中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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美しい雲とネコと出会った塔ノ岳

2007年01月15日 19時55分53秒 | 丹沢の山旅

           美しい雲とネコと出会った
           丹沢:塔ノ岳(大倉尾根)
              (単独山行)
           2007年1月15日(月)


 1月12日に「大田わたすげの会」の月例山行で雷電山へ行ったばかりだったが,16日からお天気が下り坂になるとのことだったので,15日,天気の良い内に,思い立って塔ノ岳(大倉尾根)を往復した。今年になって3度目の塔ノ岳である。
 例によって,渋沢発7時16分大倉行のバスに乗車する。登山客はたった5名しか乗っていない。今日も良い天気である。バスの車窓から眩しい朝の太陽が真横に射し込む。どうやら今日も暖かい一日になりそうである。
 7時37分に大倉を歩き出す。登山口までの舗装道路を登っていると,どこからともなく可愛いぶちネコが現れて,私の足下で背中を道路に擦りつけて私に甘える。このネコを相手に1分足らずの間遊んでしまう。写真を撮ろうとしたが,ネコの動きが速くて,なかなか良い写真が撮れない。やっと,ノソノソと歩く姿を撮っただけ。

         <大倉付近で出会ったネコ>
 登山道に入る。同じバスに乗っていた登山客の内,2人は鍋割山へ向かった。残りの2人もどことなく居なくなった。前後を見回しても,私1人で登っている。少々寂しいが,通い慣れた山道なので,辺りの風景を眺めながら,速くも遅くもないペースで登り続ける。見晴茶屋を通り過ぎて,急坂に差し掛かる。この急坂で,やっと何人かの登山客を見かける。
 戸沢分岐上の広場は泥んこでグシャグシャになっている。ただ,今はまだ早い時間なので寒い。グシャグシャの泥は,半ば凍結しているので,何とか靴を汚さずに歩くことができる。
 結局,花立山荘辺りまで数名の登山客を追い抜く。
 今日の富士山は,特に雲が美しい。花立山荘を過ぎて急坂を登ると露岩帯に出る。この露岩帯を登り詰めると,なだらかな木道になる。ここから富士山を眺めると,富士山を中心に右手に南アルプス,左手に遠く越前山,手前に箱根の山々が連なっている。
 今日の富士山には,山頂付近から白い雲が放射状に広がっている。とても珍しい光景である。場所を変えながら何枚も写真を撮る。今日は風も少なく暖かい。でも,遙か上空に,放射状の雲が棚引いているのは,上空に強い西風が吹いているような気がする。もっとも,私は気象学には疎いので正確なことは分からない。

     <美しい雲と富士山・南アルプス>
 9時57分に塔ノ岳山頂に到着する。山頂には先客が2人居る。
 今日の山頂からの眺めは,また格別である。富士山から南アルプスまで,クッキリと見渡せる。ただ,さすがに山頂は寒い。
 山頂の尊仏山荘に入る。客は私だけ。お茶300円也を注文する。熱いお茶を飲むと身体の中から暖かくなる。寒暖計を見る。山頂の気温は,1.9℃である。
 「今朝,6時の気温はマイナス4.6℃でしたよ・・・今日は良く晴れていますね」
と小屋番が私に話しかける。
 今年は,どうやら例年より暖かいようである。
 10時18分に尊仏山荘を出発する。途中,溶けた霜柱でドロドロ道に悩まされるが,気持ちの良い尾根道からの眺望が,気持ちを和ませてくれる。

[山行記録]
■ラップタイム
 7:39  大倉歩き出し
  ↓
 7:56  観音茶屋
  ↓
 8:10  見晴茶屋
  ↓
 8:37  駒止茶屋
  ↓
 8:52  堀山の家
  ↓
 9:28  花立山荘
  ↓
 9:57  塔ノ岳山頂着
10:18   〃   発
  ↓
12:16  大倉着

■登攀高度   1201m
■登攀所要時間 2時間19分(2.32(h))
 登攀速度 1201(m)/2.32(h)=517.7(m/h)
■下降所要時間 1時間58分(1.97(h))
 下降速度 1201(m)/1.97(h)=609.6(m/h)
                (おわり)



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