『 許されざる者 』 ← ウィキへリンク
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パンフの裏の、夕暮れに木と佇む人のシルエット、
この絵がとても印象的な映画だ。
うーん、さすが、クリント・イーストウッド。
と、唸らざるをえない作品。
分かりやすい、あまりにも分かりやすくて逆に納得できないハリウッド的な結末ではないし、
かといって、じゃあ全くカタストロフィの得られない内容か、というとそうではないし、
逆に、その矛盾が人間の本質を鋭く描いている。
いちいち絵が決まっているし、
あの最小にして最大の効果の彼の手による音楽は相変わらずで、
全くこんな爺さんがどうしてこんなに格好良くなってしまうのか、と心憎いばかりだし、
共演者がまたほんとにいいし、
ああまたすぐ見返したい、という内容ではないにもかかわらず、
とにかく完成度が高い。
一体誰が 「 許されざる者 」 なのか?
そこが必ずしもすんなり分からなくて、考えさせるところも、さすが。
イーストウッドが別格、ということに異論のある人はいないであろう。
今まで彼の作品は、『 ミスティックリバー 』、『 ミリオンダラー・ベイビー 』、『 バード 』 を観た。
どれもこれも、決して気持ちがすっきりするような映画ではなかった。
だけど、そこに人間の本質が現れていて、
そして映画というのはこういうもの、というのがはっきり示されているような作品だった。
またまた重そうだが硫黄島の2作品、ラブ路線のマディソン郡の橋、等々、
慌てずじっくりと観たい。
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パンフの裏の、夕暮れに木と佇む人のシルエット、
この絵がとても印象的な映画だ。
うーん、さすが、クリント・イーストウッド。
と、唸らざるをえない作品。
分かりやすい、あまりにも分かりやすくて逆に納得できないハリウッド的な結末ではないし、
かといって、じゃあ全くカタストロフィの得られない内容か、というとそうではないし、
逆に、その矛盾が人間の本質を鋭く描いている。
いちいち絵が決まっているし、
あの最小にして最大の効果の彼の手による音楽は相変わらずで、
全くこんな爺さんがどうしてこんなに格好良くなってしまうのか、と心憎いばかりだし、
共演者がまたほんとにいいし、
ああまたすぐ見返したい、という内容ではないにもかかわらず、
とにかく完成度が高い。
一体誰が 「 許されざる者 」 なのか?
そこが必ずしもすんなり分からなくて、考えさせるところも、さすが。
イーストウッドが別格、ということに異論のある人はいないであろう。
今まで彼の作品は、『 ミスティックリバー 』、『 ミリオンダラー・ベイビー 』、『 バード 』 を観た。
どれもこれも、決して気持ちがすっきりするような映画ではなかった。
だけど、そこに人間の本質が現れていて、
そして映画というのはこういうもの、というのがはっきり示されているような作品だった。
またまた重そうだが硫黄島の2作品、ラブ路線のマディソン郡の橋、等々、
慌てずじっくりと観たい。
名前ぐらいは聞いたことがあるのに。
でも、『僕のスウィング』 はありました。
リストに入れておきます。
『MASTERキートン』 がそのようになっているとは知りませんでした。
ほかにもいろいろありますよね、原作のついたマンガでもめているのって。
本は増えるばっかりで困ります。
倉庫があるなんて、羨ましいです。
最近は子供たちもいろいろと読むようになりましたが、
本棚を整理するのがわたしなので、
何がどこにあるのかわかっているのがわたしだけなんですよ。
あるはずだ、いやみつからない、と言い合った挙句、
結局わたしが探しに行かなくっちゃいけない。
けっこう覚えているもんです。
催眠術のような映画なのです。
作品は少なく、『火の馬』、『ざくろの色』、『スラム峠の伝説』、『アシク・ケリブ』です。
『アシク・ケリブ』は見ていて楽しい映画です。
ハリウッドとは別の理由で、撮影に時間と手間がもの凄くかかっています。
スペイン映画なら『ミツバチのささやき』がオススメです。初め見たときはスペインという感じが全くしなくて、ロシア映画だと勘違いしたのですが・・・。
『僕のスウィング』はジプシーのギター演奏の話ですが、かわいい恋の物語でもあります。スウィングはジプシー女の子の名前でもあって、主人公(小学生くらいの男の子)はスウィングに恋をするのです。
『MASTERキートン』はアマゾンの中古で安く買えるみたいです。著作権の問題が生じているので、新本としての販売はできないので、中古でしか入手できません。
欲望は際限がなく本はドンドン増えて、本は場所をとるので、90%以上は倉庫に入れています。
大型の本は美しい本が多いのですが、どうしても文庫や新書を優先して買ってしまいます。
なるほど、ディスカスに置いていないわけだ。
寝ないで最後まで見ることができるか、体調しだいという感じです。
象徴的で、きれいです。 まばたきしなくてすごい。
聖書を洗うんですか?羊皮紙?水没?謎めいてます。
絨毯を織っていたり、ボビンレースを編んでたり、興味が湧きました。
実際にやっているわけではなく、あくまで象徴なんですけど。
ああ、染めるときにそんなに糸をいらったら、ぜったい絡まって解けない!!
