育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



先週の金曜日夜(9月2日20時頃)表題のようなご相談の電話を頂いた。

60歳台の年配の男性でした。
「お答えする前に少しお聞きしたいことがあるので30分か40分お時間を取れますか?」
と聞くと

「そんなに時間がかかるの?最近抜け毛が増えて透けて見えるようになってきたから、どうしたら良いのか聞きたいだけなんだけど」
とのお返事がありました。

多くの人は、抜け毛が増えたり薄くなってくると「この方と同じようなこと」を聞きたがります。

私は以下のように答えました。
「薄くなるのと言うのは、色々なことが絡んでいるので「今していること」「今使っているもの」だけでなく「過去に使っていたもの」「過去にしていたこと」「環境やお仕事」「体質」や「年齢的なことから体の調子や飲んでいる薬やサプリメント」色々お聞きしないと【こうすれば良い】と言うことは何も言えません。だから時間がかかるのです」

この方のお返事は以下の通り
「近くの薬局に行って薬剤師に聞くから良いです。」
とのことでした。

まあ人間痛い目に会わないと「分からないし、真剣に聞く耳を持って頂けない」ので、「そうですか。それではそうしてください」と言って電話を切りました。

薬剤師に聞けばどんな答えが返ってくるのかは想像がつきます。
たぶん「ああ、それなら○○か最近発売された▲▲が良いよ。発毛をお望みなら○○で、抜け毛を減らすなら▲▲ですね。」と言う答えしか返ってこないでしょう。

薬剤師は、相談された内容から一番適当と思われる成分が使われている製品を進めます。
それはそれで一面的には間違っていません。

発毛させるなら
抜け毛を減らすなら

この2点に必要な成分の製品を進めているのですが、この2点を解消しても「薄毛」は治らないのです。

たぶん、この男性は薬剤師から進められた製品を買って使うでしょう。
そして、たぶん10月頃には抜け毛は減ってくるので、薬剤師に「おかけで抜け毛が減ってきたよ」とお礼の言葉をかけると思います。

でも、薄毛が治らないので「どうしてなんだ」と疑問に感じるように時期がくるでしょうね。

反対に、もっと急激に抜け毛が増えて「なんだよ。抜け毛が減らないじゃないの」と薬剤師に怒るかもしれません。

その上「頭皮が赤くなってきているが大丈夫だろうか?」と疑問に感じるかもしれません。

この方は60歳台なので、「もう良いわ。あきらめる」となる可能性が高いですが、この方が20才代や30才代の場合には、ここから育毛の地獄が始まる場合が多いです。

薬剤師は、薬品のことを知っているスペシャリストです。だから、その薬品がどのように効くはよく知っています(そのはずです)。

でも育毛のことは知りません。全くの素人です。

これは。理美容師も同様です。
カットやカラーやパーマのスペシャリストと育毛のスペシャリストは違うのです。

ここを履き違えないで欲しいし、ごちゃ混ぜにしないで下さい。

自分の「師」を売りにしている場合もありますが、これをまともに信じると痛い目に会いますよ。

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