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木工カトラリー 自作のススメ

2020-03-29 07:14:06 | 焚火 アウトドア




焚き火とBBQを趣味にして、自分で薪割りもしてるんですけど

家の敷地に積まれた薪を見ていると、ただ燃やすだけというのも、なんだかもったいなく感じて来る訳ですよ。

いろんな所から木を貰い、木の種類とかなんとなく分かるようになって、質感とか木目とか見慣れて来ると「なんかに生かせないかなぁ」とぼんやり思うようになりました。


そこで、ちょっと憧れの木製食器にチャレンジしようかと考えましたが、なかなか調べると難しそう。

とりあえず、もう少し気軽にできそうなカトラリー作りを始めてみました。






自分なりに色々と作ってみて、道具を買い足したり試行錯誤して、カトラリー作りの際に使う道具がある程度固まってきました。

並んでいる道具は上から
・神東工業のこやすり
・鉈替わりのナイフ
・折り畳み鋸
・丸すくい彫刻刀
・オルファ クラフトナイフS型

左側の作成中のスプーンが乗っているのは自作の治具。

上のビンはオイルフィニッシュ用で、これはココナッツオイルです。







自分は太い薪から切り出しているので、いろんな道具をアレコレ使いますが、ホームセンターなんかで売っている製材から作るのであれば、最低限この二つがあればどうにかなります。

丸すくいの彫刻刀は、あまり売っているところはありませんが、スプーンの窪みを作るのに非常に重宝します。

オルファのクラフトナイフはコストパフォーマンスが非常に良いのでお勧めです。







電動工具もバリバリ使います。

特にディスクサンダーは多用しています。

ざっくりとした形を出すのには非常に役立ちます。








こちらは初めてチャレンジしたスプーン。

この時は窪みを掘る良い道具が無く、炭火をスプーンの皿部分に載せて燃えて炭化したところを削るという手法で作りました。

この方法だと皿部分にどうしても焼け焦げが出来るので、最終的に全体を炙って焼き色をつけました。

そのせいで口に含むとちょっとコゲ臭いです。

皿の窪みも、深くすると口当たりが悪く使いにくいと分かりました。







こちらは友人用に作った時の写真。

上の枝輪切りはコースターです。

切って、断面をヤスリ掛けしてオイルを塗るだけの簡単工作。







最終的にスプーンとフォークだけでなく、ナイフも作り、オマケにミニカッティングボードもセットにしました。

全体的に長めなのは、アウトドアで火にかけたコッフェルから直接食べる時に手が熱くならないようにするためです。

カッティングボードは桜の木の赤身と白太の境目を切り出すことでツートンカラーにしています。






仕上げに、半田コテで名前の焼き印。

使ったのは普通の電気工作用の半田コテですが、ウッドバーニングという専用の機械も売っています。









キャンプやアウトドアに興味のない方にも、差し上げて喜ばれるのはベビースプーン。

この写真の物はソメイヨシノで、大きさは10センチ程度です。

ベビースプーンの時には特に煮沸と、仕上げのヤスリ掛けは丁寧に行います。







こちらは別の方に差し上げた、ヒノキの小皿とケヤキのスプーン&フォーク。

木製の食器やカトラリーは手入れが必要なので、気軽には使えませんが、やはり子供の物だと天然素材とかは喜ばれますね。








ターナーも必要、サラダサーバーも作ろう、アレのスプーン作ろう、コレのスプーンも・・・と気が付くと結構な数に。

今は100均でも木のスプーンは売っていますし、実用性重視なら作る手間より買った方が断然良いです。


しかし、自分で苦労して彫ったスプーン、フォークで頂く食事は格別です。

ちょっと道具をキャンプ場に持ち込んで、焚き火の前でのんびり削って過ごすのも良いと思いますよ!








動画でもご紹介「木工で食器の自作」






















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