバラ「絆KIZUNA」(薔薇シリーズ138)

2020年03月23日 07時42分21秒 | 

サーモンイエローの花弁がぎっしりと詰まったバラ「絆KIZUNA」。2011年東日本大震災の後にチャリティーローズとして、フランスで作出された。「絆」という名前がそのことをよく象徴している。クォーターロゼット咲きの花がみごと。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「絆KIZUNA」

品種名:チャリティーローズ 絆KIZUNA

アプリコット~サーモンイエローの美しい花は、
細い花弁がぎっしり詰まったロゼット咲き。
花には心地よいフルーティな香りがある。
艶のある葉は、耐病性に優れる。
2011年東日本大震災直後、フランスオールドローズ協会の申し出により、
世界的に有名なフランス人育種家である
ドミニク・マサド氏が東北の被災地のために贈ったバラ。
「NPO法人日仏チャリティーローズ絆」を通して、
売上の10パーセントは被災地のために使われています。

作出年:2012
系統:
樹形:半つる性(直立)
開花習性:四季咲き
樹高:1.2m×0.6m
12cm(大輪)
花形:カップ~クォーターロゼット咲き
香り:強香