
<アムステルダムの牧場>
セピア色の画集(7):追憶のアムステルダム(1)
2009年3月17日(火)
これまで,何回も北アルプスの山々を楽しんできた.
山仲間とユッタリ旅が可能なときは,できるだけノートを開いて,ボールペン画を描くようにしている.随分,沢山のスケッチが貯まっている.
今回は・・・どうしようか???
取りあえずは,乱雑に積み重ねられている資料の中から,すぐ出てきたオランダ・アイルランドの資料から,何枚か掲載することにしたい.
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2003年6月のオランダにて
もう何年前のことだろうか.
指折り数えると,2003年6月のことである.ついこの間のことのように思えるのだが,もう6年も経っているのに気が付く.「光陰矢の如し」とは正にこのことなのだろう.
この年,今,小学校1年生のかわいい孫娘が生まれた.娘の父親,つまり私の長男は,駐在員としてオランダで勤務していた.孫娘は,オランダ生まれである.
その頃,私はまだまだ現役.
アイルランドのコークという町で開催された某学会で論文を発表するために,成田から,オランダのアムステルダムでトランシットして,アイルランドのダブリンに向かった.
丁度,その直前に生まれた孫娘に会うために,家内を連れて,アムステルダムの息子の家を訪れた.
到着した翌日.休日を利用して,息子の案内で,アムステルダムの運河を巡る観光船に乗った.
観光船乗り場は,沢山の観光客が集まっていて,大変な混雑であった.やがて,やけに平べったい船が乗り場に到着する.薄青色の船である.私は,早速,ノートを引っ張り出して,ガサガサとスケッチした.
<アムステルダムの観光船>
私達を乗せた観光船は,アムステルダムの市街地を網の目のように縫っている運河を進む.船から素晴らしい建物が並んでいるのが見える.水面スレスレの随分と低い位置の目線から見るビル群はとても新鮮だった.
アムステルダムは綺麗な町だなと思った.
<観光船から見たシックな建築物>
観光船は,運河から港に出る.途端に視界が開ける.大きな帆船(カティサーク)の側をユックリと通過する.馬鹿でかい船である.
かつて,オランダは世界最強の海軍国だった.そんな歴史の残滓があちこちに残っているような気がした.
<大きなカティサーク>
(つづき)
「セピア色の画集」の前回の記事
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「セピア色の画集」の次回の記事
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