大ファンというわけではなく、椎名林檎もほとんど名前くらいしか知らなかった。
ナースのコスプレくらい?
10年位前にレディオヘッドの KID A というアルバムを買ったら、
なぜか椎名林檎のコメント1枚が入っていて、なんか変わったひとー、という印象が残っていた程度。
東京事変 『 スポーツ 』 ←アマゾンへリンク、試聴あり。
ラジオも最近はほとんど聴かず、テレビもほとんど見ず、新聞も取らず、
ソースがひっじょーに限られているわたしにも、
このアルバムがすごい、という話はどこからともなく伝わってきた。
そして、たまさか聴く車のラジオの 能動的三分間 で、ノックアウトを食らった。
これは絶対に 手に入れねばならぬ 。
と思いつつしばらく日が過ぎたが、ようやく手に入れた次第。
最近の日本の音楽は、とっても限られたあたりしか聴いていないので、
まあはやっている音楽は夫経由でCDを聴く。
それがなんというか、まず音が薄い。 ポータブル用にあえてそのように作られているそうだけれど。
引き出しが少ない。
同じようなリズム、テンポ、キー、フレーズ、歌詞の内容が続き、
ダイナミクスに乏しく、やたらと隙間なく音を埋めようとして息が詰まり、
アルバム1枚分飽きさせずに聞かせるなんてムリ。 (そもそも配信でバラ売りが前提なんだろう。)
親しみが湧きやすい、といえばきこえはいいが、隣のお姉さん、お兄さんが作った、という感じで、
わたしもちょっと頑張ればできるだろう、というレベル (ということにしておこう!?)。
もっと、 これはすごい、絶対真似できないプロのレベル! と唸らせてほしいのだ、わたしは。
そんなミュージシャンはなかなかいないんだ、と思っていたが、ガツンとやられた。
どのように凄いか、上のダメな理由をぜんぶひっくりかえしたら分かる。
オリジナリティに富んでいるし、何より気に入ったのが、潔さ!
無駄にフレーズを繰り返したり、フレーズを伸ばしたりすることがない。
言いたいことだけ言ったらさっさと切り上げる。
どのような歌にしようか、それがしっかりあって、
それに最もふさわしい歌詞、フレーズ、音色や楽器、リズム、それらが選ばれているように思える。
椎名林檎の声色までも。
同じアルバムの中で、なんだかよく似ているよー、という曲が入っていない。
全部違う。
歌詞の内容がまた素晴らしい。
凄い独自性、凄い時代性。
逐一状況を説明する歌詞なんて、ダサいよ。 歌詞はイメージを与えるものだ。
(ちなみに、今一番の好みは、FAIR。)
なんど聴いてもすごいんです。
ほかのCDも、ゆっくり聴いていきたい。
↑↑写真はスズメガの一種、ヒメクロホウジャク、多分。 庭のサルビア・ガラニチカの蜜を吸いによく来る。
上手な写真ではない。 翅の動きが半端でなく早い。
記事の内容とは、関係ない。
↓ ちっと検索かけたが、意外と見つからなかったのでうちのを撮った。
KID A に入っていたのは、こんな紙。 ほら、? っておもうでしょ。
http://www.youtube.com/watch?v=lM2mz1qx13U
ついでにこれも貼っていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Kt2PWOEgjDw
椎名林檎のチョー初心者なので、情報、ありがとうございます。
KID A 買って10年経って、初めてネタが分かりました。
分かる人には分かるようになっていたんですね。
もしくはちょっと検索かけてみれば分かったことなのかも。
アイルランドの少女、って誰でしょうね?
アイスランドならビョークだろう、と思いましたが、検索かけたらいろいろありました。
ネットって、べんりー。
このアルバムのライブの映像も楽しかったです。
しょぼいPCのスピーカーと、やたらとうるさいPCのファンでなければもっとよかったんだけど。
いやあ、音楽的に安心してみていられる。
ぼちぼちCDを買っていきたいです。
ユーチューブでいろいろ視聴可能です。
着物も好きだそうです。
ほかにもいろいろありそうですね、
PCだとしょぼいので、できればDVDを借りて見たいと思います。
わたしは染織をしていますが、和式とも西洋式ともつかないスタンスです。
きちんと着尺を織っている方もあれば、北欧の機を使って、西洋式の糸紡ぎをする方もいます。
伝統工芸はすごいと思うのですが、わたしには無理だし、
かといって西洋式なのも日本に住んでいてもったいない。
なんだかんだと御託は並べますが、着物は着てません、これが事実。
さいきん、オーガニックだ布ナプキンだというようなノリで着物を着る方が増えてきているような気がします。