今回は1年程度前にご相談にいらっしゃった脂漏性湿疹・皮膚炎じゃないか?と思われる女性のご相談者です。
以下の写真はつむじ周辺を撮ったものですが、フケがかなり出ていて赤みがかっていました。ご本人は「頭皮が痒くてしかたがない」とおっしゃっていましたので、脂漏性湿疹・皮膚炎の症状そのものでした。
【脂漏性湿疹・皮膚炎じゃないこともある】
弊社では、脂漏性湿疹・皮膚炎かもしれないな?と感じた時は、症状が一番悪くなっている部位に脂漏性湿疹・皮膚炎だと思われる時に使う製品をその部分に使ってみます。
この女性の場合は、上記の写真の分のフケが消えて・赤みも薄らぎ・その部分の痒みも消えたのです。こんな症状の変化があると、たいていは脂漏性湿疹・皮膚炎を発症している可能性が高いので、そんな症状向けのケアを行います。
ところが、脂漏性湿疹・皮膚炎向けの製品を使ってみても症状が軽減しない場合があるのです。そんな人は皮膚科で出される薬を使っても症状が軽減しないのです。
こんな場合は、頭皮の温浴のみを行ってみます。するとたいていの場合は、シャンプー・石鹸シャンプーやトリートメント・スプレー・ジェル等々のヘアケア製品が頭皮に残留していることが多く、お湯を溜めている槽が洗濯槽のように泡立つのです。それらが全て取れてしまうと、見違えるように頭皮が綺麗になって、フケも赤みも痒みも無くなってしまうのです。
脂漏性湿疹・皮膚炎か確認する
皮膚科を回りいくら薬を使っても脂漏性湿疹・皮膚炎が治らない場合、ヘアケア製品の残留が影響していることが多いので、念入りにお湯だけで頭皮を洗ってみて下さい。もしかしたら、あっけなく症状が軽減して治ってしまうかもしれません。あくまでのヘアケア製品が残留している場合のことなので、本当の脂漏性湿疹・皮膚炎だとお湯洗いをすると症状が悪化しますよ。ご注意ください。
あっけなく脂漏性湿疹・皮膚炎が軽減する
元々脂漏性湿疹・皮膚炎は、ご自分が分泌する皮脂や皮膚常在菌の影響で出ている症状なので、難治性の皮膚疾患と言われています。
その為、中々治らないし軽減しない皮膚の病気です。
ところがこの女性の場合、脂漏性湿疹・皮膚炎向けのケアを行ったところ、半年程度で軽減してしまい。全く症状が出なくなったのです。
ケアさえ間違わなければ、女性は比較的早く軽減するように感じていますが、男性は長くかかる場合が多いです。
今まで一番悪化している脂漏性湿疹・皮膚炎の人を見たのは、女性でした。その方は30歳の頃から20年以上皮膚科に通って、脂漏性湿疹・皮膚炎の薬を使っていました。
その方自身のご相談で弊社にいらっしゃったのではなく、その女性のお嬢さんのご相談の付き添いでいらしゃったのです。お使いになっていた薬はステロイド系の薬で、弊社にいらっしゃった時には、脂漏性湿疹・皮膚炎の症状は出ていませんでしたが、髪の毛はほぼ無い状態でした。
薬の長期使用の怖さを垣間見た思いですね。その女性は「ステロイドの長期使用が駄目なのを知らなかった。」と後悔されていました。が、今はどうか知りませんが、保険医療の標準治療ですから皮膚科の先生には罪はないです。
弊社で脂漏湿疹・皮膚炎のケアをされている方で一番長い方は、14年ケアを続けられています。大量の抜け毛が中々減らなかったのに、最近は少し減り気味になり、症状が出ているのが後頭部だけになり、全体的に髪の毛は増えてきていますね。もう少ししたら、ケアを始める前以上に髪の毛が増えるようになりそうです。