早春の鎌倉探訪南北縦断ハイキング
(山旅スクール第5・6期有志)
2007年3月7日(水)
■鎌倉駅に集合
Flower-hillは,3月1日,岩稜歩きを練習するために,相模原のストーンマジックへ行った。そこでたまたま居合わせた山旅スクール第5・6期の方々数名と,鎌倉散策をしようと約束した。鎌倉住民であるflower-hillが案内役を仰せつかった次第である。
2007年3月7日。水曜日。集合時間の9時30分に,参加者全員が鎌倉駅表口に現れる。今日の参加者は,トドさんことAさんが窓口で,山旅スクール5期生3名,6期生4名,合計7名の大所帯である。女性6名,アルカリ性1人である。
今日のテーマは,裏大仏ハイキングコースを背骨にして,その周辺を辿りながら,早春の鎌倉を北から南へ縦断して,七里ヶ浜まで出ることである。
<鎌倉南北縦走コースの概要>
■歓喜天から浄光明寺へ
9時45分に,鎌倉駅前から歩き出す。まずは小町通を北上する。まだ朝が早いので,開店していないお店もチラホラする。まだ観光客も疎らである。鎌倉十井の一つである「鉄(クロガネ)の井」の脇を通り抜ける。鶴ヶ岡八幡宮の西側の境界に沿って北上し,自動車道路から左折して旧道の巨福呂坂に入る。左側には梅林が広がる。残念ながら,もう梅の花はほとんど散っている。10時03分,道路から数十段の階段を登り,崖の中腹にある歓喜天に到着する。ここで参拝を兼ねて,10分ほど小休止する。
ついでに集合写真を撮る。
■海蔵寺手前から葛原ヶ岡ハイキングコースへ
階段の途中から,南側に崖下に入り込む。崖をトラバースする道を辿り,尾根を越える。尾根から竹林の中の細い小径を下って,扇ヶ谷2丁目の住宅地に降りる。そのまま住宅地の中を進み,10時25分に浄光明寺前を通過する。そのまま直進して横須賀線の線路脇に出る。ここから線路に沿って北鎌倉方面に歩く。亀ヶ谷坂入口にある岩船地蔵を通り抜けて,横須賀線のガードを潜り,海蔵寺方面へ進む。そして左手に化粧坂への分岐を通過する。そして,分岐から数メートル先の三叉路を右に曲がる。
途端に閑静な住宅地になる。私達は,騒がず,声も立てず,静かに,静かに通り過ぎる。やがて,道路は浄智寺から葛原ヶ岡に至る尾根に突き当たる。駐車場脇の狭い通路を通って,崖沿いの急坂を登り詰める。そして,葛原ヶ岡ハイキングコースの登り口に到着する。ここからは,一般の観光客の姿もチラホラと見える。
■瓜ヶ谷ヤグラから源氏山公園へ
そのまま葛原が岡ハイキングコースに沿って5分ほど登り,10時55分,天柱峰に到着する。ここで,10分ほど休憩して,11時08分に天柱峰を出発する。そして,すぐ近くの鞍部から右側のヤブ道に入る。何人かの参加者は,ヤブ道を薄気味がっているようである。左右から踏み跡が交差,分岐する。そこを通り抜けて,尾根の鞍部から西側の滑りやすい急坂を下る。全員さすがに登山学校の生徒である。何の問題もなく急坂を下って,11時16分に,5穴からなる瓜ヶ谷ヤグラに到着する。ここで暫くの間,ヤグラを見学する。
<瓜ヶ谷ヤグラ>
その後,下り坂を少し下って,田圃の縁に降りる。セリが密生する湿地帯の畦道を抜けて,北鎌倉・山ノ内自動車道に出る。自動車道の坂道を登りきったところで,左折して葛原が岡神社に向かう小径に入る。そのまま源氏山公園に入り,11時50分に頼朝像の前に到着する。
広場の片隅で昼食を摂る。女性の参加者が多いので,沢山のキャンディーが次から次へと出てくる。
■銭洗い弁天,佐助稲荷から裏大仏ハイキングコースへ
