この令和元年台風第19号は10月12日(土)に関東を直撃する という予報だったので、群馬県にいるより愛知県犬山市の明治村近辺にいた方が安全だったのだが、予報されているような被害が出た場合 道路が寸断されて群馬の山奥の家になかなか戻れない事態になることが予想できたので、11日は早めに明治村をあとにして夜には家にたどり着き、水やらトレッキングシューズやら何やらを2階にあげて休んだのだった。
12日の午後からはたいそう怖かった。夜 停電したなか川の水がゴウゴウいい 岩がゴチッゴチッと当たる音が聞こえてきた。夫は消防団で家を出てしまいわたしはなすすべもなく2階で震えているだけ。早く去ってくれと祈るばかりだった。
そこからもう2月ちかく経つのに、わたしの行動範囲で見られる被害は台風が去った後も応急処置から先になかなか進まない。
相当な土砂が川に流れ込んだため、濁った川がなかなか透明にならない。10月23日↑↓。
どうやって土砂をどけるのだろう? と思っていたら、この写真ののち網を四角く切り取っていた。パワーショベルが来ていてそこから土砂を掻き出すのだろう。
以下3枚11月8日。普段ならば沢筋から道路の下をくぐる土管を水が通るところだが、多すぎる土砂が道路の上を通り川に流れ込んでガードレールを破った。
とりあえず道路の土砂はどかして車の通行は確保したけれど、修繕の必要な個所が多いため優先順位の低いところは後回し。あまり歩く人がいないもんで、これで誰か落ちた という話は聞かない。
流れてきた方の沢。枝とか石とかひっかかっている。
11月13日。水が低くなってきて現れた車。向こう岸のなぎ倒されて茶色くなった枝のあるあたりまで水がきていた。
以下2枚11月22日。ガードレールもろとも道の片側が落ちてしまった。アスファルトに描かれた路側帯の白線が傾斜の中途に引っかかっている。
山が崩れそこに生えていた木も倒れる。根っこって意外と短いな。
完全な復帰はだいぶん先になりそうだ。
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