
<玄関を開けて下さい(2008/1/9)>
山猫ミャ~との交友録(15):"頭のいい人はよく歩く!”だって
2012年5月25日(金)
山猫ミャ~君よ.
私は,5月23日(水)に,塔ノ岳に登ったよ.
別にお前さんに会いたいから尊仏山荘に立ち寄ったわけではないが,お前さんのすっとぼけた顔を見ないとどうも物足りないな.でも,まあ,あの日はお前さんが苦手にしているHさんが小屋番だったから,会えなくても仕方がないか.
この前も,このブログで書いたが,先日,雑誌記事のライターの某女史から,お前さんの写真を呈上して欲しいという話が私に来たので,お前さんが若かった頃の写真や,お前さんが大変お世話になった元小屋番のOさんとのツーショット写真など20枚ほど送ったよ.
もっとも,Oさんは御前のことを大変懐かしがっているけれども,お前さんは,もうとっくにOさんのことなど忘れちゃったに違いない.なにせお前さんは人間ではなくネコだから・・・・
まだ,Oさんが小屋番をしていた頃,お前さんの武勇伝を何回も伺ったよ.“ネコの分際で・・”って言ったら叱られるかもしれないが,若い頃のお前さんは,じばしば遠くまで出掛けていって,Oさんに心配を掛けたらしいな.あるときは表尾根を下って,折からの雪で遭難しかけたり,病気になって,わざわざ下界の犬猫病院に連れて行って貰ったり・・・
でも,今はそんな恩義もすっかり忘れて,毎日,ノンビリと過ごしているね.
<お散歩するミー君(2008/1/9)>
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ところで,私が右足の踵に違和感を感じて,大船の岩田整形クリニックで診察を受けたことは,もう知っているだろうね.
今は,もう,違和感もなくなり,すっかりよくなった.
…で,今日の話題は,その岩田整形クリニックで紹介された1冊の本のこと.題して,
久保田 競著,2012,『頭のいい人はよく歩く』(ISBN978-4-89308-771-3)ブックマン社
です.
実は,私はこの本を岩田整形クリニックで立ち読みしてしまい,自分では購入していないので,エラソーなことは言えないが,この本に大変感動した.そこで,当ブログでも是非取り上げたいなと思っていたんだ.
この本の著者,久保田先生は,京都大学名誉教授,日本最高権威の脳科学者だそうです.
以下に,この本の表紙の写真を掲載しますが,この本の「帯」に,こんなことが書いてあります.
周囲の人をよくかんさつしてみてください.頭のいい人ほど,いつも率先して歩いているはずです.仕事に行き詰まった時も,歩いている内に良いアイデアが浮かぶことがよくあります.「勉強はもちろん,歩くのも走るのも苦手」という方も,あきらめないでください.この本にはあなたの得意なことで頭をよくする方法も紹介しています.
さて,そこで,岩田先生がこの本について書かれている批評を以下に紹介することにしましょう.
岩田先生は,この本を引用しながら,
脳に悪い習慣は・・・タバコ,お酒の飲み過ぎ,肥満,寝不足,運動不足などの生活習慣.外出しない,一人での食事など会話不足.慢性的なストレス,2週間以上も続く痛みもよくない・・・
と述べられています.
なるほど!
運動で血流が良くなり,脳も活性化するのか!
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かく言う私,FHは,幸か不幸か,タバコは一回も口にしたことがないし,生来,お酒があまり飲めない体質なので,飲酒は,お付き合いで年に数回程度,それもグラスビールの量しか飲みません.
私は自分が頭が良いと思ったことは一度もありませんが,幸いなことに,毎日のように大変良く歩いていおります.余程の雨風が吹かない限り,最低でも1日に7000~8000歩ぐらい歩かないと,どうも収まりが悪い感じがしてしまいます.
現役時代,いるいろなアイデアや計画案など,確かにお散歩中に思いつくことが大変多かったかと思います.
“さて,これから考えるぞ・・・”
と,張り切って机に向かっても,碌なことしか思いつかなかったです.
