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イタリア北部にコモ湖と言う土地が有り、日本で言うと避暑地の軽井沢或いは箱根にあたるのでしょうか?
その湖を見下ろせる処にヴィラ・デステホテルが優雅な姿で立っております。
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元は16世紀王径貴族の別荘と言う格式の高いホテルの中庭で、毎年5月にクラシックカーのコンコースが開かれ、
その名がヴィラ・デステコンコースです。
コンコースの内容は雑誌名『カーグラフィック』8月号に記載されておりますので、ご覧下さい。
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ヴィラ・デステホテルの歴史紹介の一文です。
『世界で最もロマンチックな湖の一つのほとりに設定され、ミラノのすぐ北に、ヴィラ·デステは、枢機卿Tolomeoガリオの夏の離宮として1568年に建てられました。 プロパティは、その像や風景何世紀にもわたって撮影された庭園の25エーカーを含む。
皇后、英語の女王や貴族のお気に入りの遊び場、それが1873年に豪華なホテルに生まれ変わりました。』
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別名貴族が集まるホテルとも言われ、コンコースも格式が高く審査員も名だたる業界の方々で、世界中でコンコースが
有りますが、ヴィラ・デステは歴史及び格式が特別です、ヴィラ・デステで入賞すると言う事は難しく、 又入賞は
技術者にとって大変名誉の事と友人のイタリア人も言っておりました。
1012年も5月に開催されクラスD部門(ピッコロエンジェル部門)で初めて日本のオーナーが名誉あるウィナーに輝きました。
そして入賞車の内装復元を弊社が担当させて頂きました。
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その復元作業を少しだけですが画像を見て気分を ヴィラ・デステへ・・・
復元途中です。
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ルーフは醜く痛んでおりました。
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シートはオリジナルは異質なものに取り換えられ、オリジナルは無くなっておりましたので、
資料からフレームを新しく製作しました。
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ダッシュボードはアルミ製で凸凹状態でしたのを、弊社で板金修正作業でした。
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そして結晶塗装をオリジナルと同じ柄で仕上げます。
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シートはウレタン型を製作し新しいウレタンを復元した後コノリーレーザーにて仕上げます。
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作業途中ですだいぶ進んでもう少しです。
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出来上がったパーツを組み上げ内装が完成です。
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車両製作及び復元に数々の技術職人が携わりますが、この様なお仕事の場合彼らは裏方で支え、
表にはその名は刻まれませんが、今回の入賞は外国の名だたる審査員が、日本の復元技術を正しく
評価して頂けた事に,心から誇りと嬉しさを感じて居ります。
この様な喜びと感動を体験させて頂きましたオーナー様には、この場を借り感謝とお礼を申し上げさせて頂きます。
今回もコンコースに出品する為の特別作業では無く、普段作業している車と同じ過程と気持ちで製作しておりましたので、コンコースに出品した事を、後日知り少し驚きました。
次はどんな車を復元するのかな?
ではまた次回
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