1ヶ月に1回カラーを10年続けたら頭皮を痛めるのが当たり前です。

相談者情報 / 2011年12月13日 17時06分28秒

カラーを1ヶ月に1回続けたら、そりゃ駄目でしょ。

先日、ご相談にいらっしゃった方の話です。10年近く1ヶ月に1回カラーを続けたいたらしいです。私は「そりゃ、それだけ頻繁にカラーを続けていたら頭皮が傷むのが当たり前です。カラーをする時沁みませんでしたか？」とお聞きしました。

すると、

カラーをすると沁みるけど、美容師さんから、『カラーをしても毛が抜けないからハゲないですよ』と助言されたらしいのです。
そんなアホな？と思いますよね。
いまだにカラーをしてもハゲないと思っている美容師さんがいらっしゃるとは、とても驚いてしまいます。

カラーを続けていると髪が傷みますよね

カラーを続けていると、髪自体が傷んできますよね。これは、皮膚と同じ角質を痛めているのです。タンパク質を変性させていると言っても良いでしょうね。

沁みることが多いのですから、毛よりも柔らかくて、かつ穴の開いている毛穴からだと、固い髪に浸透する染料を含むカラー剤は、いとも簡単に毛穴の奥深くまで入っていきます。

そして、髪を傷めるのですから、当然のように毛を支えている部位や毛を作り育てる組織を痛めるのです。

こんなことは、どんな薬剤を使っているから大丈夫で、どんな薬剤を使っているから駄目なんてことで判断しているから、「カラーをしてもハゲない」なんていう話になってしまうのです。

抜けるからハゲるのではない

また、毛は抜けるからハゲるのではないし、薄くなるのではありません。ここを間違っているから『カラーをしても毛が抜けないからハゲないですよ』となってしまうのです。

カラーをしても、その時生えている毛にはほぼ悪影響を及ぼしません。毛質が悪くなるくらいです。が、カラーを定期的に続けていると、次世代の毛から段々と影響が及んでくるので、毛の生え代わるサイクルに沿って薄くなっていき、最終的にハゲていくのです。

ただし、今回のご相談者は見た目以上に皮脂の分泌が多い上に、毛を育てる力がかなり強い部類に入っている人だったので、10年近く持ったのです。

この人が皮脂の分泌が少ないタイプで、毛を育てる力弱かったら、2年3年くらいで毛を無くしていた可能性が高いのですね。

くれぐれも美容師さんの言う育毛情報やヘアケア情報にはご注意くださいね。