中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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北アルプス;燕岳から常念岳(2);登山口の中房温泉

2011年08月24日 16時34分36秒 | 北アルプス

                            <穂高駅に到着>

      北アルプス;燕岳から常念岳;登山口の中房温泉
          (アルパインツアー)
      2011年8月19日(金)~21日(日)

<三日間全体の地図>



<3日間全体プロフィールマップ>




第1日目:2011年8月19日(金)

<大糸線穂高駅を目指して>

■プロローグ
 何時もの通り,朝,4時に起床.
 毎日,蒸し暑い日が連続しているが,今はもう8月も下旬にさしかかっている.涼しい秋が待ち遠しいが,同時に,何となくうら寂しい気分にもなる.つい数週間前までは,朝4時といえば,すっかり夜が明けて,辺りが明るくなっていたが,この頃,4時ではまだ真っ暗である.それなのに,前日の昼間の熱気が残っていて,朝から結構蒸し暑い.
 私は,何時も丹沢へ行くときと同じ時間のモノレールを利用して大船まで出るつもりである.まだ,出掛けるまでに時間があるので,持ち物をもう一度チェックする.そして,数日前に作成したプロフィールマップを改めて見直しながら,全行程の概略を頭の中にたたき込む.
 5時10分,自宅を出発する.着替えなど,何時もの丹沢詣でのときに比較すると,多少荷物が多いので,リュックが重い.ここは1グラムでも軽くしたい所だが,日帰りとは違うので,どうしても多少重くなってしまう.
 大船駅前のコンビニに立ち寄って,今日の朝食と,若干の非常食を購入する.
 大船発5時45分の横須賀線電車に乗車する.このとき,大船駅付近の気温は,早朝にもかかわらず29.1℃もある.今日も猛暑日になりそうである.
 横浜駅,東神奈川駅で乗り換えて,横浜線の電車で八王子へ向かう.イライラするほど沢山の駅に停車したあと,7時08分に,漸く八王子駅に到着する.
 八王子7時29分発スーパーあずさ1号に乗車するつもりである.今日は連休初日,私は用心のために2~3日前に指定席を予約しておいたので,とても気が楽である.八王子駅には,沢山の登山姿の乗客が列車を待っている.今流行の山ギャルさんもあちこちに居る.

■中央線で一路信州へ
 久々の中央線の旅である.途中,かなり居眠りをしてしまったが,それでも熱心に車窓からの景色を楽しむ.甲府辺りから急に空模様がおかしくなり,かなり強い雨が降っている.どうやら,北から下がってきている寒冷前線の中を列車が走っているようである.
 空はすっかり雨雲に覆われていて,何時もなら車窓から楽しめる南アルプスや八ヶ岳の山々も全く見えない.電車のガラス窓には沢山の雨粒がたたきつけられている.ガラス窓には,砕け散った雨粒が斜め下に向かう平行線になって吹き飛ばされている.
 「・・・こりゃ~ぁ・・ダメだ.今日は雨の中登るしかないな.それとも,いっその事,中止になればいいな・・」
などと,心配し始める.
 ところが,諏訪湖を過ぎて塩尻に到着することになると,相変わらずの雨雲だが,どうやら雨は治まったようである.
 こうして,私が乗った列車は,定刻,9時39分に松本駅に到着する.
 17分ほどの待ち合わせで,大糸線の電車に乗車する.2両編成の電車である.座席の配置が一寸変わっていて,片側にだけ4人掛けのボックス席あるが,反対側は長いベンチ席になっている.乗客の大半が,私と同じような服装をした登山客である.

<穂高駅で集合,中房温泉へ>
 
■アルパインツアーの受付
 10時21分,ようやく穂高駅に到着する.ツアー会社が例示した列車より1本早い電車なので,まだ集合時間まで若干の余裕がある.私は,まずはトイレを済ませてから,駅前をほんの少しブラブラする.ブラブラすると言っても小さな駅なので,持て廻る所は殆どない.
 ほんの数分周辺を歩いてから,すぐに駅舎に戻る.駅舎の前に置かれている双体道祖神が可愛いらしい.
 駅前広場の片隅で,初老(といったら失礼かも知れないが)の男性が,アルパインツアーと書いた用紙を持って,ゴソゴソとしている.まだ,受付前の時間だが,この男性の近くに行って挨拶をする.この男性が,今回のツアーリーダー,M山さんである.M山さんは某テレビでお天気キャスターをされていた気象予報士で著名な方である.こんな有名な方がリーダーとは,何ともラッキーなことである.
 やがて,次の列車が到着する.そして,今回のツアー参加者16名とツアーリーダー2名,補助の方1名,合計19人.参加者の内、2人は,途中のナントカという温泉で前泊しているとのこと.
 時間通りに集合する.ご多分に漏れず,女性の参加者の方がずっと多いが,それでも第性の参加者も6名も居られる.正直な所,ホッとする.
 2人を除く参加者14人の参加者とツアーリーダー2人を乗せた専用車は,10時55分,中房温泉を目指して,穂高駅前を出発する,

<穂高駅前の可愛らしい双体道祖神>

■中房温泉に到着
 専用車は,まもなむ安曇野の平地を抜ける.穂高駅から走り出して20分ほど経過した所で,バスは前泊している2人の居るホテルに到着する.ここで,2人のツアー参加者が専用車に乗り込んでくる.
 バスは,深い渓谷左岸の急斜面をくねくねと曲がりながら登る道幅の狭い道に変わる.時々すれ違う車両がある.
 最初は車窓の風景を楽しんでいたが,その内に眠くなる.ついついウトウトとしてしまう.
 11時46分,私たちの専用車は,何のトラブルもなく,無事,中房温泉に到着する.
 中房温泉には,沢山のツアー登山客が集まっている.絶えず霧雨が降り続いている.雨合羽を着ても良いし,着なくても良い程度の霧雨である.
 広場の一角に我々のツアー参加者が集められる.ツアーリーダーに促されて,各自,極々簡単な自己紹介をする.東京や神奈川など首都圏からの参加者が多いが,中には遠く奈良,大阪,静岡からの参加者も居る.女性10名,男性6名のパーティである.例によって,私が最年長者である.30~50歳代の若い方も何人か居られる.
 ツアーリーダーのM山さんの指揮で,かなり丁寧なストレッチを行う.
 そして,第1日目の目的地である燕山荘を目指して,12時15分,いよいよ中房温泉から歩き出す.例によって,軟弱な私は出遅れて,16人の行列の中で一番後ろのグループになってしまう.

<専用車>


<専用車の車内>


                                            (つづく)

「日本の山旅・北アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5b80e7e2178071163e7cd066393849b1
「日本の山旅・北アルプス」の次回の記事
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