中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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台風4号が日本列島を猛スピードで駆け抜ける

2012年06月20日 04時00分32秒 | 閑話休題:日々雑感

                                  <6月19日20:00の気象図>

        台風4号が日本列島を猛スピードで駆け抜ける

2012年6月19日(火)

■台風4号が日本列島を直撃する
 昨日(6月18日)から,私は頻りに天気予報を気にしている.
 昨日の予報では,今日(6月19日)から少なくとも今週一杯は雨の日ばかりが続くという予報であった.唯一,雨でない昨日は,かねてから計画していた山旅スクール5期の皆さんと一緒に巡る鎌倉アジサイ散策の予定日だった(この散策記録は,今朝,ブログに投稿済みである).
 昨日,私の気分はとても微妙であった.もし,山旅スクールの皆さんとの約束がなければ,私は間違いなく塔ノ岳に登っていただろう.なぜなら,昨日の機会を逃せば,後は雨の日ばかりだからである.かといって,長い間,同じ釜の飯を食べてきた仲間達との散策も,是非,ご一緒したい.だから,このつれない天気に私はイライラするのである.
 今朝,早朝の天気予報によれば,今日の午前中は,曇りながらも何とか雨も降らずに済みそうである.それならば,午後,雨が降り出す前に塔ノ岳を往復してしまおうかと迷った.
 しかし,午後から夜半に掛けて,関東地方の風雨が強くなるという予報なので,午前中に鉢植えの草花を家の中に運び込んだり,風で飛ばされそうな物を片付けるなどの仕事をしなければならない.そのため,すんでの所で,塔ノ岳詣でを諦める.

■日長一日,グダグダと・・・
 午後になる.
 予報通りに,私の家がある鎌倉でも雨が降り出す.仕方なく午後から終日家の中で過ごす.午前中,外へ出たものの,自宅の庭の中.こうして,“外へ出たがり症”の私にとって,今日は終日家の敷地から出なかった特異日になる.
 動物園で檻の中に閉じ込められている動物の苛立たしさが分かるような気がしてくる.
 退屈紛れにパソコンを開く.
 『尾根の瓦版』の編集長Y川さんから,三角髭のTさんの原稿を打ち込んで欲しいというメールを頂戴する.昼下がりの暇潰しに,丁度良い.私はA4の用紙2枚ほどになる原稿を,WORD を使って,即座に打ち込んでしまう.そして,Y川さんにメールで送る.

■知人に山の怖さを教えたいが・・・
 さて,暇である.
 Facebookを開くと,私の知人である某氏(仮にA氏としておこう)のコメントが入っている.実は,つい2~3日前に,A氏が北アルプスの某山を登る計画だというので,少々コメントした.
 …と,言うのも,A氏が若い頃,ヤビツ峠から塔ノ岳に登って,えらく疲れたという話を伺っていたからである.その後,もちろん多少の登山の経験はあるだろうと推察されるが,中高年になるまで,山らしい山に登ったという話は伺っていない.
 もしそうならば,正直な所,私はA氏のことが大変心配である.
 A氏は,若い頃と同じ感覚で高山に登るのではないか.もしそうならば極めて危険である.
 まずは,塔ノ岳の大倉尾根にでも登って,調子を見ることを進言したい.大倉尾根でさえ,久々に登った中高年の皆さんが何人も亡くなっている.亡くなった方々,全員がそうだとは言わないが,若い頃と同じ感覚で今でも登れると過信して,無理をするのが故の大きな原因になっているようである.
 私はA氏に,
 「・・北アルプスに行く前に,近場の塔ノ岳に登って,予行演習をしたら・・・」
と進言した,僭越だとは思ったが・・・
 これに対して,A氏からの回答は,
 「なかなか多忙で,塔ノ岳へ行っている余裕がありません.自分は,平素,水泳で体力を鍛えているので大丈夫です・・・」
というものだった.

■アタタのような人が一番危ないんだよ・・・でも言えない
 私は困惑している.実はA氏のような方が,山では一番危ない.
 水泳と登山では,何というか,使う筋肉の様子がまるで違うし,山に登るには応分の登山技術や経験が必要である.
 とはいえ,いきなり北アルプスに登っても,10回の内,9回は無事だろう.
 でも,残りの1回は,何か事故を起こすかもしれない.それが怖い.
 私は,A氏に,さらに山のアドバイスをしようかと思って,色々とコメントを書き始めた・・・が,最終的にはコメントを送るのをやめた.
 その理由は,私自身が山の素人であること,および自信たっぷりのA氏の自尊心を傷つけるからである.それに私のコメントなど,多分,聞く耳を持たないだろう.
 さてそこで,私がコメントを送らなくて,良かったのだろうか・・・・
 どちらにしても,どうも後味が良くないなと感じている.
 こうなったら,A氏の無事を陰ながら祈るのみ.

