中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

塔ノ岳:絶景の富士山と鹿

2006年12月13日 19時02分19秒 | 丹沢の山旅
          塔ノ岳絶景の富士山と鹿
            (単独山行)
         2006年12月13日(水)


 このところ,雨の日が多くて,気分が滅入りがちである。
 昨夜(12月12日),19時の天気予報で,翌,13日の丹沢地方の天気は,午前中晴,夕方から雨のようである。
 「・・・ならば,明日は早く起きて,バカ尾根経由で塔ノ岳を往復しよう・・・」
と咄嗟に決める。 13日,早朝,また真っ暗な5時過ぎに家を出発する。東海道本線と小田急線を乗り継いで,渋沢から大倉行のバスに乗車する。今日は快晴である。ところが,こんな上天気なのに,バスの乗客は,私1人だけ。何時もならば,平日でも5~6人の登山客が乗ってくるのに,今日は一体どうしたことかと不安になる。
 例によって,大倉でストレッチを軽く済ませ,7時40分に登山を開始する。 そろそろ冬山に備えて,衣服を濡らさない歩き方,つまり汗をかかない歩きで山頂まで行ってみようと思う。7時45分に登山口に到着する。そのままブラブラと歩き続けて,8時01分に観音茶屋を通過する。少々寒いが,落葉が進んだ登山道から周辺の山々が,とても良く見える。何とも気分がよい。8時14分に雑事場ノ平を通過する。
 8時16分に見晴茶屋を通過する。前後を見回しても登山客は,誰も居ない。完全に1人旅である。見晴茶屋を通過すると,登山道は山道らしくなる。長い急坂が続く。この急坂を登りきると,気持ちの良い尾根道になる。また,少し登りになり,8時45分に,駒止茶屋を通過する。尾根道から西の方を見ると,5合目辺りまで,雪でまっ白の富士山が眩しく見える。素晴らしい景色である。
 途中,前方でガサガサと何かが動く気配がする。そちらを見ると鹿がノンビリと草を食べている。思わず写真を撮る。

        <無心に草を食べる立派な雄鹿>
 尾根道を楽しみながら先へ進むと,急坂が表れる。尾根の西側の斜面をトラバースすると堀山の家に到着する。この辺りで,俄に霧に包まれてしまう。晴れていれば,堀山の家の前から,素晴らしい富士山が望めるはずだが,濃い霧のために何も見えない。
 堀山の家から先は,階段と露岩帯が多くなる。やがて,長くて急な階段を喘ぎながら登る。この辺りから,当初,「汗をかかないで登ろう」と思っていたことを,すっかり忘れて先を急ぐ。途中で,
 「お先に失礼します・・・」
と挨拶して,1人の女性を追い抜く。
 「どうぞ,どうぞ,私,マイペースで登ります・・・」
と答える。
 長い階段を登り切って,9時40分に花立小屋に到着する。いつの間にか,また快晴になっている。花立小屋まで来れば,もう塔ノ岳の山頂までは,わずかである。途中,見晴らしの良い地点で富士山を定点撮影する。
 10時08分に塔ノ岳山頂に到着する。
 大倉歩き出しが,7時40分だったので,登攀所要時間は2時間28分。平凡な記録。
 山頂から富士山の写真を撮る。相変わらず素晴らしい風景である。

        <塔ノ岳山頂からの富士山>
 尊仏山荘に入る。髭面の主人が出迎える。夫婦の先客が,私と入れ替わりに,山荘を出発する。何時もコーヒーかお茶を所望するが,今日は甘酒を注文する。
 10時24分に塔ノ岳山頂を出発する。再び大倉尾根を下山する。折角,山頂まで登ったのに,山頂にたった20分弱しか滞在していない。山登りをしない人は,一体何のために登るのか訝るかもしれない。でも,山登りなんて,こんなものである。
 下りはルンルンである。花立山荘を10時47分に通過する。戸沢分岐を通過したところで,登りで追い越した女性とすれ違う。
 「毎週,水曜日に,マイペースで登っているよ・・・」
と年輩の女性が話す。
 12時21分,大倉に到着する。下り所要時間,1時間57分。こちらも平凡。
       
           <尊仏山荘の甘酒>


[ラップタイム]

 7:40  バス停大倉歩き出し
  ↓
 8:01  観音茶屋
  ↓
 8:16  見晴茶屋
  ↓
 8:45  駒止茶屋
  ↓
 9:40  花立山荘
  ↓
10:08  塔ノ岳山頂着
10:24   〃   発
  ↓
12:21  バス停大倉着
※上り下りともに1ピッチ(途中の休憩時間なし)。
                   (おわり)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。