中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ノルウェー紀行;第6日目(トレッキング第4日目)(2);湖と残雪の山稜を行く

2013年09月28日 03時14分15秒 | ノルウェー;カルホビッケン登頂

                                <湖水と残雪の山>
 
 ノルウェー紀行;第6日目(トレッキング第4日目)(2);湖と残雪の山稜を行く
           (アルパインツアー)
      2013年8月19日(月)~8月30日(金)

第6日目;2013年8月23日(木):トレッキング第4日(つづき) 

 <ルート地図>

■拡大図3

                         ↑   拡大図2から拡大図3へ続く  
■拡大図2          ↑

※これらの地図は筆者が作成したもので,アルパインツアー社から提供されたものではありません.
 正確さは保証しかねます.

<プロフィールマップ>

8kmから16kmまで

16km以降

※プロフィールマップは後刻正確なものに差し替えます

<湖と徒渉の繰り返し>

■湖の連続
 12時05分,峠の休憩を終えて,歩き出す.私たちが歩いている場所より少し低い位置に,綺麗な湖が広がっている,対岸は残雪の山が連なっている,素晴らしい風景である.
 私たちは湖より少し高い所をトラバースしながら西へ向かう.

<次から次へと湖が現れる>

■徒渉を繰り返す
 13時53分,川幅が大分広い川を渡る.この辺りには湖水に流れ込む小川が何本もある,私たちは何回も,何回も徒渉を繰り返す.
 相変わらず,踏み跡は,痕跡すらない所が大部分である.したがって,登山道が何処なのか,私たちには殆ど分からない.ただひたすら,現地ガイドの後を追っている.

<何回も徒渉を繰り返す>

■滝のような川
 13時55分,左前方から,まるで滝のような川が流下しているのが見える.
 私たちは,この川の左岸を遠巻きにして,やや急な坂道を登り続ける.相変わらず礫や石がゴロゴロとしていて歩きにくい状態が続く.

<滝のような川の左岸を遠巻きにして登り続ける>

■また湖だ
 やや急な坂道を登り切ると,また前方に湖が見え始める.先ほどの湖より少し標高が高い所にある湖である.先ほど通過した湖より大分大きな湖である.
 私たちは湖の湖畔沿いに歩き続ける.

<湖畔沿いに歩き続ける>

■湖の畔で休憩
 14時53分,湖の畔で,10分ほど休憩を取る.
 地図で現在地を確かめる.余り正確ではないが,周辺の景色と地図を見較べると.私たちは,多分,イェンデブーから約8.5キロメートルの地点にいるようだ.
 下の写真で,向かって左側の山が


<湖の畔で休憩>

■湖の対岸に聳える二つの山
 15時07分,先ほどから見えている二つの山が一番良く見える場所に到着する.イェンデビーから約10キロメートルの地点である,下の写真で,向かって左側が英語読みでスカドラルフェキー山(標高2,157メートル),右側がスカラトラルス山(標高2,100メートル)である.
 二つの山の間に氷河が流下している.

<対岸の二つの山>

■分岐点の道標
 15時40分,約12.5キロメートル地点にある分岐に到着する.分時点に道標が立っている.
 この分岐から南に下ると,英語読みでフォンズブーとかオラブスブーというところへ向かうようである.
 “オラブスブー!?”
 私は「オレはブスでブーだ」と読めるので,一人で笑いを堪える.
 でも,案内の道標があっても,見たところ踏み跡すら見当たらないので,どこでどう分岐しているのか分からないまま通過する.

<分岐点の道標>

■また次の湖だ
 15時41分,また次の湖の畔に沿って歩き始める.イェンデブーから約13キロメートルの地点である.地図によると,この湖の標高は1400メートルである.

<標高1400メートルの湖>

■一寸立派な案内標識
 15時55分,一寸立派な標識の前を通過する.岩の上に赤い字でTと書いた石塔が乗せてある.赤いTの字は,ノルウェーの山岳会を意味しているという.
 ノルウェーの山全体に共通かどうか分からないが,この辺りでは.岩に赤いTの字の標識が所々に置いてある.これらの標識を見付けながら歩くようだが,もともと踏み跡もないような所なので,一寸した霧が掛かっただけでも,この標識を見付けながら歩くのは不可能に近いなと思う.

<立派な標識>

■標識近くで休憩
 1案内標識の近くで,15分ほど休憩を取る.イェンデブーから約15キロメートルの地点である.下の写真で,赤いジャンバーを着た恰幅の良い男性が現地案内人のオラさんである.
 前方には峠が見えている.あの峠を越えれば,これから先のことが読めるだろうなと思う.
 そろそろ,皆さんの顔に疲労の色が見え始めている.

<峠の手前で休憩>

<峠を越える>

■結構きつい峠越え
 16時10分,休憩を終えて歩き出す.ちょっと急な登り坂になる.この辺りは踏み跡らしい感じのする所があって,少し歩きやすくなる.
 進行方向右手にキルキャ峰(標高1,843メートル)が聳えている.
 歩き出しから約14.5キロメートル地点を歩いている.勾配はそれほどきつくはないが,相変わらず長い登り坂が連続している.

<一寸シンドイ峠道>

峠からライルバスブー小屋を見下ろす
 17時丁度,峠に到着する.峠の名前は良く分からないが,地図を見ると,英語読みでホグバグレンと書いてある.標高1,518メートルの峠である.
 峠から北の方向に湖が見えている.英語読みでライルバトネットという名前の湖である.この湖の標高は,1,401メートル.東西に約1キロメートル,南北に約1.5キロメートルのかなり大きな湖である.
 この湖の西岸に,私たちが今夜宿泊するライルバスブー小屋がある.
 私が持参している安物のデジカメでも,レンズを望遠にすると眼下にライルバスブーの小屋群が見えている.
 同行者のどなたかが,
 「(小屋まで)もうすぐですね…」
とツアーリーダーに話しかける.すると,
 「…こう見えていても,これからまだ大分ありますよ…」
という.

<峠からライルバスブーを見下ろす>

石ころが広がる斜面で休憩
 見晴の良い峠で5分ほど小休止した後,進行方向左手の尾根伝いに,まだ暫く登る.
 17時04分,赤い字の「T」マークのあるところで,再び,5分ほど休憩を取る.気温は8℃.少し寒くなった.
 辺りは大小の石が転がっている荒れ地である.
 17時05分,休憩を終えて歩き出す.

<案内標識の側で小休止>

一気にガレ場道をくだりライルバスブーへ
 なるほど,実際に歩いてみると,直ぐ近くに見えているライルバスブー小屋まで辿り着くのに結構時間がかかる.
 この辺りも,地図では道が書いてあるが,実際には踏み跡さえないところである.ところどころにある「T」マークを見つけながら歩くが,上の写真のような立派な道標には滅多にお目に掛かれない.普通はちょっと大きな石に赤字でTと書いてあるだけだ.
 ガレ場の下りで,また,列がバラケ始める.列の後ろの方の誰かが,近道をしようと思ったのか,湖に向かって真っ直ぐ降りようとする.遠くからその様子を見ていたツアーリーダーから,
 「赤いTマークに戻って下さい…」
と注意を受ける.
 17時40分頃,ガレ場の下りが終わって,湖の畔の草道に合流する.途端に随分と歩き易いなと感じる.やっぱり人の手が加えられた道は良いものだと実感する.
 もう,直ぐ近くにライルバスブーの建物が見えている.

<ライルバスブーはもうすぐだ>
                                 (つづく)

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目次と索引
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