クラシックカーを復元するときに一番難しいのが当時と同じ素材を見つけることです。
製造時代から50~100年と時が過ぎて行きますと、当時普通に存在していた材料が非常に貴重なものになったり
自然環境等色々な規制で生産が出来なくなったり 色に関しまして鉛規制で当時の様な発色の良い レッド・ロイヤルブルーとかは不可能になりました。
今回の250TRのシート生地は調べた結果は、綿素材のキャンバス生地でしたが幸いにも現車に近いものが入手できました。
現代のレーシングカーはシートセルはカーボンが主流ですが1950年頃はアルミ素材が最も軽く適した材料で250TRも見事なアルミワークで作られています。
裏側から見ると3分割で2~3㎜のアルミ板を綺麗に友付けガス溶接されているのが分かります。
シート復元の最初の仕事が劣化したウレタンを取り替えることから始まりますが例の如く製造者のサインが見つかりました。
70年も前の職人さんとの出会いです。
彼の為にも完璧に復元してまた70年後に残さなければと思います。 剥がした一脚分のウレタンです。
アルミ溶接の職人さんもシート縫製の職人さんも当時は限られた道具で素晴らしい仕上がりの製品を素手の感触を頼りに
製品を作られていたのは凄いことです。
余談ですが
私も40数年前にイタリアで素晴らしい縫製職人とお会いできた事を嬉しく懐かしく思います。
クラシックカーは文化財で芸術品 是非大切して下さいね。
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。
製造時代から50~100年と時が過ぎて行きますと、当時普通に存在していた材料が非常に貴重なものになったり
自然環境等色々な規制で生産が出来なくなったり 色に関しまして鉛規制で当時の様な発色の良い レッド・ロイヤルブルーとかは不可能になりました。
今回の250TRのシート生地は調べた結果は、綿素材のキャンバス生地でしたが幸いにも現車に近いものが入手できました。
現代のレーシングカーはシートセルはカーボンが主流ですが1950年頃はアルミ素材が最も軽く適した材料で250TRも見事なアルミワークで作られています。
裏側から見ると3分割で2~3㎜のアルミ板を綺麗に友付けガス溶接されているのが分かります。
シート復元の最初の仕事が劣化したウレタンを取り替えることから始まりますが例の如く製造者のサインが見つかりました。
70年も前の職人さんとの出会いです。
彼の為にも完璧に復元してまた70年後に残さなければと思います。 剥がした一脚分のウレタンです。
アルミ溶接の職人さんもシート縫製の職人さんも当時は限られた道具で素晴らしい仕上がりの製品を素手の感触を頼りに
製品を作られていたのは凄いことです。
余談ですが
私も40数年前にイタリアで素晴らしい縫製職人とお会いできた事を嬉しく懐かしく思います。
クラシックカーは文化財で芸術品 是非大切して下さいね。
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