男児にヒットする玩具の鉄則ってのがあると思っていまして
「対戦・収集・改造」の3要素。
これを満たした玩具が全てヒットする訳じゃないけど、ヒットした男児玩具はほぼこの3要素を含んでいる訳ですよ。
で、この要素を組み込んだ玩具展開は、やはりタカラトミーが圧倒的に強いです。
バンダイも出すんですが、大ヒットに繋がった玩具はハイパーヨーヨーとかクラッシュギアを始め本当にごく一部ですもんね。
失敗したヤツならゲキドライブとかブレイク轟牙とかモンスーノ(これは海外品か)とかバトルブレイクとか色々思い出すんですけどね。
いや、まあ、それは置いておいて・・・
ベイブレードがメガヒットだとすると、その陰でスマッシュヒットくらいに人気があるのが「キャップ革命ボトルマン」
令和によみがえったビーダマンとして、過去の作品ファンも取り入れつつ、精力的にリリースを続けています。
・・・続けています・・・が、人気(売上)より店頭在庫が勝る状況で、古いモデルはちょいちょいと安売りされています。
そんなわけで、自分も気になっていたモデルを格安で入手しました。
「DXカスタマイズセット」
なんと、これ1箱で2000通り以上のカスタマイズが可能!!
まじか!めっちゃ遊べる!
とにかく開封!!
ボトルマン2体分のパーツにカスタマイズパーツが入り、結構なボリューム。
箱一杯にパーツが入っていました。
一部完成済みですが、基本は自分で組み立てが必要です。
さっそく、全て組立ててみました。
名前の通り、ペットボトルキャップを撃ちだすためのコアボトルパーツが3種類。
そのコアボトルパーツと合体させる事でボトルマンとなる「星獣アーマー」と呼ばれる鎧パーツが2体。
その他はカスタマイズ用のパーツ。
おお、いいですね!
対戦相手もいないのにワクワクします。
しかし、見た目がやはり寂しいので、ここは付属のシールをちゃんと貼ってみましょう。
こちらは「ケルペプスDX」の星獣アーマー。
名前の通り、ペプシコーラとケルベロスがモチーフのボトルマンで、初期シリーズでも商品化された機体のパワーアップ版。
星獣アーマーは星座をモチーフにしているとの事ですが、なぜかコレは天秤座らしいっす・・・
一応、ケルベロス座ってあるのにね。
本体が後ろ側に伸びており、四つ足っぽい雰囲気が出ています。
あれか?
両肩のケルベロスヘッドが天秤皿に見立ててって事か?
コアボトルと合体!
ケルペプスはデュアルコアボトルと呼ばれる、キャップ2発発射可能な大型コアと合体します。
ボトルマン、ケルペプスDXの完成!
コアボトルにもケルペプスに合わせた柄のシールを貼るようになっており、このデュアルコアが専用である事を強調しています。
こちらは「アヤワシDX」の聖獣アーマー。
見ての通りワシ型で、星座モチーフもワシ座です。
主人公機であるコーラマルDXのリデコです。
こちらは黄色いスピードタイプと呼ばれる連射性能に優れたコアボトルと合体します。
ボトルマン、アヤワシDXの完成。
ヘルメットの前立てパーツと全身の金ラインがなかなかカッコいいですね。
コアボトルの中央部分に青いパーツが付いていますが、ここがペットボトルキャップをホールドするパーツになっています。
後ろからレバーを押し込む事で、ホールドパーツによりテンションの掛けられたペットボトルキャップが勢いよく飛ぶ構造です。
スピードタイプは、このホールドパーツの先端にローラーが付いているので、よりスムーズにキャップを発射することが出来ます。
さらに、リデコ前のコーラマルDXの頭部も付属します。
こちらにも専用デザインのシールが用意されています。
ちなみに、頭部以外何も変わってはいませんが、こちらの星獣アーマーのモチーフ星座は「鳳凰座」だそうです。
コーラマルDXの場合だと、青いコントロールタイプのコアボトルとの合体がデフォルトとなります。
完成したボトルマンの正式名称は「コーラマルDX コントロールコアカスタム」!
頭部が違うだけでも結構雰囲気が変わりますね。
また、ケルペプスDXもそうですが、頭部にはペットボトルキャップを一つ飾っておけます。
ここはやはり、ロゴ入りのキャップを置いておきましょう。
こちらには、同梱されているAWレバートリガーをつけてみました。
・・・でも、ちゃんと見直したらアヤワシDXの標準トリガーがAWトリガーで、コーラマルDXにはCMトリガーを付けるべきだったみたいです・・・
いや、まあ、これもカスタムの一環ですから!
