<JR谷保駅に集合する>
甲州道中四十五宿(7):第3回(1):谷保宿・八王子宿[概要編]
(小田急トラベル)
2010年6月16日(水) 風雨後曇後晴
<ルート地図>
<梅雨時の大雨が予想されていた>
■気乗りしないまま家を出発する
一昨日(6月14日),2泊3日の中山道六十九宿巡りの旅を終えたばかりで,中一日の今日(6月16日)は,小田急トラベル主催の第3回甲州道中四十五宿巡りの日である.
昨日は,中山道の旅で撮ったデジカメ画像約300枚の整理に,ほぼ終日掛かってしまった.丸一日,パソコンの前に釘付けになって,シャカリキになって,整理をしていた.もし,私が現役のサラリーマンだったら,昨日1日の作業で,少なくとも15万円程度の売上げか確保できるだけの市場価値がなければ,やっていけない筈である.そう考えると,私の心の中で巣くっているもう一人の打算的な私から,
“なんて,馬鹿臭いことに精根尽き果てるまでやっているんだ!”
と叱咤されそうである.
まあ,それはともかく,3日間の歩きよりも,昨日1日のパソコン作業で,正に疲労困憊.それに,天気予報では,今日の午前中は風雨が強く吹き荒れ,日中は曇りになるが午後から雨という悲しいご託宣である.ただでさえ気乗りしないのに,こんな惨めな天気の中を,グショグショになって歩くのは何とも情けない.そこで,よほどドタキヤンしようかなと思ったが,
“そんなに,怠け心を起こすなよ・・折角のチャンスだから行きなよ.雨に濡れても良いじゃないか”
と,第3番目の私が,私を励ます.
「よし!・・・それならば,是非,参加しよう・・!」
私は決心して,随分と早めに家を出発する.
■JR谷保駅に到着
今日の集合場所は,JR南武線の谷保駅.午前10時の集合である.そうなると,大船駅8時頃の東京行の電車に乗らなければならない.
「あちゃ~ぁ・・・通勤時間帯だ!」
私は,サラリーマン時代,鎌倉に引っ越してから,数十年にわたって,大船から東京駅まで電車通勤をしていた.通勤は正に“痛勤”であった.
サラリーマンを卒業して幾星霜.その間に十分に年も取った.今更,混雑する電車はなるべく敬遠したい.そこで,私は,大船から川崎まで根岸線の各駅停車,川崎から始発の各駅停車の電車に乗って,谷保まで行くことにする.大船から横須賀線と南武線を乗り継いだ方がずっと速いことは先刻承知の助だが・・
おかげさまで,全行程をユックリと座って居眠りをしながら楽に谷保駅に到着する.
■炎天下の旅
今回の参加者は22名.その内,半数ぐらいの方々は,東海道五十三次宿場巡りでご一緒した既知の皆さん方である.ガイドの1人が,集合時間に遅れたこともあって,出発予定時間から少し遅れて,10時08分にJR谷保駅から歩き出す.
途中,日野宿,八王子宿を経由して,夕方16時39分に,本日の終着点,JR高尾駅に到着する(詳細は次回から数回に分けて纏める予定).
大雨の中を歩くことを覚悟していたが,実際は最初こそ厚い雨雲に覆われていたが,徐々に天気が回復して,蒸し暑い青空の下を,汗をかきかきの厳しい散策となった.
本日の水平歩行距離は17.7キロメートル.そして,累積登攀高度140メートル,累積下降高度42メートルの暑い旅であった.
(つづく)
「甲州道中四十五宿」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a6b9d533175ad9f23f37b11a4e794acf
「甲州道中四十五宿」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/451aca635c8470e1f839ced9cd33c644
甲州道中四十五宿(7):第3回(1):谷保宿・八王子宿[概要編]
(小田急トラベル)
2010年6月16日(水) 風雨後曇後晴
<ルート地図>
<梅雨時の大雨が予想されていた>
■気乗りしないまま家を出発する
一昨日(6月14日),2泊3日の中山道六十九宿巡りの旅を終えたばかりで,中一日の今日(6月16日)は,小田急トラベル主催の第3回甲州道中四十五宿巡りの日である.
昨日は,中山道の旅で撮ったデジカメ画像約300枚の整理に,ほぼ終日掛かってしまった.丸一日,パソコンの前に釘付けになって,シャカリキになって,整理をしていた.もし,私が現役のサラリーマンだったら,昨日1日の作業で,少なくとも15万円程度の売上げか確保できるだけの市場価値がなければ,やっていけない筈である.そう考えると,私の心の中で巣くっているもう一人の打算的な私から,
“なんて,馬鹿臭いことに精根尽き果てるまでやっているんだ!”
と叱咤されそうである.
まあ,それはともかく,3日間の歩きよりも,昨日1日のパソコン作業で,正に疲労困憊.それに,天気予報では,今日の午前中は風雨が強く吹き荒れ,日中は曇りになるが午後から雨という悲しいご託宣である.ただでさえ気乗りしないのに,こんな惨めな天気の中を,グショグショになって歩くのは何とも情けない.そこで,よほどドタキヤンしようかなと思ったが,
“そんなに,怠け心を起こすなよ・・折角のチャンスだから行きなよ.雨に濡れても良いじゃないか”
と,第3番目の私が,私を励ます.
「よし!・・・それならば,是非,参加しよう・・!」
私は決心して,随分と早めに家を出発する.
■JR谷保駅に到着
今日の集合場所は,JR南武線の谷保駅.午前10時の集合である.そうなると,大船駅8時頃の東京行の電車に乗らなければならない.
「あちゃ~ぁ・・・通勤時間帯だ!」
私は,サラリーマン時代,鎌倉に引っ越してから,数十年にわたって,大船から東京駅まで電車通勤をしていた.通勤は正に“痛勤”であった.
サラリーマンを卒業して幾星霜.その間に十分に年も取った.今更,混雑する電車はなるべく敬遠したい.そこで,私は,大船から川崎まで根岸線の各駅停車,川崎から始発の各駅停車の電車に乗って,谷保まで行くことにする.大船から横須賀線と南武線を乗り継いだ方がずっと速いことは先刻承知の助だが・・
おかげさまで,全行程をユックリと座って居眠りをしながら楽に谷保駅に到着する.
■炎天下の旅
今回の参加者は22名.その内,半数ぐらいの方々は,東海道五十三次宿場巡りでご一緒した既知の皆さん方である.ガイドの1人が,集合時間に遅れたこともあって,出発予定時間から少し遅れて,10時08分にJR谷保駅から歩き出す.
途中,日野宿,八王子宿を経由して,夕方16時39分に,本日の終着点,JR高尾駅に到着する(詳細は次回から数回に分けて纏める予定).
大雨の中を歩くことを覚悟していたが,実際は最初こそ厚い雨雲に覆われていたが,徐々に天気が回復して,蒸し暑い青空の下を,汗をかきかきの厳しい散策となった.
本日の水平歩行距離は17.7キロメートル.そして,累積登攀高度140メートル,累積下降高度42メートルの暑い旅であった.
(つづく)
「甲州道中四十五宿」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a6b9d533175ad9f23f37b11a4e794acf
「甲州道中四十五宿」の次回の記事
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