一昔前までは、カラーをしても薄毛にはならないと美容師や理容師は主張していました。
最近は、あまり言わなくなってきました。それどころか、カラーや縮毛矯正が原因だと言う相談者が増えてきました。
表現方法の問題もあると思うのだが、現実にはカラーをしたからと言う理由では、薄毛にはなりません。カラーをしても、その時カラーをした生えている毛が細くなったりするわけではないからです。
でも、普通は、
- カラーを定期的に繰り返していたり、
- 縮毛矯正を定期的に繰り返していたり
- カラー以外にもトリートメントをしたり、
- 目的の違うヘアケア製品をたくさん習慣的に使っていたり、
- 環境や体質が悪かったりして、
ある時に、カラーがきっかけになって薄くなることはあります。
上記以外にもいろいろな要因(個別には違いますので「○○」とは言い切れません)が重なることで、いつ薄くなってもおかしくない状態になっている時に、たまたまカラーをする(刺激や作用が非常に強いので)と、その刺激や作用の為に抜け毛が増えて薄毛になることが多いだけなのです。
だから、「カラーを止めても」「縮毛矯正を止めても」薄毛の進行が急に止まることもなく、ましてや回復することもないのです。
今見えている現象や症状だけしか見ていないと、何が本当のことなのか分からなくなります。
同じように、プロセスや経過を見ずに、結果だけを追い求めたり、結果だけしか見ないような見方だと、何が本当か分からなくなります。
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