12時20分に源氏山公園を出発して,銭洗い弁天に向かう。急な下り坂の自動車道を少し下り,途中から右折して山道に入る。余談だが,この山道が正規の山道である。12時32分に銭洗い弁天に到着する。ここで数分休憩を取った後,住宅地の中の参道を辿って,12時45分に佐助稲荷に到着する。ここで再び数分の休憩を取る。
<佐助稲荷>
12時52分,佐助稲荷の裏山を登って,12時55分に裏大仏ハイキングコースに出る。そのままハイキングコースに沿って歩く。途中で,数名のハイカーとすれ違う。13時10分に峠の喫茶店,アトレ近くを通り過ぎる。
■大仏切通しから火の見下へ
14時08分,ハイキングコースの終点近くに到着する。大仏坂トンネルのすぐ近くから右折して,旧大仏切通に入る。急坂を登り詰めて,すぐに急な下り坂を下る。そしてトラバース道に入る。慎重にトラバース道を通り過ぎて,仲之坂団地からの道と合流する。この辺りからの切通し道は歩きやすくなる。
<大仏切通のヤグラ群>
大仏切通ヤグラ群を見学し後,県道藤沢・鎌倉線のバス停火の見下を通過して,馬場ヶ谷の住宅地の登り坂を辿って南下する。やや急な坂道登り詰めてトンネル入口に到着する。このトンネルを抜けると極楽寺4丁目である。強い風が極楽寺方面からトンネルの中へ吹き込んでくる。
■月影地蔵から鎌倉山へ
狭くて複雑な道を極楽寺方面へ下り,14時18分に月影地蔵に到着する。ここで数分休憩を取る。
<月影地蔵>
14時22分,月影地蔵を出発して,七里のお山へ向かう。歩き出して5分ほどでお山の尾根に到着する。ここで尾根道が左右に分かれる。尾根に沿って左に下れば,日蓮袈裟掛けの松付近に下山する。右に行けば,尾根沿いに鎌倉山へ出られる。どちらへ行くか迷うが,まだ時間があるので,稲村ヶ崎の縁の山道に沿って,鎌倉山方面へ進むことにする。
山道を辿って,鎌倉山2丁目の住宅地に出る。住宅地の縁に沿って進む。鎌倉山神社を通り過ぎて,七里ヶ浜東への抜け道の三叉路に到着する。ここで左折して七里ヶ浜の方へ少し下る。30メートルほど下ったところで,再び三叉路に出る。ここには,爆弾三勇士の碑があるので見学する。余談だが,この爆弾三勇士の碑の片割れが,鶴岡八幡宮内の国宝館の前に建っている。なぜ,こんなに離れたところに分けられているのか,浅学の私には分からない。
鎌倉山2丁目の住宅地に沿って,ブラブラ歩きを続ける。鎌倉山の表通りは,バスも通っているので,落ち着かない雰囲気がある。それに比較すれば,私達の通っている道は,落ち着いているので,大変気持ちがよい。大邸宅が並ぶ道を進んで,棟方版画美術館の近くを通り過ぎる。
■広町緑地を逍遥
やがて,15時10分,私達が歩いてきた道が,目の前の山に突き当たる。ここも広町緑地の入口の一つである。私達は,ここから広町緑地に入る。広町緑地の中には網の目のように散策路が作られているので,馴れない内は,とても迷いやすい。私もこれまで10回以上,ここを訪れているが,それでも正確には道を覚えることができない。多少迷いそうになりながらも,広町緑地の縁に沿って進み,予定通り,霊光寺入口近くの急坂を下って,日蓮雨乞いの池に出る。にここは急坂。参加者の中には腰が引けている人も数名いたが,さすがに登山学校の生徒さんである。全員,何の問題もなく下り終えた。
■七里ヶ浜へ
ここから,急坂を登り七里ヶ浜2丁目の住宅地の南縁に沿って歩く。駐車場の端の低いブロック塀を乗り越えて,細い道に出る。この道を辿って,海の方へ下る。途中から真っ青な海が見下ろせる。下りきったところで,江ノ電の線路を越える。そして,15時54分,無事に江ノ電七里ヶ浜駅に到着する。 江ノ電で鎌倉へ出る。
そして,私が行きつけの喫茶店「陶季(トウゴヨミ)」で,お茶をしてから,17時20分頃,解散する。
