オヤジのつぶやき

オヤジの経験を紹介します。

アメリカファーストと都民ファースト

2017-01-24 | 私の提案

 トランプ大統領がアメリカファーストを唱え、早速TPP永久離脱にサインした。

まず、やり玉に挙げたのは、日本車の輸入で、不公平と主張している。

ところが、日本は外国車の輸入関税は0%、だが、アメリカは日本車に対して2.5%の関税をかけている。

トラックに関してはなんと25%の関税をかけている。アメリカ人というのはペリー以来非常に不公平なやり方をする。

 日本の、軽自動車の税制が不公平だと言っているようだが、アメリカも作って競争すればよいだけ。ただし、軽自動車はトヨタ、日産でも外注するしかないので大きい車ばかり作ってきた、アメリカメーカーには開発できないだろう。

 アメリカは日本、世界に喧嘩を売ってきたと思って良い。トランプの言動を見ていると、嘘を押し通してくる。嘘と恫喝により対日貿易赤字を減らしに来るだろう。

 大体、アメリカとの先の戦争は、アメリカが主になりABCDラインを引き対日経済封鎖を仕掛けてきたので、しょうがなしに喧嘩に乗らされてしまったと思って良い。

 アメリカはまだ世界中、特に後進国から嫌われているのが判っていないらしい。嫌われる理由はアメリカが後進国から富を巻き上げて、自国に持っていくからだ。だから、テロの標的になっている。そこが判っていない。

 アメリカファーストは自国だけが良ければ良いという政策なので、現状に対しさらに、外国人から嫌われ、テロが増える要素がある。

 

 自動車の関税で言えば、EUは日本車に10%の関税をかけている等、日本の政策はお人が好過ぎる。私の会社が外資に乗っ取られたときに欧米人から交渉のゴールデンルールというパターン化されたものをを教えられた。日本ではそのようなやり方は一般的になっていない。したがってそれを知らない日本人は無手勝流で交渉するので必ず負ける。トランプ大統領はもっと強力な交渉を仕掛けてくるだろう。常に有利な交渉をしていれば相手が根負けする。

 自動車産業はすそ野が広く、勤労者の10人に1人は自動車産業にかかわっていると言われる。日本人が外車を買えば富が外国のメーカーに行ってしまい、周りまわって自分の懐に響く。海外製品を買うおバカな日本人は自分で自分の首を絞めているということが判かっていない。トランプ大統領はそこが十分に判っているということだ。

 いずれにしても貿易戦争が始まってしまった。日本はアメリカ頼みは止めて、他のグローバル市場に力を入れなくてはいけない。特に、不公平を堂々とやっている、対中国貿易赤字を減らすために、日本人は国産品愛用をしなければならないが中国品は安すぎる。(日本の農家の意識改革と対中国貿易不均衡対策の必要がある。)

 

 変わって、『都民ファースト』も響きは良いが同じような問題を持っているだろう。早速、東京オリンピックの経費を東京都以外の地方自治体に回そうとしている。東京都民だけが良ければ良いと同じことだ。

 東京オリンピックの経費といい、豊洲新市場問題といい、ご同慶ではなく、ご同情の至りです。大体、東日本大震災の後で、建築費が高騰するのは眼に見えていたのではないでしょうか。大震災の確率が高いのにどうして、くそ暑い東京オリンピックをみんながうかれて決めてしまったんだろう。

 もしというか、必ず発生する大震災が起こってしまえば、東日本大震災と全く同じパターンになる。東北では、ここより下に家を建てるなという石碑まであったが、後世の人が教訓を忘れ被害にあってしまった。東京オリンピックも大きなツケが回ってこなければよいですが。歴史は繰り返すと言います。

 東京オリンピックと、豊洲新市場は、石原元都知事が思いつきで決めたことに皆が付和雷同してしまった。大衆は惑わされ安い。猪瀬、舛添に投票したのも同じ。小池都知事はどうかな?。大体、カッコつけようとする政治家にはロクなヤツがいない。政治家には色気を出さず、整々粛々と仕事のみやってもらいたい。 

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コメント
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