中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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沢山の知人が見に来てくれた神奈美会員展

2013年11月05日 18時29分38秒 | 趣味三昧:セピア色の画集

                             <英一会館からの眺望>

      沢山の知人が見に来てくれた神奈美会員展

    2013年10月21日(月)~10月27日(日)

   表記の期間に第24回神奈美会員展が開催された.
   開催期間中に沢山の知人友人に会場まで来て頂いた.
   遅ればせながら,この場を借りて篤く御礼申し上げたい.
   また,私個人のメモとして,その経緯を纏めておくことにする.

<神奈美会員展が始まる>

■やっと絵を仕上げる
 実は去る9月初め頃まで,今回の展覧会に,何枚かの描きかけの絵の中から,どの絵を出そうかと迷いに迷っていた.
 ”ああでもない…こうでもない…”
と迷っているときが,実に悩ましく気分的にも一番重苦しい.
 このような中途半端な気分が,延々と続くのは,毎度のことだが,全くのところ自分でも何とかならないかと何時も思っている.
 私は平素から自室に描きかけの絵を何枚か出したままにしているので,気が向けば何時でも作業が出来るようになっている.ところが気が乗らないと,1週間も,いや,1ヶ月も2ヶ月も,放置したままにしてしまう.ときどき,筆洗になみなみと汲んで置いた水が全部蒸発してしまうこともしばしばである.
 私は特段の予定がない限り,週に1~2回のペースで丹沢の塔ノ岳登山に出かけている.特に年に何回登らなければいけないとか,登山の所要時間は何時間以内でなければダメといった縛りは全くない自由気ままな山旅である.
 ところが,不思議なことに,登山中に,ふと無性に絵が画きたくなることがある.そんなときは,大急ぎで帰宅するが,家に戻った途端に,絵を画きたいという気分が失せてしまう.また,ダラダラと垣田手の絵を放置したままにしてしまう.
 そんなことを何度も繰り返している内に9月も終わって,いよいよ10月である.
 ”もう,今回は絵を出品するのを止めようか…”
と,何度も,何度も,萎れた気分になる.
 それでも,いよいよ搬入日が近付くと,俄然やる気が出てきて,それこそ,年甲斐もなく半徹のような日を何日か過ごして,一気に描きあげてしまう…と言っても,いくら筆を入れても,この辺りが堂もダメだ,こっちはもう少し暗く仕上げなければ…というように,手を入れたい所が,際限なく湧き出てくるので,全く始末に負えない.
 実は搬入業者が,私の自宅まで絵を取りに来る前の日まで,ああでもない,こうでもないをくりかえしていた.

山小屋「堀山の家」に開催案内を掲示して貰う
 10月19日(土).私は今年になって47回目の丹沢塔ノ岳登山に出かけた.
 小田急線渋沢駅から路線バスで10分余りのところに大倉というところがある.ここが塔ノ岳登山ルート(大倉尾根)の出発点である.大倉と塔ノ岳山頂の丁度中間辺りに「堀山の家」という山小屋がある.原則として土日休日に営業している小屋である.
 私は他の用事がなくて,雨が降っていなければ,土曜日には必ず塔ノ岳に登ることにしている.そして,下山のときに,ほぼ毎回この堀山の家に立ち寄っている.つまり,私も堀山の家の常連の端くれということになる.
 私は,堀山の家のご主人にお願いして,小屋の掲示板に,神奈美会員展の開催案内を掲示して頂く.この開催案内は小さなハガキなので目立たないが,やむを得ない.その甲斐もあってか,何人かの方々に展覧会場にお越し頂いた.
 この場を借りて,堀山の家のご厚意に厚く御礼申し上げる次第である.

<堀山の家の掲示板>

展覧会初日;会場の設営
 10月21日,会場設営のお手伝いに,午前中から神奈川県民ホールの展覧会場に赴く.神奈川県民ホールでは.神奈美展の他にも,いくつかの団体の展覧会が開催されるようである.
 私は,神奈川美術協会会員になってから,もう数年になるが,その間,会場の設営には何時もサボってばかりで,実は不良会員である.いくら何でも,サボりっぱなしでは,ばつが悪いので,今年は一念発起して,会場設営のお手伝いをした…といってもロクなお手伝いはできなかったが…
 次々に飾り付けられる絵を見ていると,
 ”やっぱり,凄い絵ばかりだな…”
と感銘を受ける.
 午後から懇親会.あまり詳細に記述するとHPと勘違いされるので書かないが,会場の英一会館から見下ろす風景は実に素晴らしかった(冒頭の写真).
 
神奈川県民ホールで同時に開催される展覧会>

<五十三次洛遊会の皆様と一緒に>

展覧会場にて
 展覧会2日目.
 五十三次洛遊会の沢山の仲間に会場にお越し頂く.
 お越し頂いた方々の本名をブログに書くことはできないので,イニシアルだけで記録しておくことにする.
 AKB夫妻
 ASKさん
 OKNさん
 MMT夫妻
 KTZさん
  (以上7人)


<五十三次洛遊会の皆様> 

楽しく会食
 会場の片隅で,雑談を兼ねて11月に開催予定の「歩いて巡る甲州道中」の打ち合わせを行う.その後,AKB夫妻,OKNさん,ASKさん達と,神奈川県民ホール最上階の英一会館で一緒に昼食を摂る.
 ”友あり遠方(でもないか)より来たり また楽しからずや”
である.

