<チャビンデワンタル遺跡の近郊>
ペルー周遊記(41):第11日目(5):再びワラスへ
2008年7月11日(土)(つづき)
<イタリアンレストランで遅い昼食>
■遺跡の説明書を購入
13時50分頃,チャビンデワンタル遺跡の見学を終えた私達は,遺跡の外へ出る.
ここで,ガイドをしてくれたカルメラさんとお別れする.出口付近のテーブルで,チャビンデワンタルの資料を売っている.少し詳しく英語で説明したリーフレットが置いてある.ペラペラとページをめくりながら,書物の中を拝見する.この書物は, Richard L. Burger,発行年不詳,“Chavin and the Origins of Andean Civilization,”発行所不詳という代物である.ちゃんとした装丁ではなく,パソコンでプリントしたものをリングワイヤーで綴っただけのものである.しかし,中身は,なかなか良さそうなので,1冊購入する.
<チャビンデワンタル遺跡の参考書>
<チャビンデワンタル移籍前の土産店>
■イタリアンレストランに入る
どこの観光地でも同じだが,遺跡出入口の前には,沢山の土産店が軒を並べている.少々時間が押しているので,私達は観光地の前を素通りする.
14時丁度に,セルベザ(Cerveza)というレストランに入る.この店のことは,三井さんがご存じらしい.イタリア料理が専門のようである.
お店は,ピンク色の塀で囲まれている.切妻のような形の門を潜る.門の上には,昔,ドイツ語を習ったときに教えられた亀の子のような文字で,レストランの名前が書いてある.
門からお店までの通路の両側には,今,満開の沢山の花が植えられている.とても雰囲気の良いお店である.メニューを見ても,英語の説明がないので,何があるのか良く分からない.そこで,メニューは,三井さんに一任する.
<イタリアレストランセルベザの昼食>
■美味しい料理
色々注文したが,なかなか料理が出てこない.余りに長い時間待たせるので,三井さんが店主にどうなっているかと聞く.愛想がよい小太りの店主は,ニコニコしながら,今作っていますを繰り返す.店内を見回すと,私達以外に客は居ないようである.
アルコールのご常連は,早速,アルコールを始めるが,飲めない私は水を所望する.
やがて,ニンジン入りのスープが出てくる.中に鶏肉が入っていて,とても美味しい.続いてメインディッシュ.豚肉,鶏肉,マスのフライにトウモロコシ,タマネギ,紫色のイモの盛り合わせである.どこがイタリア料理なのか良く分からなかったが,美味しかった.
<イタリアンレストランセルベザの玄関>
<ワラスを目指して>
■カウィシュ峠を越える
15時36分,遅い昼食を済ませた私達は,遺跡の駐車場で,専用バスに乗り,今日の宿泊場所,アンディーノクラブホテルへ向けて出発する.発車して直ぐに,チャビンの街中を通過する.市街地の中央にある広場を3分の2周してから,暫くの間,埃っぽい市街地を進む.ここは標高3,140メートルの高地である.高度順応が遅い私も,どうやら高地に馴れてきたらしくて,自覚的には,平地にいるときと同じ体調である.
その後,バスは,往路をそのまま走り続ける.暫くの間,登り坂が続く.
17時04分,カウィッシュ峠(標高4,512m)のトンネルを通過する.トンネルを通過した後は,下り坂となる.
■クエロコーチャ湖で休憩
17時29分,クエロコーチャ湖(標高3,980m)の畔でトイレ休憩.
雨が降ったらしくて,地面が濡れている.三井さんの話だと,今は乾期だが,それでも10日に1度ぐらいは雨が降るという.
17時35分,クエロコーチャ湖を出発する.そして,バスは,私達を乗せたまま,17時54分に壊れた橋の少し上流の浅瀬を渡る.辺りは既に暗くなっている.
<夕暮れ近いクエロコーチャ湖>
<アンディーノクラブホテルに戻る>
■ワラスに到着
暗い夜道を走り続ける.
18時35分頃,ワラス市内に入る.そして,18時48分,無事,アンディーノクラブホテルに到着する.
まずは自分の部屋に入る.そして,すぐに風呂に入る.お湯の出はあまり良くないが,それでも十分である.完全な西洋式のバスなので,日本流に肩までトップリと漬かることができないのが残念である.
■アンディーノクラブホテルで夕食
20時00分から,ホテルのレストランで夕食.
パンがとても美味しい.オニオンスープ,ミクストサラダ,鶏肉とヌードル.美味しいが,如何にも量が多すぎる.コカ茶を飲みながら,食事をする前に,ノートに食事の内容をスケッチする.いざ食事を始めようとすると,ノートの置き場所に往生する.
そんな私の様子を見ていたウエイトレスが,近くのテーブルから椅子を1脚持ってきて,私の席の横に置く.そして,片言の英語と身振りで,ノートをこの椅子の上に置けと言う.私はウエイトレスの気遣いに感激する.
<アンディーノクラブホテルの夕食>
※残念ながらデジカメの写真がピンぼけになってしまったので,スケッチで代用する.
■夜遅くやっと就寝
21時40分頃,やっと夕食が終わる.夕食など,20分くらいで,さっさと済ませてしまいたい私だが,これもグループ行動だから仕方がないなと諦める.
すぐに自分の部屋に戻る.
明日の準備を済ませてから,今日の日記を纏める.
そして,22時30分頃,就寝.
今日も,いろいろと長い一日であった.