(おわり)
(山旅スクール第5・6期有志)
2007年3月7日(水)
■鎌倉駅に集合
Flower-hillは,3月1日,岩稜歩きを練習するために,相模原のストーンマジックへ行った。そこでたまたま居合わせた山旅スクール第5・6期の方々数名と,鎌倉散策をしようと約束した。鎌倉住民であるflower-hillが案内役を仰せつかった次第である。
2007年3月7日。水曜日。集合時間の9時30分に,参加者全員が鎌倉駅表口に現れる。今日の参加者は,トドさんことAさんが窓口で,山旅スクール5期生3名,6期生4名,合計7名の大所帯である。女性6名,アルカリ性1人である。
今日のテーマは,裏大仏ハイキングコースを背骨にして,その周辺を辿りながら,早春の鎌倉を北から南へ縦断して,七里ヶ浜まで出ることである。
<鎌倉南北縦走コースの概要>
■歓喜天から浄光明寺へ
9時45分に,鎌倉駅前から歩き出す。まずは小町通を北上する。まだ朝が早いので,開店していないお店もチラホラする。まだ観光客も疎らである。鎌倉十井の一つである「鉄(クロガネ)の井」の脇を通り抜ける。鶴ヶ岡八幡宮の西側の境界に沿って北上し,自動車道路から左折して旧道の巨福呂坂に入る。左側には梅林が広がる。残念ながら,もう梅の花はほとんど散っている。10時03分,道路から数十段の階段を登り,崖の中腹にある歓喜天に到着する。ここで参拝を兼ねて,10分ほど小休止する。
ついでに集合写真を撮る。
■海蔵寺手前から葛原ヶ岡ハイキングコースへ
階段の途中から,南側に崖下に入り込む。崖をトラバースする道を辿り,尾根を越える。尾根から竹林の中の細い小径を下って,扇ヶ谷2丁目の住宅地に降りる。そのまま住宅地の中を進み,10時25分に浄光明寺前を通過する。そのまま直進して横須賀線の線路脇に出る。ここから線路に沿って北鎌倉方面に歩く。亀ヶ谷坂入口にある岩船地蔵を通り抜けて,横須賀線のガードを潜り,海蔵寺方面へ進む。そして左手に化粧坂への分岐を通過する。そして,分岐から数メートル先の三叉路を右に曲がる。
途端に閑静な住宅地になる。私達は,騒がず,声も立てず,静かに,静かに通り過ぎる。やがて,道路は浄智寺から葛原ヶ岡に至る尾根に突き当たる。駐車場脇の狭い通路を通って,崖沿いの急坂を登り詰める。そして,葛原ヶ岡ハイキングコースの登り口に到着する。ここからは,一般の観光客の姿もチラホラと見える。
■瓜ヶ谷ヤグラから源氏山公園へ
そのまま葛原が岡ハイキングコースに沿って5分ほど登り,10時55分,天柱峰に到着する。ここで,10分ほど休憩して,11時08分に天柱峰を出発する。そして,すぐ近くの鞍部から右側のヤブ道に入る。何人かの参加者は,ヤブ道を薄気味がっているようである。左右から踏み跡が交差,分岐する。そこを通り抜けて,尾根の鞍部から西側の滑りやすい急坂を下る。全員さすがに登山学校の生徒である。何の問題もなく急坂を下って,11時16分に,5穴からなる瓜ヶ谷ヤグラに到着する。ここで暫くの間,ヤグラを見学する。
<瓜ヶ谷ヤグラ>
その後,下り坂を少し下って,田圃の縁に降りる。セリが密生する湿地帯の畦道を抜けて,北鎌倉・山ノ内自動車道に出る。自動車道の坂道を登りきったところで,左折して葛原が岡神社に向かう小径に入る。そのまま源氏山公園に入り,11時50分に頼朝像の前に到着する。
広場の片隅で昼食を摂る。女性の参加者が多いので,沢山のキャンディーが次から次へと出てくる。
■銭洗い弁天,佐助稲荷から裏大仏ハイキングコースへ