アヤワシDXに、カスタムパーツを取り付けていきます。
グレーの長いパーツは「ロングマガジン」。
右側の半リング状のパーツはマガジンスタンドです。
取り付けると、最大6発までキャップを入れて置く事が出来ます。
ただ、この状態では重心が後ろ側になり、そのままではボトルマンが倒れてしまいます。
そこで、マガジンスタンドを後部に取り付ける事で、転倒を防ぎます。
このロングマガジンは、スピードタイプのコアボトルにのみ取り付けが可能になっています。
コーラマルDX コントロールコアカスタムの横にある緑色のパーツは「ロングバレル」。
前方に長く伸びたバレルで、発射されるボトルキャップの直進性を高めます。
このロングバレルは、コントロールタイプのコアボトルにのみ取り付けが出来ます。
つまり、ロングマガジンとロングバレルの同時装着は出来ません。
1世代前のボトルマンでは、そうしたカスタマイズも出来たようですが、ドリンクロスシステムと銘打ったDXシリーズでは、きちんと発射性能の違いを活かせるカスタマイズしか出来ないようになっています。
金にモノを言わせた「てんこ盛り」カスタムではなく、しっかりとゲーム性や戦略を考えたカスタマイズが必要になる訳ですね。
ちなみに、アヤワシDXロングマガジンカスタムを作ると、コーラマルの頭部、コントロールタイプのコアボトル、レバートリガー、ロングバレルが余ります。
これを組み合わせると、手足はありませんが普通にボトルキャップを撃ちだせる機体が誕生します。
つまり、このセット箱で実質ボトルマン3体で遊べちゃうんですね!
最初は「好きな機体に好きなカスタムパーツを自由に付けられないなんて!」と思ってましたが、そもそも、ボトルマンではパワータイプ、スピードタイプ、コントロールタイプと性能に差があり、わざわざそれらの特徴を殺すようなパーツ装着には意味が無いので、こうしたコアボトルごと交換してカスタムするっていうのは、ホビー玩具として正解なのかも知れませんね。
言うなれば、ミニ四駆でトルク重視のモーターを搭載しているのに、タイヤはグリップ力の低い軽量スピード重視のセッティングにしたせいで、トルクが十分に地面に伝わらない、みたいな事が発生しにくい訳ですね。
星獣アーマーは、他のドリンクロスシステム採用のボトルマンシリーズと互換性があるので、好きなコアボトルに好きなアーマーを付けることが出来ます。
なので、ケルペプスDX コントロールコアカスタム何て言うのもサクっと作れるわけです。
ボトルマンの第一弾商品、コーラマルと比較。
最初の頃のボトルマンは、発射コアとトリガー、さらにはボトルマンの本体頭部が一体となったコアだったため、カスタマイズの幅が狭く、パーツ交換の恩恵をあまり受ける事が出来ませんでした。
DXシリーズでのコアボトルシステムと共通規格アーマーが採用され、カスタマイズ性が広がったんですね。
ちなみに、星獣アーマーは現在展開している「ゴッドキャップシリーズ」で廃止になりましたが、コアボトル取り付けの機能は共通なので、今の最新のコアボトルにも星獣アーマーを付ける事が出来るそうです。
実は最初、スピードタイプとコントロールタイプのコアボトルを見て「青いボトルに黄色いホールドパーツを付けて、黄色いボトルに青いホールドパーツ付けるの?逆の方が色統一されてカッコいいじゃん!」と思い、逆に取り付けたんですよ。
しかし、外側のボトルパーツの形状の違いでカスタムパーツの取り付けが決まる事に気付き、分解して組みなおしました・・・
最初のシール未使用の一覧写真、よく見るとコアボトルのホールドパーツが入れ替わった状態なんですよね。
で、このコアボトル、非常に頑丈に出来ていまして、一度組み立てると簡単には分解できません!!
自分のように浅はかな考えでパーツを適当に組み合わせると後悔します。
結局ドライバー使って無理矢理こじ開けて直しました・・・
もし、ちゃんと狙って「コントロールタイプのコアボトルにスピードタイプのローラー付きホールドパーツを付けたい!」という方は、新たに機体を購入してカスタマイズする事をお勧めします。
組み合わせの理論上は2000通りなのかも知れませんが、実際は4,5種類の組み合わせで遊ぶのがベストです。
まあ、この2000通りって、星獣アーマーの腕だけ交換とか、頭部交換とか、微妙なヤツも含めての数だと思うので・・・
しかし、一番最初に発売になった時にコーラマルとギョクロックを買ってから、久しぶりにボトルマンを買いましたが、なかなか楽しいですね!
やはり「対戦要素、コレクションしたくなる商品展開、自分だけのカスタマイズが可能」というこの3要素はヤバいほど魅力的です。
DXシリーズは他にも安売りしているのあるし、ちょっと買い足そうかな?
ところでタカラトミーさん、ビーダマン復活路線でボトルマン展開するなら「爆外伝」の系譜を継ぐメカ遊び要素も復活するんですよね????
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