中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

高宕山(千葉県)散策(1)

2006年12月14日 04時03分51秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

              高宕山(千葉県)散策(1)
         (山旅スクール山岳会ゆったりコース)
             2006年12月10日(日)

<はじめに>

 例年,初冬の頃になると,登れる山が少なくなる。同時に,夏から秋の間は,かなりハードな山に登ったり,登山学校でいろいろなトレーニングを受けたりしてきた。そんな折,ふと,この辺りでノンビリとした山旅をしたいなという気分になった。 ぼんやりと山旅スクールの案内を見ていると,千葉の「ゆったり高宕山」というコースが目に付いた。房総地方は低山ながら,奥深い山並みが続くことは承知している。どうせ,これといって特に行きたいところもないので,この面白そうな高宕山へ登ってみることにした。

■主 催:クラツリ(横浜)山旅スクール山岳会ゆったりコース高宕山
■開催日:2006年12月10日(日)
■ガイド:コアラさん,Sさん
■フレンドリースタッフ:Yamambaさん

<計画概況>

■行程

 東神奈川(7:15発)=(首都高・アクアライン)=>木更津==>植畑上郷==>高宕山第一トンネル(歩き出し)→石射太郎→高宕山→八良塚→金つるし→宿原バス停(歩き終わり)==>亀山温泉ホテル(お刺身定食・入浴)==>木更津==>横浜(18:00)==>町田(18:50)

■周辺地図


■プロフィールマップ


<登山概況>

■高宕山第一トンネル:登山道入口

 カミコウバスの貸切バスに乗車した私達20数名は,K,F両山岳ガイド,Iフレンドリースタッフの引率で,7時18分に東神奈川を出発する。7時44分に「うみボタル」に到着。15分ほど休憩を取り,房総半島に入る。その後,次第に山中の狭い道路に入り込む。ほとんど車が通行していないらしくて,途中,2回ほど,行く手を倒れた竹で遮られる。 8時56分に登山口の高宕山第一トンネル(125m)に到着する。
 まず班分けが行われる。どのような基準で班分けがされるのか全く分からず,多少不愉快な気分になるが,兎に角,大きく2班に分かれる。その後,各班をさらに4名ずつの小班に分ける。またもや,今回も少ない男性参加者が,1人ずつ各班に仕分けられる。この男女共学制度(?)には何時も反対するが聞き入れられないのが残念である(まあ・・・いいか・・!)。私は2班の第3班,つまり最後の班になる。(3班=残飯)である。
 9時18分に歩き出す。すぐに急な階段である。「関東ふれあいの道」が登山道になっている。そのために親切な指導標が沢山建っているので,道を見誤ることはなさそうである。この辺りは野猿の生息地のようである。野猿の由来を表した案内板が登山道入口に建っている。

■石射太郎に到着
 9時40分に尾根の鞍部に突き当たる。見晴らしの利く高台になっている(240m)。ここは石射太郎といところのようである。尾根の傍らに,巨人がたかが後山へ向かって矢を射ったところ,この辺りに突き刺さった・・・という怪しげな伝説を説明した案内板が建っている。ここで,ストレッチを行う。9時58分,高台を出発して尾根伝いに南の方向へ向かう。トラバース道や尾根道が交互に表れる。小さな上り下りが細かく続く。時には一寸した岩場も登場する。粘板岩が露出しているところは,昨日の雨のために,とても滑りやすくなっている。崖縁では凝灰岩の岩肌が露出しているところもある。

           <石射太郎の伝説>

■高宕観音
 11時13分,高宕観音(250m)に到着する。凝灰岩の断崖の下を刳り抜いた広場に社殿が建造されている。社殿の脇の洞穴に高さ3メートルほどの宝篋印塔が1基安置されている。flower-hillは専門家ではないので,ハッキリしたことは言えないが,この洞穴は,鎌倉にある「やぐら」とは異質なものだと思う。また,この宝篋印塔も,鎌倉でよく見かける宝篋印塔よりも,大分新しいもののような気がする。社殿の傍らに,高宕観音の由来を説明した案内板が建っている。案内板の説明によると,源頼朝が石橋山の合戦に関わりがあるものらしいので,鎌倉在住のflower-hillには,大変興味深く感じる。

          <高宕観音の社殿>
 11時28分に愛宕観音を出発する。すぐに岩を刳り抜いたトンネルを潜り抜ける。杉林や灌木が入れ替わりに表れるなだらかな尾根を進むと,やがて長い階段に突き当たる。この階段を登りきると,やがてトラバース道になる。進行方向右側の視界が開ける。累々と幾重にも重なる山並みが地平線の彼方まで続いている。房総半島の山の深さを実感する。
                       (つづく)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。