<英一会館で昼食>

ノンビリとミナトミライを散策
 昼食後,折角だからみなとみらい地区を散歩しようということになる.私も展覧会場をエスケープ,皆さんと一緒に,山下公園から桜木町駅までブラブラ歩きを楽しむ.
 山下公園から,遊歩道をブラブラ.赤煉瓦倉庫街に入る.倉庫の中がエキゾチックな雰囲気のお店が並んでいるのにビックリする.
 この辺りは若い人ばかり.私たちのような中高年は場違いな感じを受ける.
 その後,大観覧車の脇を通って,桜木町駅までの散策を楽しむ.

<赤煉瓦倉庫街>

<丹沢の山仲間>

■リュック姿の山仲間
 午前中に塔ノ岳を往復した大倉尾根の山仲間に,夕方,大挙してご訪問頂く.実に有り難いことである.韋駄天登山のTGさん,三角髭のTDさん,200名山のSSKさん,下山が滅法速いIIさん,STさん,鵠沼のNMさん,辻堂のYDさんなど多士済々.
 受付脇の空いているスペースにリュックを置いて頂き,会場を一回りする.
 私は山の絵ばかり画いている.それも遠景や背景になる山は画きたくない.自分の足で汗を流しながら登った山,足許の下ではマグマが煮えたぎっている山,登山者の汗が染みこんでいる山の絵を画きたい.
 そんな私の志を一番肌で感じて貰えそうなのが,今日,お越し頂いたリュックを背負った皆さんなのである.
 この絵は,今年9月に北アルプスの常念岳から蝶ヶ岳を縦走したときに,常念小屋から見た槍ヶ岳を描いたものである.過去,私は何回となく槍ヶ岳に登っている.そのときの感動を思い起こしながら,今眺めてる槍ヶ岳の印象を絵にしたかった.そんな思惑もあって,敢えて逆光の槍ヶ岳をテーマにして纏めた.
 ちょうど槍ヶ岳山頂に白い雲が立ち上っている.この雲は何か私の希望願望を象徴しているように感じている.

<山仲間に絵を見て貰う>

■浜で懇親会
 会場を一巡してから,地下鉄を利用して浜駅に向かう.浜駅西口の”とあるビル”にある焼き鳥屋で懇親会を開く.全員が参加する.
 今日は気分が良いので,下戸の私も生ビール中ジョッキ1杯だけお付き合いする.焼き鳥はコースで注文する.次から次へと出てくる焼き鳥が実に美味しい.
 
 
<美味しい焼き鳥>

<後日譚>

■旧職場の方
 10月24日(木).
 私は,終日ヤボ用があって,会場へは行かなかった.
 後日,私が,昔,勤めていた職場の方が,わざわざ会場ににお見えになったことを知る.会場に私が不在で大変申し訳ないことをした.
 この方から,私の絵に対する批評が一言,
 「臨場感があって良い…」
このように言って頂けるのは実に嬉しいし,絵を画いた甲斐があるというものである.

■塔尊仏山荘のW林さん
 11月2日(土).私のトウネンニカイ取って61歳の誕生日である.娘から祝として花の飾りが届く,
 私は誕生日記念のため,午前中に塔ノ岳を往復してしまおうと思い立つ.
 土曜日とあって,沢山の登山者で賑わっている.沢山の常連さんとも会う.先日展覧会を見に来て頂いた方も沢山居られる.
 多少ユックリペースで登ったので,大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間は2時間40分と振るわなかった.山頂にある尊仏山荘の小屋番W林から,嵐の日に展覧会場にお出で戴いたとのお話しがある.あの日は,午後から会場に出かけていたが,ついついW林さんとはお目に掛かれなかった.W林さんから.
 「(今回の絵は)なかなか良かったですよ…」
という感想を頂戴する.
 W林さんは某美術大学洋画科出身のプロである.プロの方の批評はとても有り難い.
 下山途中で,堀山の家に立ち寄って,解散案内を掲示して頂いたお礼をする.そして,役目を終えた開催案内を取り外す.
 「来年春に,また神奈美公募展があります.そのときまた掲示させて下さい…」
 夕方は孫娘が我が家を訪れる,孫娘を囲んで楽しい夕食.

■来年に向けて
 今の私は,まだ神奈美会員展の余韻が残っているので.絵を画きたいという気持ちがとても強い.やる気十分である.
 その結果,もう既に1枚の絵(大きさ20号)は,ほぼ寛政に近い.でも,後,絵を2枚は是非仕上げたいなと思っている.
 でも…こんな高ぶった気分が何時まで続くのかな.またすぐスランプになるのではないかと危惧している.
                                          (おわり)

「セピア色の画集」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/74c19ecb68e701d3b216e421bfbd644e
「セピア色の画集」の次回の記事
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