なんて、どうでもいいことですが。
スペインものなら、『おっぱいとお月さま』を見たことがあります。
その程度で、すみません。
『僕のスイング』の YouTube、おもしろかったです。
どこがスイングなのか、と思っていたら、
3分過ぎあたり、ギター2台でいきなりノリが変わるんですね。
ほら、クラリネットもいたし。
全体は1、2、2うら、4、のリズムで、エキゾチックで魅力的でした。
指揮、なくってもいいんじゃないの!?
『MASTERキートン』、ちらっと見たことしかないんですよ。 読みたいんですけど。
原作がついたほうが、浦沢直樹はいいです。
鶴岡真弓さんの『アイルランドケルト 装飾的思考』、いつか読んでみたいです。
そんなのばかりで、一体いつになるか分かりませんが、
とりあえず、アマゾンの欲しいものリストだけはどんどん増えます。
イスラムの模様もきれいですよねぇ!
イズニックタイルに興味があった時期がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=tcW4A2dCEhI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=IL1zl_gjF44&feature=related
映像は『ざくろの色』からです。
中沢新一さんのエッセイ集に紹介文がのっています。
パラジャーノフの作品は、ロシア正教の地域ですが、民族色の強い映画です。
今はネットのおかげで外国の写真がいっぱい見れるので、便利です。
スペインはイスラム色も強いのですが、ジプシーの影響も強くていいです。
フランス映画に『僕のスウィング』という作品があって好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=QeC9mY_GuYg&feature=related
ところで漫画『MASTERキートン』は素晴らしい旅行漫画で、ヨーロッパ・ガイドにいいです。
>ケルトのぐるぐると迷路になるような模様はわたしも好きです。
結構重要なポイントですね。
迷路から抜け出るための訓練らしいです。
鶴岡真弓さんの『アイルランドケルト 装飾的思考』 (ちくま学芸文庫) が詳しいです。
模様と言えば、イスラムの模様も面白いですね。
とはいえ、密集して隙間のないデザインは日本人としてちとつらいですが。
ちくま文庫のウイリアム・バトラー・イエイツやダンセイニあたり、少し読みました。
スペインなら『アラブから見た十字軍』や『アルハンブラ物語』という本を読みましたが、イスラム色の強いところなんですね。
東欧はほとんど知りません。(ほらウィーンとプラハを間違えるようだし。)
カトリック系の正教なんでしょうか。
中沢新一が好きそう。
パラジャーノフ監督は、初めて知りました。
ディスカスでパラジャーノフで検索をかけましたが、出てきませんでした。
DVDを買うしかない!?
グーグル画像検索で「ケルト」だといっぱい出てきます。
キリスト教が入る前のヨーロッパの文化が残っている感じです。
個人的にはキリスト教と他の宗教との融合した美術が好きです。
東欧やスペインの宗教美術も面白いです。
映画ではパラジャーノフという旧ソ連の映画監督の作品が好きです。
そうですね。なかなか言い切る勇気が出ませんでした。
『ミリオンダラー・ベイビー』の神父のシーンは忘れてしまいました。
『グラン・トリノ』の神父は、記憶する立場のような気がしました。
なかなかいい役だったと思います。
『ミスティック・リバー』を見たのはだいぶん前なので、もっと覚えていません、すみません。
あれはほんとに酷い話だった。
アイルランド移民ですか。ちょっとウィキで見てみました。
どちらかというとカトリック系なんですね。
プロテスタントなら牧師ですもんね。
セント・パトリックデーにアメリカにいたことがあるのですが、とても印象的でした。
アイルランド移民がテーマなのは『グラン・トリノ』ではなく、『ミリオンダラー・ベイビー』でした。
『ミスティック・リバー』でもケルト十字架がでてきます。
感動的なのは老人が『ダーティ・ハリー』をやっているということなのです。
老人版『ダーティ・ハリー』なのです。
『ミリオンダラー・ベイビー』と『グラン・トリノ』は若者に未来を託す物語なのですが、『ミリオンダラー・ベイビー』の終わり方は悲劇的です。
イーストウッドの映画は、『ミスティック・リバー』の頃からカトリックの影響が強くなって来ていると思うのです。
『ミリオンダラー・ベイビー』は自殺幇助ですが、カトリックでは宗教的に重い罪です。
『ミリオンダラー・ベイビー』や『グラン・トリノ』では神父が出てきます。
どちらも最後にはイーストウッドは神父の忠告を拒絶するのですが、『グラン・トリノ』では若い神父は最初はイーストウッドに嫌われながらも徐々に信頼されていきます。
逆に『ミリオンダラー・ベイビーでは、イーストウッドの方から神父に会いに行くのですが、溝は最後まで埋まりません。
あと『グラン・トリノ』にはアイルランド移民というテーマがあります。
暴力をどう捉えるか、という話のように思えました。
あの象徴的な存在としての車、残念ながら、わたしはそこにあまり共感できませんでした。
要するに、すっきりしなかった、ということです。
コワルスキーが最後にあのような手を使ったとしても、
けっきょく暴力の舞台でしかないのだから。
とはいっても、きれいごとではすまないのだ、
というのが常にイーストウッドの主張のような気がするし、
ああでしか終われないんでしょうね。
『ミリオンダラー・ベイビー』は、本当に悲しい話でした。
フランキーが姿を消す、それがなければ、全く許せない話だったと思います。
『センチンタル・ジャーニー』は知りません、すみません。
ネタバレですが、『ミリオンダラー・ベイビー』と『センチンタル・ジャーニー』と似ています。