<湖水と残雪の山>
ノルウェー紀行;第6日目(トレッキング第4日目)(2);湖と残雪の山稜を行く
(アルパインツアー)
2013年8月19日(月)~8月30日(金)
第6日目;2013年8月23日(木):トレッキング第4日目(つづき) 晴
<ルート地図>
■拡大図3
↑ 拡大図2から拡大図3へ続く
■拡大図2 ↑
※これらの地図は筆者が作成したもので,アルパインツアー社から提供されたものではありません.
正確さは保証しかねます.
<プロフィールマップ>
■8kmから16kmまで
■16km以降
※プロフィールマップは後刻正確なものに差し替えます
<湖と徒渉の繰り返し>
■湖の連続
12時05分,峠の休憩を終えて,歩き出す.私たちが歩いている場所より少し低い位置に,綺麗な湖が広がっている,対岸は残雪の山が連なっている,素晴らしい風景である.
私たちは湖より少し高い所をトラバースしながら西へ向かう.
<次から次へと湖が現れる>
■徒渉を繰り返す
13時53分,川幅が大分広い川を渡る.この辺りには湖水に流れ込む小川が何本もある,私たちは何回も,何回も徒渉を繰り返す.
相変わらず,踏み跡は,痕跡すらない所が大部分である.したがって,登山道が何処なのか,私たちには殆ど分からない.ただひたすら,現地ガイドの後を追っている.
<何回も徒渉を繰り返す>
■滝のような川
13時55分,左前方から,まるで滝のような川が流下しているのが見える.
私たちは,この川の左岸を遠巻きにして,やや急な坂道を登り続ける.相変わらず礫や石がゴロゴロとしていて歩きにくい状態が続く.
<滝のような川の左岸を遠巻きにして登り続ける>
■また湖だ
やや急な坂道を登り切ると,また前方に湖が見え始める.先ほどの湖より少し標高が高い所にある湖である.先ほど通過した湖より大分大きな湖である.
私たちは湖の湖畔沿いに歩き続ける.
<湖畔沿いに歩き続ける>
■湖の畔で休憩
14時53分,湖の畔で,10分ほど休憩を取る.
地図で現在地を確かめる.余り正確ではないが,周辺の景色と地図を見較べると.私たちは,多分,イェンデブーから約8.5キロメートルの地点にいるようだ.
下の写真で,向かって左側の山が
<湖の畔で休憩>
■湖の対岸に聳える二つの山
15時07分,先ほどから見えている二つの山が一番良く見える場所に到着する.イェンデビーから約10キロメートルの地点である,下の写真で,向かって左側が英語読みでスカドラルフェキー山(標高2,157メートル),右側がスカラトラルス山(標高2,100メートル)である.
二つの山の間に氷河が流下している.
<対岸の二つの山>
■分岐点の道標
15時40分,約12.5キロメートル地点にある分岐に到着する.分時点に道標が立っている.
この分岐から南に下ると,英語読みでフォンズブーとかオラブスブーというところへ向かうようである.
“オラブスブー!?”
私は「オレはブスでブーだ」と読めるので,一人で笑いを堪える.
でも,案内の道標があっても,見たところ踏み跡すら見当たらないので,どこでどう分岐しているのか分からないまま通過する.
<分岐点の道標>
■また次の湖だ
15時41分,また次の湖の畔に沿って歩き始める.イェンデブーから約13キロメートルの地点である.地図によると,この湖の標高は1400メートルである.
<標高1400メートルの湖>
■一寸立派な案内標識
15時55分,一寸立派な標識の前を通過する.岩の上に赤い字でTと書いた石塔が乗せてある.赤いTの字は,ノルウェーの山岳会を意味しているという.
ノルウェーの山全体に共通かどうか分からないが,この辺りでは.岩に赤いTの字の標識が所々に置いてある.これらの標識を見付けながら歩くようだが,もともと踏み跡もないような所なので,一寸した霧が掛かっただけでも,この標識を見付けながら歩くのは不可能に近いなと思う.
<立派な標識>
■標識近くで休憩
1案内標識の近くで,15分ほど休憩を取る.イェンデブーから約15キロメートルの地点である.下の写真で,赤いジャンバーを着た恰幅の良い男性が現地案内人のオラさんである.
前方には峠が見えている.あの峠を越えれば,これから先のことが読めるだろうなと思う.
そろそろ,皆さんの顔に疲労の色が見え始めている.
<峠の手前で休憩>
<峠を越える>
■結構きつい峠越え
16時10分,休憩を終えて歩き出す.ちょっと急な登り坂になる.この辺りは踏み跡らしい感じのする所があって,少し歩きやすくなる.
進行方向右手にキルキャ峰(標高1,843メートル)が聳えている.
歩き出しから約14.5キロメートル地点を歩いている.勾配はそれほどきつくはないが,相変わらず長い登り坂が連続している.
<一寸シンドイ峠道>
■峠からライルバスブー小屋を見下ろす
17時丁度,峠に到着する.峠の名前は良く分からないが,地図を見ると,英語読みでホグバグレンと書いてある.標高1,518メートルの峠である.
峠から北の方向に湖が見えている.英語読みでライルバトネットという名前の湖である.この湖の標高は,1,401メートル.東西に約1キロメートル,南北に約1.5キロメートルのかなり大きな湖である.
この湖の西岸に,私たちが今夜宿泊するライルバスブー小屋がある.
私が持参している安物のデジカメでも,レンズを望遠にすると眼下にライルバスブーの小屋群が見えている.
同行者のどなたかが,
「(小屋まで)もうすぐですね…」
とツアーリーダーに話しかける.すると,
「…こう見えていても,これからまだ大分ありますよ…」
という.
<峠からライルバスブーを見下ろす>
■石ころが広がる斜面で休憩
見晴の良い峠で5分ほど小休止した後,進行方向左手の尾根伝いに,まだ暫く登る.
17時04分,赤い字の「T」マークのあるところで,再び,5分ほど休憩を取る.気温は8℃.少し寒くなった.
辺りは大小の石が転がっている荒れ地である.
17時05分,休憩を終えて歩き出す.
<案内標識の側で小休止>
■一気にガレ場道をくだりライルバスブーへ
なるほど,実際に歩いてみると,直ぐ近くに見えているライルバスブー小屋まで辿り着くのに結構時間がかかる.
この辺りも,地図では道が書いてあるが,実際には踏み跡さえないところである.ところどころにある「T」マークを見つけながら歩くが,上の写真のような立派な道標には滅多にお目に掛かれない.普通はちょっと大きな石に赤字でTと書いてあるだけだ.
ガレ場の下りで,また,列がバラケ始める.列の後ろの方の誰かが,近道をしようと思ったのか,湖に向かって真っ直ぐ降りようとする.遠くからその様子を見ていたツアーリーダーから,
「赤いTマークに戻って下さい…」
と注意を受ける.
17時40分頃,ガレ場の下りが終わって,湖の畔の草道に合流する.途端に随分と歩き易いなと感じる.やっぱり人の手が加えられた道は良いものだと実感する.
もう,直ぐ近くにライルバスブーの建物が見えている.
<ライルバスブーはもうすぐだ>
(つづく)
前の記事
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後の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/772d41e7d7f6419697ead6c95332de40
目次と索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/48f4e4d4ec64fe58371168794f7289c2
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