東京の奥多摩、天目山の手前にある一杯水避難小屋は小奇麗な感じだった。中で休んでいると、年輩の男女が勢い良く飛び込んできて大きな酒瓶を大きなザックから取り出した。しばらくすると大勢登って来て賑やかになる。三ッツドッケ登頂後一杯水避難小屋の中を除くと、足の踏み場も無いほど占領され宴会中だった。天目山は東京から日帰りで登れ鹿の食害を考えさせます。
一杯水避難小屋 一杯水避難小屋内部、後から来た人は入れただろうか。
東日原の駐車場は20台ぐらいの広さで5台ほど駐車している。トイレあり。其の先にバスの折り返し場がある。しばらく車道を登ると登山道の入口があるが目立たないため見逃した。地元の人にそっちだと言われ助かる。
途中まで人家がある、木々で薄暗いためか街灯がついたままである。薪を積んだ人家の横を通る。その頃は今時薪とは珍しいと思ったが、今考えると将来は薪を再び利用するようになるのではないかと思う。
人家を過ぎるとつづら折りの急登が続く。杉の植林の中を1枚1枚脱ぎながらひたすら登る。かなり登り少し広くなったところを右に曲がると傾斜が少しゆるくなる。途中右に杉の木が1回転している不思議な造形をみる。右手はかなり急な傾斜である。
尾根に出ると傾斜は楽になるが両側は急傾斜で落ち込んでいる。麓は紅葉が綺麗だったが、上の方の葉は落ちている。この横スズ尾根は昔の日原街道と云うことである。横スズ尾根は枯れ木が多いのが目に付く、鹿の食害とのことである。尾根の上の方は笹やぶとなっているが鹿に食べられているらしく笹の葉がすっかり無い、こんな笹の葉の状況は初めてだ。左側の谷の方から鉄砲の音らしい爆発音が頻繁に聞こえる。
一杯水小屋に到着し中で休んでいると、年輩の男女が登ってきた。大きいザックなので縦走するのですかと聞いた所、ここで泊まるだけだと言い大きな酒瓶をザックから取り出した。しばらくすると大勢来て賑やかになったので小屋を出る。
小屋裏のトイレの先に天目山への登山道の標識がある。小屋手前の標識と違うのでおかしいと思いながら登るとかなりの急登となる。ここが一ツドッケかな等と言いながら進むとまもなく天目山の小さな標識がある。
頂上は南側が小さな崖となっていて視界が開けている。駐車場では快晴だったが、登り出すと同時にだんだん雲が出てきて、南の方は雲で隠れてしまい遠望は効かない。先客が2,3人いる。少し早いが昼食にする。登山客はその後4,5人程度で反対側から登ってくる人が多い。
昼食後反対側へ降りる。初心者の私が先頭になったためか途中でヤブ漕ぎに近くなり、ついにルートが判らなくなった。左側へ無理に降りると山道に飛び出した。少し先に標識が見えたので標識を見に先へ行くと新しい標識が立っていて傍にガイドブックに載っている判りづらい小さな標識もある。
巻き道を歩き一杯水避難小屋に戻る、時間的に蕎麦粒山往復は無理そうなので日原へ戻ることにする。山小屋を覗くと年輩者の団体で占領され盛大に宴会中だった。その後、銀マットを担いだ登山者と何人もすれ違うがあの団体と一緒はかわいそう、大体もう入れないだろう。そういえば銀マットを持った登山者と一杯水小屋から先で何人も出会ったがそれが原因か。後から行って入れなかったらどうなったのでしょう?。
尾根を降りて左が崖になった辺りから眠気が襲ってくる。油断すると崖から落ちると思いながら眠気をこらえて同行者に付いていくが崖下から足を引っ張られているよう、たまらず同行者に休憩を頼む。お湯を沸かして同行者のカフェオレを戴く。こういう状態の時に滑落するのかも知れない。
帰り道は雲が出ているせいと西側の山陰で植林帯は登り始めよりもっと薄暗くなっている。登りは苦しくて急傾斜を感じたが、降りは視覚と足首の角度と気温で急傾斜を改めて感じる。降るに従いどんどん暑くなってくる。駐車場やバスが良く見えるがなかなか到着できない。
3:30pm駐車場着、蕎麦粒山に行かなくて良かったのだろう。車に乗ってからもえぎの湯がわからず4時頃もえぎの湯着、混んでいて30分ほど待たされる19度の鉱泉で30分待たされ750円は高いが需要と供給のバランスが良い様で上手い商売をやっている。
青梅街道は先週の笠取からの帰りほど込んでおらず紅葉シーズンも終わったようだ。日原-天目山往復コースは十分体に良いコースであった。 2003年11月22日(土) 同行者1人 車 日帰り
もう6年も前、登山を始めた頃の想い出になってしまった。今は状況が変わっているだろうか。なお、水場は一杯水避難小屋から蕎麦粒山方向へ少し行ったところにある。
5amさいたま市発→16号→抜け道→青梅街道→日原駐車場7:25発→ヨコスズ尾根→一杯水小屋10:45着11:10発→天目山11:30着12:30発一杯水小屋1:00着1:10発→ヨコスズ尾根→日原駐車場3:30着→もえぎの湯→さいたま市着7:30pm
天目山には車で1142mの峠からも行けます。奥多摩の山に楽に登れる名も無い峠
こちらも重要です。→あなたはGHQにより洗脳されたままです。
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