生え際よりもつむじ周辺と頭頂部が危ない！

生え際は線が出ているゾ！

先日ご相談にいらっしゃった方の話。生え際を気にしてご相談にいらっしゃったのですが、2メートルくらい遠目から見ると、はっきりとM字型に角ばった形で線が出ているのです。

近くに寄ってみると、気にしているM字の部分には細くて短い毛が残っていました。

ご本人に言わせると、「ここ部分を何とかしたい」とおっしゃっていますが、「たぶん線が出ている部分が、本当の生え際なので戻らないと思いますよ。」「可能性としては3割くらいの確率で戻るかもしれませんが、大事なのは線が出ているところから後ろに後退しないことですね。」とお答えしておきました。

ついでに、「無理に何とかしようとすると、今線が出ている部分から後ろの毛も無くすことになる可能性が高くなり、後退し始めると止められないかもしれないですよ。」とも助言しておきました。

生え際を気にされていましたが、この方の本当問題点はそこには無かったのです。
その問題点を解決して正常な状態に戻さないと、生え際ではなく頭頂部やつむじ周辺の毛が無くなる、所謂てっぺんハゲになる可能性があるものでした。

問題はヘアケア製品にあり

大きな問題は、長年使ってきたヘアケア製品とその使い方にありました。具体的なブランド名を書くわけにはいけませんが、毛の洗い上がりを良くしてスタイリングを良くする為のヘアケア製品でした。

それで、頭皮をゴシゴシ洗うことを長年続けていたらしいです。
頭皮の痒みと抜け毛が多いのが続き、フケも時折出ていたので、スカルプと言われるシャンプーに替えたらしいです。

よくあるパターンですね。

そのスカルプと言われるシャンプーが推奨する使い方に、泡立てて頭皮に付け置く方法があったらしいので、1週間くらい泡立てて頭皮に付け置いたらしいです。
どうもおかしく感じて、付け置く方法を止めたのですが、不安ばかりが募ったのでご相談にいらしたのでした。

本当にスカルプのことを考慮していれば、シャンプー剤を泡立てて頭皮に付け置くなんてことを推奨したりしませんね。

お湯で洗うと・・・

弊社では、一番最初はお湯だけで頭皮を洗います。すると色々なことが分かります。この方の場合は、角質が取れていたので頭皮が荒れているのが大きな問題でした。そして、洗った後も頭皮に痒みが出ていました。

お聞きすると、シャンプーで洗わないと痒くて仕方がないし、時折匂うこともあるとのこと。

完璧に清潔にし過ぎです。
以前から、このブログで書いているように、江角マキコさんが出いるシャンプーのCMのように、良く洗うとなってくる症状です。と言いますか、皮脂を取り過ぎるようなシャンプーで、皮脂を取り過ぎるようなシャンプー法を採るとこうなってくるのです。

今現在、頭皮をシャンプーで良く洗わないと痒みが出るとか、匂いが気になると言う方は、相当ヤバいと思った方が良いです。すでに、何か毛の状態や調子が良くない症状が出ているかもしれません。

早めに、ご自身本来の頭皮の状態を取り戻さないと、将来的にとても危険です。