育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



頭皮の状態を安易に考えている

私がこの仕事=育毛のカウンセラーをやり始めて15年以上時間が経過します。当初の2年か3年くらいは右も左も分からなかったので、ご指導を受けながら仕事をしていました。

でも、そんな右も左も分からない状態であっても、ご相談をお受けしていて感じていたことは、その当時も今も変わりません。それは、あまりにもご自身の頭皮のことを安易に考えている人が多いってことです。そして、簡単にご自分は何もせずに毛を取り戻したいと思っていらっしゃることが多いことです。

脂漏性湿疹・皮膚炎を安易に考えている

頭皮を安易に考えている人が多い症状には、脂漏性湿疹や皮膚炎があります。相談室にお越しになる人の場合は、私が直接見ますから大きく違えることはありません。どう判断して良いのか分からない場合には、簡単なケアをご自宅で行って頂き、1週間か10日後くらいに再度お越しいただき確認するとほぼ間違いなく、どういう風にケアを行っていけば良いのか判断が付きます。

ところが、メールや電話でのご相談の時に一番苦労するのです。特に、ここ4年5年くらいで、そんなご相談者が急激に増えました。たぶん、皮膚科に行って脂漏性湿疹とか皮膚炎と診断されてニゾラールローションやステロイド系の薬を処方されている人が多いことでしょう。

どうして、こんな頭皮の人が増えたのかと言うと、皮脂を摂りすぎている人が多いことと食習慣が悪い人が多いことが影響しています。TVCMや雑誌なんかでも、ヘッドスパが告知されています。その影響がとても大きいのです。

このヘッドスパに大きな問題があります。
まず、ヘッドスパとはどういう意味なんでしょうか?この言葉の定義を考えてみます。

ヘッドとは「頭」のこと。スパとは「温泉での療養」のこと。
言葉通りに定義すれば、頭を温浴して緊張を解して老廃物を排泄してあげること。と言えるでしょうか?

この言葉通りの「頭皮の温浴」をするヘッドスパを実施している製品や美容院・エステは、どれだけあるでしょう?
たぶん、ありません。

「h&s」と言うヘアケア製品なんかは、温浴するのではなくヘアケア製品で頭皮と髪を洗いますから、本当のヘッドスパからは程遠いです。たぶん、美容院やエステのヘッドスパも、トリートメントや何らかのヘアケア製品を使うでしょうから同様では?と推察します。

ところが、多くの方は宣伝の影響もあるでしょうし、美容師さんやエステティシャンの方々のお話もあるでしょうから、ヘッドスパで頭皮に良いことをしているのだと思わされているのです。
その為、ご自分の頭皮が悪くなっている、とても状態が悪いとは微塵も思っていらっしゃらないのです。

そんな人が、メールやお電話でご相談下さると、ご自身のことを状態が悪いとは全く思っていらっしゃらないのですから、ご相談内容もそんな内容になってしまいます。

本当は悪い状態なのに、そんなことを記述していない相談内容に回答すると、悪い状態の回答とかけ離れたものになってしまい、実際にケアを始めると「あれ?何故そんな状態が出てくるの?何故脂漏性湿疹や皮膚炎のような症状が出てくるの?」ってなことになってしまいます。

脂漏性湿疹や皮膚炎なら、それ向けのケアをしないといけないし、頭皮のケア以外にも注意しなければならない普段の習慣があり、この習慣がとても大事になってきます。その上一筋縄ではいかないので、かなりの年月をかけてじっくりと取り組んでいかないと改善しなくなってしまいます。

実際に、現在脂漏性湿疹・皮膚炎の方の場合、薬を使っていらっしゃるでしょうが、症状を抑えることが出来ても、中々治らないのが現状ではないでしょうか?

ですから、つい最近からメールやお電話でのご相談の場合は、ご相談者の話を裏読みして相当状態が悪いことを前提にして回答するようにしています。その方が、間違えることがないのです。

簡単に取り戻そうとしてこじらせる

次に難儀するのが、簡単に取り戻そうとして難儀な状態にしてしまったご相談です。これは何故か女性に多いです。

ミノキシジルタブレットを飲んで、ミノキシジル系の育毛剤を頭皮に使って治そうとするのです。確かに急性的な効果があるので、当初は見違えるように効果に繋がる人はいらっしゃいます。
が、その効果は、薬の力での効果なので、薬を止めれば抜けてしまうし、薬を続けても効かなくなっていくので、にっちもさっちもいかない状態になってしまう場合がほとんどなのです。

これら二つに、皮膚科医や美容外科の医師が絡んでくると大変です。
その時の効果しか知らない場合が多く、長い間薬漬けになっていても、それが現代の標準的な医療なので悪いなんて思っていらっしゃいません。

薬漬けになって苦しい思いをして、初めて薬が毒だと認識されるようですが、それでは遅すぎるのです。
そんなご相談者が続くのを見てみると、今の医療やマスメディアの情報・ネット上に出てくる情報って、どこかおかしく感じてしまいますね。

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