人間万事塞翁が馬~膵内分泌腫瘍との共存

夫は2008年に膵内分泌腫瘍が発覚しました。スーテント→サンドスタチン→アフィニトール→ザノサー+5FUで治療中。

PRRT1回目

2024-01-28 23:17:55 | 闘病
前回のザノサー治療の数日後、血液検査などを終えて診察のとき主治医から思わぬ言葉が…。
「腎臓の数値が結構きてますねー。こちらの治療にしますか」



ルタテラ?PRRTのことじゃない?
まだまだザノサー続くと思って夫も私もスケジュール帳には入院と退院の予定日を半年先まで書き込んでいました。一週間の入院とその後の副作用期間を把握しておかないと、他のスケジュールがいれられないからです。この小冊子をもらい、核医学診療科の予約を取ってその日は終了。帰宅してから動揺する私たち。私はPRRTを受けたしま友さんのブログを読んだり、もらってきた小冊子を読んだり。

数日後核医学診療科の医師に会いました。病院独自のレジュメをもらって治療の流れの説明を受けました。
基本は二泊三日の入院治療であること。ルタテラの空輸の関係で治療は木曜日であること。所持品は最小限にすること。治療の翌日は放射線量が定められた量に低下しないと退院できないこともあること。そして一番大事なのは私どもの都合による治療のキャンセルだと300万円払わねばならないこと!
コロナもインフルも流行りまくっています。特に私は子ども相手の仕事でコロナをもらった経験もあります。これは気をつけねば…。

そして一回目の治療は1月18日に決まりました。17日に入院するのですがここで思わぬハプニングが。
いつも入院するときは私が車で送っていきます。地下鉄でも行けるのですが、荷物もあるし車のほうがはるかに短時間で行けるので。

ところが直前の月曜と火曜が札幌は大雪!私は用事があり一泊二日で関東に行くことになっていました。天気予報では大雪警報が出てましたが月曜の朝は大丈夫だったので私は飛行機に乗れてしまいました。しかしというかやはりというか、火曜の昼頃用事を済ませて羽田に行くと午後からの便が遅延でしかも千歳空港が大雪のため戻ることもありという…。保安検査を終わって搭乗口で四時間ほど待機しましたが欠航❄結局私は品川のホテルで一泊して水曜の昼の便で帰札。夫は水曜日の朝にひとりで地下鉄で入院となったのでした。

1日目は連絡をとれたので、お互い無事に入院したり帰宅したことを報告。病院内のコンビニで治療中に飲む水とポカリスエットを買ったこと。隔離中はスマホは持ち込まないことにしたこと。翌日の午後から治療が始まることなどを話した。

いよいよ治療当日。治療が始まるまで暇で時間を持て余したとのこと。吐き気止めや腎臓を保護するライザケア、ルタテラで点滴はポートを使って約四時間。テレビが自由に見られるのだが相撲観戦などでのんびりしたらしい。

そして翌日。とてもアナログな機械で放射線量の測定を受けて10時前には隔離から解放されてシャワーを浴び、その間に看護師さんたちが部屋中を測定してOKが出たそうだ。その後昼食。2時半からシンチグラフィとCTを撮って終了。4時に会計。



個室料金はないみたい。隔離部屋には料金がかからないのかな?

帰宅してからの副作用はほとんどないそうだ。少し眠いくらい?仕事には退院して3日後の月曜から復帰。バスは混むので地下鉄までは車で送迎。職場でも事前に説明して過ごしたとのこと。

昨日で家庭内別居も解除(笑)

2回目は3月です。そのあと評価されるらしいけどドキドキです。