アルコール基材である育毛剤で頭皮のケアを行うと頭皮を駄目にする最近の女性向けの育毛剤の広告に、育毛剤で頭皮のケアを行うようなものが見られます。
実際、相談にお越しになる女性の中には、その広告の育毛剤を使っていらっしゃる人が多いので驚きますね。
薄毛の人の頭皮には向かない育毛剤は、アルコール基材です。基材と言うのはアルコールの濃度が濃いことを言い、アルコールを使っていると言う意味ではありません。
このことは理解して欲しいですね。成分表記でエタノールと表記されていると思いますが、表記されているだけでは、濃度は分からないのです。
が、育毛剤は濃度が濃いから育毛剤として認められているのです。が、成分を抽出する際には、アルコール抽出することがほとんどなので、濃度が低くても成分表記をすればエタノールと出てきます(それも上位に出てきます)。
頭皮に痛みや炎症・うっ血・弱り・荒れにはアルコールは刺激が強過ぎ私のところでは、あまりにも頭皮の異常がひどい場合には、エタノールを含んでいるものは一切使いません。成分的な濃度は低くなりますが、そのくらいでないと頭皮が正常に戻らないからです。
ある程度頭皮が正常に戻り始めたのを見計らってから、育毛剤よりエタノールの濃度の低いローションタイプのものを使うようにして、段々とケアのレベルを上げていくようにしています。
が、最近の男性・女性の薄毛の中には、本当に頭皮が弱り過ぎていて、何もできない人が増えているのです。
育毛剤の広告に乗せられ過ぎたぶん、育毛剤で頭皮のケアをするような広告が多いものだから、それを信じて使っているのだろうと思います。
新聞広告をスクラップしているのですが、定期的に掲載される女性をターゲットにした育毛剤の告知分に大きな変遷があります。1年2年と見ていると、移り変わりが良く分かりますね。
最初は、抜け毛予防と発毛を売りにしていた2年くらい前までは、抜け毛予防と発毛を売りにしていたのですが、ここ半年くらいで大きく変化して、頭皮のケアを売りにするようになってきているのですね。
広告だから何でもありか!
なんて思ってしまいますが、薄毛の人は頭皮のケアを育毛剤で絶対にしないで下さいね。理由は上記の通りですから。
| Trackback ( )
|