12時20分に源氏山公園を出発して,銭洗い弁天に向かう。急な下り坂の自動車道を少し下り,途中から右折して山道に入る。余談だが,この山道が正規の山道である。12時32分に銭洗い弁天に到着する。ここで数分休憩を取った後,住宅地の中の参道を辿って,12時45分に佐助稲荷に到着する。ここで再び数分の休憩を取る。
<佐助稲荷>
12時52分,佐助稲荷の裏山を登って,12時55分に裏大仏ハイキングコースに出る。そのままハイキングコースに沿って歩く。途中で,数名のハイカーとすれ違う。13時10分に峠の喫茶店,アトレ近くを通り過ぎる。
■大仏切通しから火の見下へ
14時08分,ハイキングコースの終点近くに到着する。大仏坂トンネルのすぐ近くから右折して,旧大仏切通に入る。急坂を登り詰めて,すぐに急な下り坂を下る。そしてトラバース道に入る。慎重にトラバース道を通り過ぎて,仲之坂団地からの道と合流する。この辺りからの切通し道は歩きやすくなる。
<大仏切通のヤグラ群>
大仏切通ヤグラ群を見学し後,県道藤沢・鎌倉線のバス停火の見下を通過して,馬場ヶ谷の住宅地の登り坂を辿って南下する。やや急な坂道登り詰めてトンネル入口に到着する。このトンネルを抜けると極楽寺4丁目である。強い風が極楽寺方面からトンネルの中へ吹き込んでくる。
■月影地蔵から鎌倉山へ
狭くて複雑な道を極楽寺方面へ下り,14時18分に月影地蔵に到着する。ここで数分休憩を取る。
<月影地蔵>
14時22分,月影地蔵を出発して,七里のお山へ向かう。歩き出して5分ほどでお山の尾根に到着する。ここで尾根道が左右に分かれる。尾根に沿って左に下れば,日蓮袈裟掛けの松付近に下山する。右に行けば,尾根沿いに鎌倉山へ出られる。どちらへ行くか迷うが,まだ時間があるので,稲村ヶ崎の縁の山道に沿って,鎌倉山方面へ進むことにする。
山道を辿って,鎌倉山2丁目の住宅地に出る。住宅地の縁に沿って進む。鎌倉山神社を通り過ぎて,七里ヶ浜東への抜け道の三叉路に到着する。ここで左折して七里ヶ浜の方へ少し下る。30メートルほど下ったところで,再び三叉路に出る。ここには,爆弾三勇士の碑があるので見学する。余談だが,この爆弾三勇士の碑の片割れが,鶴岡八幡宮内の国宝館の前に建っている。なぜ,こんなに離れたところに分けられているのか,浅学の私には分からない。
鎌倉山2丁目の住宅地に沿って,ブラブラ歩きを続ける。鎌倉山の表通りは,バスも通っているので,落ち着かない雰囲気がある。それに比較すれば,私達の通っている道は,落ち着いているので,大変気持ちがよい。大邸宅が並ぶ道を進んで,棟方版画美術館の近くを通り過ぎる。
■広町緑地を逍遥
やがて,15時10分,私達が歩いてきた道が,目の前の山に突き当たる。ここも広町緑地の入口の一つである。私達は,ここから広町緑地に入る。広町緑地の中には網の目のように散策路が作られているので,馴れない内は,とても迷いやすい。私もこれまで10回以上,ここを訪れているが,それでも正確には道を覚えることができない。多少迷いそうになりながらも,広町緑地の縁に沿って進み,予定通り,霊光寺入口近くの急坂を下って,日蓮雨乞いの池に出る。にここは急坂。参加者の中には腰が引けている人も数名いたが,さすがに登山学校の生徒さんである。全員,何の問題もなく下り終えた。
■七里ヶ浜へ
ここから,急坂を登り七里ヶ浜2丁目の住宅地の南縁に沿って歩く。駐車場の端の低いブロック塀を乗り越えて,細い道に出る。この道を辿って,海の方へ下る。途中から真っ青な海が見下ろせる。下りきったところで,江ノ電の線路を越える。そして,15時54分,無事に江ノ電七里ヶ浜駅に到着する。 江ノ電で鎌倉へ出る。
そして,私が行きつけの喫茶店「陶季(トウゴヨミ)」で,お茶をしてから,17時20分頃,解散する。
(おわり)