何かしら 頭が重く ちょっと憂鬱な日々が続いた。
教室の生徒さんの中にも、そんなにお歳でもないのに ちょっと先のことを考えたり、
自分の体力の衰えに 不安を感じたりして、ため息の連続・・・のような方もおられる。
同年代のモヤモヤは、うつってしまいそうだ!
私は、ちょっと心得違いを していたようだ。
昨日、長い時間 急行列車に揺られていて 気が付いた。
窓の外は ずっと続く 何でもない普通の 田んぼの風景。
電車の中は なんと!!老若男女の8~9割が、スマホを見ている。
明るく 眠たくなりそうな 長い時間・・・
ぼんやりと 前からやって来る 田んぼ また 田んぼ を眺めているうちに、
だんだんと気分が明るく 軽くなっていく 実感があった。
「人間も自然の一員である。 わが身も自然から生まれ、自然に帰っていくわけで、
自然の姿に 心の安らぎを感じるのは、人間が自然の一員であることの 何よりの
証左である・・・」 と 何かの本で読んだことがあったなぁ と思う。
「一木一草悉有仏性」。 小さな草 や 木、道端に転がっている 石ころまでも、
ちゃんと意味のある 存在なのだそうだ。
私も そうなんだ!! 石ころ や 一木 一草 で、それでいいんだ!!
う~ん、哲学的な目覚めだわ!! 悪くないな~、 石ころで いくのも ・・・
自然に 溶け込んで、自然に 馴染んで、背負った荷物を ちょっと 横において、
手足を 伸ばして、小鳥のさえずりを 聞いて、帰ってきた 感じがします。
(相変わらず 忙しいなあ・・・)