栃木県の真岡は もおか と読みます。
江戸時代後期には江戸の木綿の8割は真岡のものだったそうだ。
真岡木綿会館 のエントランスは改装中とのことで、横から入れてもらった。ちょうど昼休みで織子さんたちが休んでいる間、機(はた)を見せてもらった。
経糸(たていと)は30/2の紡績糸で緯糸(よこいと)に手紡ぎの木綿糸を使うらしい。やはり手紡ぎの糸の風合いは味わい深いなあ、と思った。
広い部屋に機がずらりと並んでいて、織子さんたちが揃って織っているのはなんかちょっといいなあ、とか思ってしまった。
真岡木綿会館の奥、蔵の壁が斜めの格子の建物が 岡部記念館「金鈴荘」だ。
岡部呉服店が建てた建物で、それぞれの部屋に床の間のある造り。どのお部屋にお客様を通しても失礼にならないように、ということらしい。
狭くて急な階段だ。これではない階段で2階にのぼる。
この扁額は
栃木を代表する政治家、というか足尾銅山で有名な田中正造のもの。
なんだか素敵な扁額だ。
矢橋天籟『百鬼夜行図』。
狭い階段を見下ろす。
金鈴荘について述べているサイトは散見するしこの記事より詳しくて面白いのも多いので、興味のある方は探してみてください。
真岡木綿会館の道路を挟んだはす向かいの 久保記念館 。
真岡の街灯は御光モチーフ。ええっと、綛(かせ)を掛ける道具です。
「米沢に行った。」 につづく
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