■私にとって山って何?
 翻って,私にとって山って何なんだろう?
 何で,私は,こうも山に登り続けるんだろう.
 というのも,ここでは,『尾根の瓦版』の発刊前なので,私の打ち込んだ三角髭のTさんの冒険談を披露することはできないが,三角髭のTさんの短文を読みながら,いろいろと考えさせられてしまう.
 結局は,山,特に塔ノ岳は,私の「心のよりどころ」,言い換えれば「生き甲斐」の一つだということに遅まきながら気がつく.
 言い換えれば,塔ノ岳は,私にとって「喜びの山」だということだ.
 この「生き甲斐」,この「喜びの山」と末長くお付き合いするには,
 “1に安全,2に安全,3,4がなくて5に安全・・”
をモットーにすべきだろう.
 このところを,なるべく早くA氏にも分かって貰いたいものだと思っている.

■マンネリテレビの水戸黄門を見る「いいね」
 昼下り,雨脚がだんだんと強くなる.
 私は自宅2階の自室に籠もって,次に画く水彩画のことを考え始める.これまで描きためたメモ帳を繰りながら,ああでもない,こうでもないと,グルグル廻りの思考を繰り返す.
 これが苛立たしくもあり,楽しくもある.
 そんなことを繰り返している内に,16時になる.テレビで水戸黄門の再放送が始まる時間である.
 「久々に(テレビの)水戸黄門でも見るか・・・」
 私は1階の食堂で,インスタントコーヒーを飲みながら,超マンネリの水戸黄門を眺める(見るより眺めるの方が正確だろう).
 テレビを眺めながら,そういえばオレの生活もテレビの水戸黄門のように,何だかマンネリだなと苦笑する.
 すぐに水戸黄門は終わる.所在がないので,12チャンネルに変える.私はボンヤリと放送大学の番組を見るのが好きである.
 特に宇宙もの,美術などに関係する番組が好きである.
 もちろん,私は放送大学の学生ではないので,教科書は持っていないし,テレビを見るといっても,特にメモを取るわけでもなく,何となく聞き流しているだけだ.

■放送大学の番組が面白い
 それでも,自分の興味のある分野の放送に遭遇すると,ついつい熱心に見てしまう.
 今日は,18世紀のドイツの絵画,建築物がテーマである.ついつい引き込まれて全部見てしまう.18世紀の絵画の美しさや,その背景を知って,とても感動する.そしてロココ式の建物の美しさに驚嘆する.
 私は,このテレビ番組で,放送大学の秋学期学生を募集していることを知る.
 「今更,何で勉強するの・・・」
という気持ちがある反面,やっぱり興味のある科目は受講してみたいなという気分になる.道楽として・・・
 「まあ,とにかく資料請求してみよう・・・」
という訳で,インターネットで放送大学テレメールカストマーセンターにアクセスして,放送大学教養学部要項を取り寄せることにした.
 すぐに同センターから,「数日中に送る」という返事が返ってきた.
 さて,どうしようか・・・・?

■明日,塔ノ岳に出掛けようか?
 20時頃,天気予報を見る.
 どうやら,今夜21時頃から深夜まで強い風雨が続くようである.道路冠水,河川増水に注意するようにとのこと.
 強い風は残るが,天気は回復しそうである.


 予想動画を見る.
 下図は,明日1時頃の予想天気図である.1時頃の丹沢付近はちょっと微妙である.
 

 秦野市堀川の明後日の天気予報は以下の通りである.
 明日は強い風が残るが,21日になると天候も大分安定しそうである.
 明後日の朝 6時頃からお昼頃までは晴.風も弱まるようである.気温は21℃から27℃くらいまで昇るようである.ならば20日でなく21日に登っても良いか.

<明後日の天気> 

 明日の塔ノ岳山頂の天気予報は,午前中,曇り時々雨.気温は最低19度,最高23℃.
 山頂ではやっぱり雨に降られるのかな. 
 

 さて,明日,塔ノ岳へ出掛けるか,それとも止めるか.
 迷うな,どうも・・・・・

2012年6月20日(水) 朝

 2時30分頃,目が覚める.
 早速,天気予報を見る.どうやら,秦野辺りの平地は晴.でも,風が強そうだ.
 同じ丹沢でも大山の山頂は晴なのに,蛭ヶ岳,塔ノ岳など高山の山頂は曇ときどき雨の予報である.
 今,外は強い風が残っているらしくて,「ビュー,ビュー,・・」という風の音が,家の中まで聞こえてくる.
 この風の音を聞いていると,塔ノ岳詣での決心も鈍るが,前回,塔ノ岳に登ってから,今日は,丁度,1週間目である.今日辺り登っておかないと,精神衛生上,良くないので,これから塔ノ岳に出掛けるとするか.

                                             (おわり)

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