≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

コリー・ウォン ライブに行った。

2024-08-15 20:45:03 | 音楽

コリー・ウォンはギタリストで、タイトなノリが楽しい音楽 を発表している。バカテクカッティングとかいわれています。
カッティングは ギターでフレーズや和音を鳴らすのではなく、和音とチャッという音を混ぜてリズミカルに鳴らすものです。
ファンクの帝王ジェイムズ・ブラウンがバンドの色々な楽器のメンバーを おまえはドラムだ と言ったそうだが、ギターのカッティングはその最たるものだな。要は、ドラムでなくてもドラム張りにリズムを作れ、ってことです。盛り上がるぜ!

というコリーが来日公演するので行ってきた。  ☜ライブインフォ


発売すぐにチケットを手に入れられなかったので、会場に呼び出される番号がずいぶん後になってしまった。オールスタンディングだといちいち番号順に呼び込む入場方法になるのだ。
ライブを観に行って番号順に呼び出されるのは初めてではないとはいえ、こんなに大きい会場のオールスタンディングのライブは初めてで、外にこんなに人が待っていると何事かと思う。
☟呼び出されるのを待つ人たち。


外にポスターの類いがほとんど見当たらない。
外の入り口付近にチラシサイズが1枚あるだけ。


会場に人が順々に入って会場前がすっきりしてきて、やっと建物に入れた。
入って、グッズ販売コーナーを素通りするとドリンクの引き換えがあった。会場にはドリンクをもらってから入るようだ。
せっかくだから発泡酒でも、と思ったのだが、アルコールの列は長いのにソフトドリンクは誰もいない。夫もアルコールは飲まないし、少しでもよい場所を確保したいのでわたしもソフトドリンクにした。
そのおかげで、遅い順番だったわりにはまだましな場所を確保できたんじゃないでしょうか。一番後ろの段の柵に張りつけた。
でも目の前に長身外国人男性が立ってしまって、段差をものともせず思いっ切り視線を遮る。ステージを見ようと右に左に体を傾けねばならず、ストレスだった。しかもその男性はあまり真面目に見てなくて、それなら来んな!とか殺気がわいたりした。

☟確保した場所からの眺め。ステージが遠い . ... 。


今まで観てきたライブとは違い、撮影して良いようだ。スマホで写真や動画を撮る人が沢山いる。
それなら、とわたしのスマホで撮ってみたのだが、レンズに傷があってボケボケになるのを加工しまくった結果がこれです☟

☝舞台向かって左側。丸いものはドラムセットのシンバル。水平ではなく垂直にセットしてあるので目立つ。ドラムの右側はキーボード。
主役のコーリーは舞台を縦横無尽に移動するけど、撮ったときはドラムのまえにいた。

☟コーリーが右側に移動。ホーンセクションの面々の左前にコーリーがいる。ホーセクションは、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスが前列、後ろにトランペットとトロンボーンと充実している。
右側にはベース。ステージの中央には大きなアンプが3つ、その左に少しだけ背の低いアンプが並んでいる。アンプの後ろに予備のギターが立ててあるのか、ネックが見える。ステージが広いねえ。

演奏は大盛り上がりした。月並みな表現だが、メンバーの息がピッタリあっている。
ドラムもベースもキーボードもホーセクションも、一体となって曲のノリを作り上げていく。テンポの早い曲もそうでない曲もその世界に引っ張っていく。
どのメンバーもハイレベルな技量の持ち主だ。
ゆったりしてメジャーコードがずっと続く曲で、コリーがソロを歌い上げる。コード/ハーモニーが会場を満たしてその中で盛り上がっていくコリーが圧巻だった。
課金して上京した甲斐があった。

東京公演のまえには大阪公演があって、東京での追加公演がこの豊洲ピットだった。日本でのツアーの最終日だ。そのためか特別ゲストが2人も現れた。REI とトモ藤田だ。
特別ゲストのトモ藤田とコーリーがギターを弾いているところ☟
トモ氏はギタリストというより教育者としての方が活躍が目立つかな。YouTube にいっぱい動画があります。こんな先生に教わったら楽しそう。

アンコールは Vulfpeck の Dean Town 。みんなでテーマを一緒に歌う!
野暮だが Weather Report の Teen Town が元ネタです。

素晴らしいライブだった!観に行けて本当によかった。

しかし、3000人以上のスタンディングというのはわたしはあまり感心しなかった。音が混じりあってしまうのだ。音量は大きいのだけれど、細かいニュアンスを聞き取れない。ブルーノート東京の演奏者と観客の距離に慣れているとツライ。
そういえば、ハイエイタス・カイヨーテが10月末に豊洲ピットでライブ をするらしい。
彼らの 初来日ライブをブルーノート東京で観た のがわたしの自慢だが、あのときのような細かなニュアンスは豊洲では味わえないのかもなあ。

こんなに大勢の観客を動員できるだけあって、詳しいライブリポートがある。Dr.ファンクシッテルー氏の note の「2024年 Cory Wong初来日ツアー!東京2daysライブレポート」だ。有り難し。
演奏した曲もアップされている。メンバーについてはリンクが貼ってある。ベーシストは女性かと思ってたよ。



ステージがはけた後。
観客が多いと写真を撮りに来る人も多いねえ。
ハモンドオルガン(キーボード)は赤かったんだねえ。


引いて写真を撮った。ステージが全部見える。




興奮冷めやらぬまま豊洲ピットから出て見た景色。





 
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