以前は(と言っても4年か5年ほど前までの話だけど)、「薄毛を改善するには頭皮が大事だ!」なんて訴えているところは、ほとんどありませんでした。
売っているもの、やっていることが変わらないのにが、ここ2年3年でしょうか。今まで「皮脂が!皮脂が!」とか、「毛根が!毛根が!」とか、「男性ホルモンが!男性ホルモンが!」と訴えていたところや製品が、売っているものや、やっているケアが変わらないのに、いきなり「頭皮が!頭皮が!」「スカルプケア、スカルプケア」と言い始めているのに驚きます。
ヘッド・スパもおかしい
最近流行のヘッド・スパにしても、今までの美容室でやってきたことの延長線上にあるのだから、本当にヘッド・スパになっているのか?疑問が多いですね。
美容院で行うヘアケアの基本は何?
いわずと知れたことです。美容院では、髪の毛を綺麗に見せるヘアケアを行うのが美容院でのケアのはず。根本的なところを綺麗にするのではなく、あくまでも綺麗に見せることが主目的なのです。
髪は死んだ組織の集まり
だって、よく考えてみて下さい。“あなた”の髪を切ったり、折ったりすると痛いでしょうか?血が出るでしょうか?出ないですよね。死んだ組織に色々するから、使用前の状態が、使用後の状態に急変するわけです。死んだ組織の集まりだから、急変しても何も感じないの当たり前です。
また、そうでないと多くの女性のお客さんが納得しないです。何の為にお金を使うのかというと、綺麗に見えるようになる為だから。
どう言うことかと言うと、顔に例えると、髪にメイクを施すようにして、何かを残すわけです。だから、使用前が使用後になるのです。
ヘッド・スパだって、温水で頭を洗ってもらう訳だから気持ちが良いのは当たり前です。問題は、皮脂をとり過ぎたり、はたまた髪を綺麗に見せるためにいろんなものを残すようなことをしているのではないか?と言うことです。
美容院に通っていて薄くなっている
皮脂を取り過ぎたり、何かを残すようなケアをしていると、抜け毛は減ります。減った状態が長年続いていると、毛の本数が減ってくるし、毛も細くしか育たなくなってきます。
年齢の為ではない
「年をとっていくから、そうなるのだ」とおっしゃる美容師さんは多いけど、本当はそうなんでしょうか?「抜け毛が減ることが良いことだから」と間違った認識を持っていての判断なんだから、そっちのほうがおかしいと言えますね。
そう、ヘッド・スパを行って、頭皮を弱らせてしまったから、抜け毛が減って、何年も経ってから、毛が細くなり、本数が減ってきているのだから、決して年齢の為なんかじゃないのです。
まあ、だから基本的に美容師さんや理容師さんの言うことは信じてはいけないし、髪のおしゃれのプロではあっても、頭皮や育毛に関しては素人なんですね。この履き違えをしている人が本当に多いので、間違えないようにしましょう。
頭皮のケアとか、スカルプケアとは
そうなんですね。頭皮に何も残さずに、育毛を阻害している過去のケアヘア製品やカラー剤・育毛剤の残留物を取り除いてあげることなんですね。決して、皮脂を取るのでもなければ、男性ホルモンに対することでもないのです。
もっと言えば、頭皮が本来の状態に戻りやすい環境を整えてあげることが、スカルプケアであり、頭皮のケアなんです。いろんなものを残したり、入れ込んだりしていると、頭皮はお疲れモードになってしまうのです。
これを単に洗えば良いなんて考えないで下さいね。目的を間違ったケアをしないで下さいね。
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