中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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 ノルウェー紀行;第6日目(トレッキング第4日目)(3);ライルバスブー

2013年09月29日 04時50分40秒 | ノルウェー;カルホビッケン登頂

                                <ライルバスブーの夕景>
 
 ノルウェー紀行;第6日目(トレッキング第4日目)(3);ライルバスブー
           (アルパインツアー)
      2013年8月19日(月)~8月30日(金)

第6日目;2013年8月23日(木):トレッキング第4日(つづき) 

<ライルバスブー>

■ライルバスブーに到着
 17時40分,私たちはライルバスブーに到着する.
 ここも素晴らしい山小屋である.私たち以外にも沢山のトレッカーが宿泊しているようである.小屋の外では,何人かの宿泊客が外で夕日を浴びながら寛いでいる.
 私たちが到着すると,
 “おや,どこからきたの?”
というような好奇心の眼で,私たちを見つめる.
 とりあえずは,小屋の前で,クールダウンのストレッチをする.私たちがストレッチをしているのも,どうやら好奇心の対象になるようである.

<ライルバスブーに到着>

素敵な部屋
 ツアーリーダーが宿泊手続きをする.
 とりあえずは割り当てられた部屋に行ってみる.ここも木の香りのする落ち着いた部屋である.今晩もKSさんと同室である.
 部屋に入ると,向かって右が2段ベッドである.反対側のは簡素ながら洗面所とクロークがある.二重窓から外を覗くと,夕暮れの湖水が見えている.
 山小屋とはいえ,ちょっとしたホテル並みの水準だなと思う.

<ライルバスブーの客室(翌朝撮影したもの)>

■部屋の間取り
 例によって,部屋の間取りを記録しておこう.
 まずは平面図.
 廊下から部屋に入ると,右側に筋違いの二段ベッドがある.普通の二段ベッドと違って,上段と下段がずれている.
 最初にこのベッドを見たときに,
 “あれ~ぇ…! 下段のベッドは随分と丈が短いな”
と勘違いした.


ベッドの側面図
 ベッドの側面図を記録しておこう.
 下の図のように下段ベッドと,上段ベッドが少し重なっている.
 要するに上段と下段がずれた二段ベッドである.ずれたことによって生じた空間を物置にしてある.
 例によって,同室のKSさんが,“長幼の序”ということで,断固,上段のベッドを使うという.私にはとても有り難いことだが,どうも気が引ける.本当は年令など無関係に,上下を代わり番こに使う方が気が楽なのだが…
 でも,敢えて主張するのは差し控える.あるお寺の坊さんから“施しをするも受けるも善行”という教えがあったことを思い出す.


<豪華な夕食>

■まずは飲み物
 18時30分から夕食である.
 食堂は沢山の宿泊客で賑やかである.でも,日本の山小屋の食堂のように,やたらと詰め込まれることはなく,ユッタリと座れる.私たちは広い食堂の窓際の一角に纏まって陣取る.
 まずは飲み物.
 “酒,タバコ,麻雀,カラオケ,ゴルフ”の“近代五種”が苦手な私はサラリーマン時代随分と苦労した.そんなわけで,私はセブンアップを注文する.コーラ,セブンアップの類の清涼飲料水は,どこの国に行って注文しても同じ味がするので安心である.
 ただ,ここ,ノルウェーでは,物価が非常に高いので,このセブンアップ1本が35クローネ,日本円で700円弱もする.
 写真にワインが写っているって!!
 このワイングラスはトイ面に座っている人が注文した物である.

<まずは飲み物>

前菜とメインディッシュ
 まずは前菜.前菜の写真は撮り忘れたが,生サーモンの薄切りとポテト,野菜類を盛りつけらられたもの.そう言えば,ノルウェーの主要産品の中にサーモンがあった.勿論,美味しく戴く.
 続いてメインディッシュ.肉料理である.店員が一人ひとりに料理を運んでくる.このサービスはホテル並み.
 ここは山小屋.そのことを考慮すると,大変なご馳走ということになる.
 写真には撮らなかったが,主食は勿論パンである.

<メインディッシュ>

■デザート

 デザートは下の写真の通りである.
 何を食べているのか,田舎者の私には良く分からないが,とにかく甘い.
 なお,当然のことながら,コーヒーを賞味する


<デザート>

<夕暮れのひととき>

■夕景を楽しむ
 19時30分頃,夕食が終わる.
 ここは高緯度の国である.外はまだまだ明るい,このまま寝てしまうのは惜しいので,山小屋の周辺を少しばかり散策する.
 夕暮れの湖水は凪いでいる.向こう岸には鋭く尖った三角形の山が見えている.
 “オレには到底あの山には登れないな”
と重いながら山を見上げる.

<夕暮れの湖水>

■シャワーを浴びる
 20時45分頃,シャワーを浴びる.
広々としたシャワー室である.一度に3人で使えるが,間仕切りはない.スッポンポンで3人並んでシャワーを浴びる.
 私の隣は,たまたま同じグループの男性である.彼はシャワーを浴びながら盛んに愚痴る.
 「…年を取ると,足は細くなる,尻は下がる,猫背になる,肉が腹の辺りに垂れ下がる…良いこと無いなあ…」
 勿論私も同感!
 そんなこと言っていても,この男性のスタミナと,岩稜歩きの上手さは大したものだとお見受けしている.

■今日も良かった
 21時過ぎ就寝.
 同室の方は,今夜もどこかで宴会をやっているらしくて,まだ不在である.
 今日も良かった! 良かった!

<ラップタイム>

 7:30  朝食
 8:30  集合
 8:40  イェンデスブーから歩き出し
 9:00  衣服調整
 9:54  休憩(10:05まで)
10:55  休憩(湖が見下ろせる場所で11:05まで)
11:55  休憩(12:05まで)
13:07  休憩(13:15まで)
14:55  休憩(15:00まで)
15:55  休憩(16:10まで)
16:50  峠;見晴絶佳の場所
17:00  休憩(17:05まで)
17:40  ライルバスバブー着
18:30  夕食

[山行記録]

水平歩行距離          17:5km
    イェンデブー→峠        15:5km
    峠→ライルバスブー        2.0lm
     
累積登攀高度(概算)      250m

累積下降高度(概算)              150m

■登り所要時間(休憩時間込み)
   イェンデスブー発            8.40
   峠 着               16:50
       (所要時間)          8時間10分(8.17h)
   水平歩行速度       15.5km/8.17h=1.90km/h
   登攀速度             250m/8.17h=30.6m/h

■下り所要時間(休憩時間込み)
   峠 発                16:50
   ライルバスブー着           17:40
   (所要時間)             50分(0.83
h)
   水平歩行速度                2km/0.83h=2.41km/h
   下降速度            150m/0.83h=180.7m/h

■所要時間(合計)
    イェンデスブー発          8:40
    ライルバスブー着         17:40
    (所要時間)         9時間00分(9.00h)
         水平歩行速度       17.5km/9.00h=1.94km/h 
   


                                    (つづく)

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目次と索引
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