<アンディーノクラブホテルの客室>
(つづく)
前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f1c9cb9cdd91c8e6aeb7509b49eda1a4
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このシリーズの最初の記事
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ペルー周遊記(41):第11日目(5):再びワラスへ
2008年7月11日(土)(つづき)
<イタリアンレストランで遅い昼食>
■遺跡の説明書を購入
13時50分頃,チャビンデワンタル遺跡の見学を終えた私達は,遺跡の外へ出る.
ここで,ガイドをしてくれたカルメラさんとお別れする.出口付近のテーブルで,チャビンデワンタルの資料を売っている.少し詳しく英語で説明したリーフレットが置いてある.ペラペラとページをめくりながら,書物の中を拝見する.この書物は, Richard L. Burger,発行年不詳,“Chavin and the Origins of Andean Civilization,”発行所不詳という代物である.ちゃんとした装丁ではなく,パソコンでプリントしたものをリングワイヤーで綴っただけのものである.しかし,中身は,なかなか良さそうなので,1冊購入する.
<チャビンデワンタル遺跡の参考書>
<チャビンデワンタル移籍前の土産店>
■イタリアンレストランに入る
どこの観光地でも同じだが,遺跡出入口の前には,沢山の土産店が軒を並べている.少々時間が押しているので,私達は観光地の前を素通りする.
14時丁度に,セルベザ(Cerveza)というレストランに入る.この店のことは,三井さんがご存じらしい.イタリア料理が専門のようである.
お店は,ピンク色の塀で囲まれている.切妻のような形の門を潜る.門の上には,昔,ドイツ語を習ったときに教えられた亀の子のような文字で,レストランの名前が書いてある.
門からお店までの通路の両側には,今,満開の沢山の花が植えられている.とても雰囲気の良いお店である.メニューを見ても,英語の説明がないので,何があるのか良く分からない.そこで,メニューは,三井さんに一任する.
<イタリアレストランセルベザの昼食>
■美味しい料理
色々注文したが,なかなか料理が出てこない.余りに長い時間待たせるので,三井さんが店主にどうなっているかと聞く.愛想がよい小太りの店主は,ニコニコしながら,今作っていますを繰り返す.店内を見回すと,私達以外に客は居ないようである.
アルコールのご常連は,早速,アルコールを始めるが,飲めない私は水を所望する.
やがて,ニンジン入りのスープが出てくる.中に鶏肉が入っていて,とても美味しい.続いてメインディッシュ.豚肉,鶏肉,マスのフライにトウモロコシ,タマネギ,紫色のイモの盛り合わせである.どこがイタリア料理なのか良く分からなかったが,美味しかった.
<イタリアンレストランセルベザの玄関>
<ワラスを目指して>
■カウィシュ峠を越える
15時36分,遅い昼食を済ませた私達は,遺跡の駐車場で,専用バスに乗り,今日の宿泊場所,アンディーノクラブホテルへ向けて出発する.発車して直ぐに,チャビンの街中を通過する.市街地の中央にある広場を3分の2周してから,暫くの間,埃っぽい市街地を進む.ここは標高3,140メートルの高地である.高度順応が遅い私も,どうやら高地に馴れてきたらしくて,自覚的には,平地にいるときと同じ体調である.
その後,バスは,往路をそのまま走り続ける.暫くの間,登り坂が続く.
17時04分,カウィッシュ峠(標高4,512m)のトンネルを通過する.トンネルを通過した後は,下り坂となる.
■クエロコーチャ湖で休憩
17時29分,クエロコーチャ湖(標高3,980m)の畔でトイレ休憩.
雨が降ったらしくて,地面が濡れている.三井さんの話だと,今は乾期だが,それでも10日に1度ぐらいは雨が降るという.
17時35分,クエロコーチャ湖を出発する.そして,バスは,私達を乗せたまま,17時54分に壊れた橋の少し上流の浅瀬を渡る.辺りは既に暗くなっている.
<夕暮れ近いクエロコーチャ湖>
<アンディーノクラブホテルに戻る>
■ワラスに到着
暗い夜道を走り続ける.
18時35分頃,ワラス市内に入る.そして,18時48分,無事,アンディーノクラブホテルに到着する.
まずは自分の部屋に入る.そして,すぐに風呂に入る.お湯の出はあまり良くないが,それでも十分である.完全な西洋式のバスなので,日本流に肩までトップリと漬かることができないのが残念である.
■アンディーノクラブホテルで夕食
20時00分から,ホテルのレストランで夕食.
パンがとても美味しい.オニオンスープ,ミクストサラダ,鶏肉とヌードル.美味しいが,如何にも量が多すぎる.コカ茶を飲みながら,食事をする前に,ノートに食事の内容をスケッチする.いざ食事を始めようとすると,ノートの置き場所に往生する.
そんな私の様子を見ていたウエイトレスが,近くのテーブルから椅子を1脚持ってきて,私の席の横に置く.そして,片言の英語と身振りで,ノートをこの椅子の上に置けと言う.私はウエイトレスの気遣いに感激する.
<アンディーノクラブホテルの夕食>
※残念ながらデジカメの写真がピンぼけになってしまったので,スケッチで代用する.
■夜遅くやっと就寝
21時40分頃,やっと夕食が終わる.夕食など,20分くらいで,さっさと済ませてしまいたい私だが,これもグループ行動だから仕方がないなと諦める.
すぐに自分の部屋に戻る.
明日の準備を済ませてから,今日の日記を纏める.
そして,22時30分頃,就寝.
今日も,いろいろと長い一日であった.
<アンディーノクラブホテルの客室>
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