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「手術後1年半」 という記事を書きそびれて忘れているうちに2年経ってしまった。
飲用する抗がん剤のユ―エフティは手術後2年続けましょう、と言われていたのだが、いちおうその期限を過ぎたわけだ。
2カ月ごとの血液検査やもうちょっと間隔の空いたCT検査で異常は見つからないままここに至ったわけだから、順調と思っていいんじゃないか。
ムダに心配する気力も根性もないし、子供たちもまあまあ大きくなってわたしが子供たちにしてあげなきゃいけないこともあんまりないし、どうせいつか必ず死ぬんだし、異常がないならキリキリ働けと言いうような夫じゃないし、わたしは相変わらずのんびり暮らしている。
しかし実はちょっと困っていた。原因不明なのだが、今年のあたまくらいから目と鼻を中心に顔が赤く腫れていたのだ。
ほとんど痒くないし、額にも首にも赤みも腫れもほとんど出ていなくって、いつものアトピー性皮膚炎ともちょっと違う感じ。
いつも診てもらっている皮膚科の医者も首をひねって、診察のたびに 何か思い当たることはない? と訊かれる。
身に覚えはないのだけれど、と答え、塗り薬を強くしてそれでハイ次回、となってしまうのを続けていた。
確かに塗り薬を強くしたら腫れは弱まる。でも消えはしない。
強い薬だし、特に顔は薬に対して感受性が強いからなるべく塗る期間は短くしたい、と言う。わたしも同意だ。
しかもちょっと薬を減らしたりするとリバウンドして腫れが激しくなって酷い目に遭う。
酷い目、といっても腫れたところは痛くも痒くもない。人前に出たくない、という気持ちが最大のダメージ。
ああそうだ、目の周りが腫れるとまつ毛が目にのめり込んでくるのが痛くて困った。
服に隠れる体の方に腫れはぜんぜん出ない。とにかく人目につく顔、マスクでも隠れない目の周りの腫れと赤みというのは地味に心をえぐった。まあコロナ禍で極力ひとに会わないようにしている分まだましだったが。
そういう感じで過ごしていたのだが、ふと思いついてダメ元でチョコレート断ちしてみたら症状が改善されつつある気がする。
アレルゲン検査でチョコレート?保険がきかないよ、でも気になるなら試しに1週間ほど断ってみたら? と医者の言ったのに従ったのだ。
あれは金属が多く含まれるからね、とのこと。
まだ完治とは言えないが、まあこのくらいなら買い物に行っても気にならないかな? という程度になったので嬉しい。
思い返せば、ユ―エフティを飲み続けているあいだはとにかく疲れやすかった。1年を少し過ぎたあたりで音を上げて、120mg を 80mg に減らしてもらっていた。
それで耐えていたはずが顔が腫れたので、とりあえず体力を戻そう、薬疹かもと疑ってユ―エフティを休んでいた。しかし一向に良くならないまま2年経ったので、なし崩しでじゃあそのままおしまいにしましょう、ということになった。けっこういいお値段の残薬があるけれど、仕方がないな。
急に秋めいてノブドウが色づいてきた。
肺を切除した後遺症を日常生活で感じることはほとんどないけれど、肌寒いな、と思うときは少し息苦しいこともある。まあその程度だ。
加齢でポカミスが増えたとか単語が思い出せずアレを連発するとか目がかすむとか肩がこるとか腰がだるいとか疲れやすいとか、そこにちょっと一つ加わったところで大差ない。
ということで、肺がんは一区切りついたし顔もましになったよ。 やれやれ
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