ところが,ブラブラと鎌倉くんだりを歩いていると,“フィッ・・”と面白いアイデアが生まれます.そんなことから,私は何時でも小さなノートを持っていて,思いついたことを,すぐさま,その場でメモすることを,もうずっと何年も続けています.
というのも,ノートにすぐメモしないと,頭が鈍い私は,折角思いついたアイデアを,すぐ忘れてしまうからです.
…で,今,振り返ってみますと,ほとんどすべてのグッドアイデアは,散歩や登山をしているとき,あるいは電車に乗っているときなどに,「ふぃ~っ」と,思いついたものです.絶対に机の前に座って考えたものではないことに,改めて実感しています.
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さあ~てっと・・!
話が面倒になりましたが,まあそれにしても,“歩く”ことで,脳が若返るなら,これはもう,しめたものです.
私の生まれは信州.だから,私の脳みそは“信州みそ”.故郷の名誉に掛けて,”信州味噌は旨いぞ”ということにしておきたいです.
でも,折角の味噌も,時にはかき回してリフレッシュさせないと腐るかもしれないです.
まあ,そんなわけで,この本から大きな刺激を受けたついでに,これからも塔ノ岳詣でを,せっせと続けて,私の頭に入っている“古い信州みそ”をリフレッシュさせることにしましょう.
もう一つ.
さきほど紹介した本の表紙を見て下さい.
”妻・カヨ子おばあちゃん”が,
「生活次第で,頭は衰えず.ムダな頑張りはしない」
と言っています.
ここで“我田引水”
塔ノ岳を含めて,登山に無理は禁物ですぞ・・・
無理はムダ.
オーバーペースで”ハア,ハア,・・”しながら登ったり,大汗をかいて登るのは禁物ですぞ!
それこそ,カヨ子さんのいう“ムダな頑張り”です.
汗は血液だと思うとハッキリします.ただ,汗は,血液のように赤い色をしていないだけ.でも,もともとは血液だったものが汗になったんだと考えましょう.
ヒルが怖いと言うけれども,ヒルが吸う血液の量なんて,大汗を書いたときに失われる血液の量に比較したら,それこそ微々たるものです.
もし汗が赤い色だと想像してみて下さい.それこそ着ているものが“真っ赤っか”になりますよ.
ヒルなんかよりも,大汗を書く方が,何百倍も怖いんです,
さて・・・・
今日の“ゴマメの歯ぎしり”的な結論を急ぎましょう.
この本で,著者は,
*最低でも,週に1回,1時間程度の運動をしましょう
*できれば,週に4回しましょう
と提案されています.
私を含めて,塔ノ岳ご常連の皆さんには,“1時間の運動を週に4回”程度の目標なら,簡単にクリアできてしまいます.いえ・・・十分すぎる運動量をこなしています.
“大汗,はあはあ”で,無理をして塔ノ岳に登る必要はないんです.そんなことを続けていたら,返って身体がダメになります.まあ,60歳代はそれでも良いんでしょうが(良いという証拠はありませんが),70歳代になったら,真剣に気をつけましょう.
ノンビリ,ゆっくり登ったって,十分すぎる運動になるんです.
そう! 年配者の登山には,
“頑張りましょう!”
は禁句です.
”ゆっくりのんびり”,”倦まずたゆまず”,淡々と続けることに致しましょう.
まあ,そんなこんなで,お互いに何時までも若々しく過したいですね.
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<2008年2月5日のミー君>
ミー君よ.
お前さんもネコ年齢12歳.人間に換算すれば卆寿を越えたよね.
それにしては,お前さんも,本当に元気だね.
でも,この頃,どうも山荘の2階や布団小屋で居眠りをしている時間が多くなったんじゃないの?
居眠りばかりしていないで,もっと営業部長らしく,動き回らなければダメだよ.
動き回るのが元気で長生きする妙薬なんだから・・・
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e50c62f5fdb19f22a65c2cebbb6d7fe7
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