年末年始に最後の仕上げをしていたのが、このカーディガン。
このカーディガンにはたいそう思い入れがあるのだ。
編んだのは20年に少し足りないくらい前、川島テキスタイルスクールを出たくらい。
編み物は好きだけれど、これからは織物だ、これで編み物は打ち止め、
っていう決意も込めて、この大作に挑んだ。
もちろんオリジナルです。
なんの柄か? 一重の白いバラ、ナニワイバラかしら?
いいえ、そこらの雑草のヘビイチゴです。
水色の花のくるくるは、ワスレナグサ?
いいえ、そこらの雑草のキュウリグサです。
ま、そこらへんのこだわりの強いのが、まだ若かった証拠だな。
なんとか編み上げたけれど、
さいごの縁の仕上げ、これをどうしたらよいものかと悩んで、
ずっと、ずう~っと!しまって置いていたのだ。
いつも心のどこかに引っかかってはいた。
でも、ついに仕上げる決意をした!!
っていても、結局ほとんど鈎針の細編み (こまあみ) なんだけれどね。
いちばん縁は、バック細編みに、無理やりピコットくっつけてみました。
後ろはこんな感じ。
だけれど、これがどうして大作なのか、というと、こんなわけがある。
↓これが裏。
2重に編んであるのだ!
編み込みは大好きだけれど、裏に糸が渡るのがうっとうしい。
長く渡ると引っ掛けるし、編み目は伸びるし、
そこらへんをなんとかならんものか!と思っていたのだ。
今なら、その制約の中でデザインすると思うんだけれど、
そうしたくないのが、やっぱり若かったんだよなぁ。
それで、織りを習っていく中で、2重織っていうのを知ったわけだ。
それを棒針の編み物でできないものか? と思いついた。
いや実際、機械編みで2重になっている靴下を見たこともあったし。
というわけで、編みました。
2重だから、ちょっと重くなってしまった。
もはや、カーディガンというよりは、ジャケット、って感じ…。
流行り廃りのないデザインだから、平気で着れます。
(でも、この上にコートだとちょっときついかも。)
...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...
ところで、その鉤針編みは新幹線でやっていたのであった。
神戸の方に着いても折りを見てやっていたのだが、
ちょっと時間ができたので、興味を持った子供に鈎針を教えることにした。
やっぱり最初は細編みでしょう、ということで、
底だけ増し目しつつ丸く編んでやって、ぐるぐると細編みをさせてみた。
紐は3つ編みさせて、巾着ができた。
どちらが子供のかって? そりゃ左。
右はわたしが作ってやった見本。
同じところから何度も編んじゃったり、気がついたら表裏を逆に編んでいたり、
ってな感じなのだが、下から上を見ていくと着実に上手くなっていくのが分かって、
もう2度と作れない味わいで、まあいいんじゃないんでしょうか。
久しぶりに編み物をしたが、(あ、ちょっとだけモチーフを編んで継ぎにしたこともあるけど)
たのしい!
ちょこちょこと気軽にできる感じが、とってもいいのよ。
ムラムラと、モチーフ編みをくっつけて何か大きいものを作りたくなってきたのだが、
いや、そんなことをしている場合かっ!
その思いは巾着に封印しておきます。
ええ、実は機織りの方で大作 (わたし的には) を計画中なんです。
いつアップできるやら、って感じですが、首を長~くしてどうぞ待っていておくんなまし。
こんなに手間がかかっていて
このデザイン
20年かかっても仕上げようとされてたのが納得です
これを着ていられる斑入り山吹さんにお会いする機会は無さそうだけど
着ているところを見てみたい
顔はモザイクかけてぜひUPを♪
スロバキアの方の編み方だったかな?
私は編み込みは全て一目で渡すので、全く引っかかることは無いです。オススメ。
渡すよりダブルニッティングの方が楽しいけど。。。
だってもうだいたい出来ていたんだもの、
いつか仕上げなくっちゃ、と思うでしょう。
でも実は、まだ宿題はいくつか残っているのよー。
すっぱり捨てたりできず、いつまでも後生大事に取っているのよねぇ。
わたしが着ている写真?
夫は写真がへったくそだし、上手く撮れる鏡はないし、
UPするかなぁ?
思ってました。
輪編みではなく、いったり来たりするんなら、
縦に渡すんでもできたなぁ、と今は思います。
でも糸を掛けると、やっぱりちょっと表から見えちゃったりしません?
2重織りならる2重編み、じゃなくて、ダブルニッティングっていうんですね。
ええ、編んでいて楽しかったですよ。
なんかねぇ、機織りって大掛かりなんだよねぇ。
編み物は、あの感触っていうんですか?
いつも糸に触れているのが気持ちいい。
それは糸紡ぎもそう。
機織りも編み物くらい気軽に取り掛かれれば、もっと楽なんだけれどねぇ。
ももんがさんのセーター、楽しいですね!
一年でいくつくらい編むの?
縦に渡してという表現が悪かったかな。。。今度mixiで動画UPしますね。
そうそう、機織りって機械が大掛かりだし、持ち運びが出来ないから、敷居が高いんですよ~。
編み物は棒だけあれば持っていけますもんね~。
基本自分の家族のセーターは毎シーズン5~6枚編みます。
一年中編んで良いとなると、多分100枚はいけると思う。
子供のは特に簡単だし!
ボーダー位の簡単のなら、一日二日で大人のも編めるので。。
ええ、多分分かると思います。
それでも表から見えるような気がしてやらなかったんだと思います。
面倒だったような覚えもあるし。
だいぶん前なので、勘違いしているかもしれませんが。
棒針は肘が当たるから、空いている電車でないと編めませんが、
鈎針なら、針を持つ手の肘側だけあいていればいいので、
もっと気軽にどこでも編めますね。
って、今はもう電車に乗らないんですけれど。
ああ、編み物やりたいですぅ~!
>基本自分の家族のセーターは毎シーズン5~6枚編みます。
やっぱり!!
じゃ、家族以外も分も、たっぷり編んでいるとか!?
すごっ!!
わたしも編んでもいいけど (そんなに早く編めません)、
できたセーター等をしまっておく場所がもうないとか、
子供はすぐに大きくなってしまってあんまり着てくれないとか、
糸代が高いとか、そういう理由で編みません。
いまや、編む時間を捻り出すことができないし。